現役時代終盤
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 09:18 UTC 版)
1968年ごろから引退が近づき始めた。同年1月から7月まで大鵬が休場続きでチャンスと言える状況においても糖尿病の影響で満足に稽古ができない状況にあり、当時の雑誌にも「なぜ稽古をしないでタバコを吸っているのか。」と酷評される始末であった。成績も引退まで9勝から10勝程度の勝ち越しが常になり、1968年11月場所に11勝の成績を上げたのが柏戸の最後の活躍となった。 1969年7月場所の初日、柏戸は高見山に押し込まれて土俵際から叩き込みで辛勝したが、2日目には麒麟児に吊り出しで敗れ、3日目には朝登に左喉輪から一気の押し出しで連敗したことで体力の限界を感じ、現役引退を表明した。あと1勝で幕内勝利数が600勝に達するというところであった。
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