与謝野晶子訳源氏物語
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二回目(三回目)の翻訳(「新新訳源氏物語」)
現在通常流布しているのは与謝野晶子晩年の1938年(昭和13年)10月から1939年(昭和14年)9月にかけて「新新訳源氏物語」(第一巻から第六巻まで)として金尾文淵堂から出版されたものである。
企画の成立と変遷
1932年(昭和7年)この翻訳を思い立ったとされる。その理由としては前の翻訳「新訳源氏物語」が抄訳であることなど不十分であると思われたことなどがあげられている。唯一与謝野晶子の生前に刊行され、与謝野晶子自身がその編集に関与した『与謝野晶子全集』である改造社版『与謝野晶子全集』全13巻が1933年(昭和8年)9月に刊行が開始され、1934年(昭和9年)8月に完結した。が、「新新訳源氏物語」は当初この全集の増巻として刊行することを考えていたらしく、1934年(昭和9年)12月発行の『冬柏』第5巻第1号において同全集の増巻として「新新訳源氏物語」の刊行が予告されている。
1935年(昭和10年)に入って与謝野寛が病に倒れた後も晶子は病床の夫の側で看病の傍ら書き進められていたものの、1935年(昭和10年)3月26日に夫与謝野鉄幹が62歳で死去してしまったことにより、このとき橋姫まで書き上げ、若菜まで清書を完了していたとされる新々訳の原稿は約2年間放置されることになった。1936年(昭和11年)になって「新訳源氏物語」を刊行した金尾文淵堂と「新新訳源氏物語」の刊行について話をしたことにより、1937年(昭和12年)秋に執筆を再開した。このようにして1938年(昭和13年)10月になって第1巻刊行にたどり着いた。その後1939年(昭和14年)7月6日に脱稿。1939年(昭和14年)9月、第6巻(最終巻)が刊行された。
1939年(昭和14年)10月には完結を記念した完成祝賀会が上野精養軒において開催されたりしたものの、同時期に刊行された谷崎潤一郎訳源氏物語が歴史ある大出版社である中央公論社から出版され多くのメディアで大々的な宣伝を繰り広げたのに対して、金尾による個人事業的性格の強い「金尾文淵堂」から出版された与謝野源氏は派手な宣伝活動を行うことが出来ず朝日新聞と毎日新聞に1回ずつ小さな広告を出しただけであった。このような状況の下で与謝野家の子供たちは谷崎源氏の派手な広告が晶子の目に触れることを避けようとしていた思い出を語っている。このような宣伝活動の少なさからせっかくの改訳が単なる新訳の再版であると思われることもしばしばであったという。その結果おそらく一千部程度しか売れなかったであろうとされ[66]、晶子自身、小林天眠への手紙の中で「死後にでも売れ申すべしと期し居り候」と書き送っている[67][68]、
国文学全集版源氏物語
1937年(昭和12年)2月に非凡閣から澪標巻から雲隠巻までの与謝野晶子による『源氏物語』の現代語訳を収めた『現代語訳国文学全集 第五巻 源氏物語 中』が刊行されている。この国文学全集版源氏物語は、桐壺から明石、までを収めた上巻(1936年(昭和11年)11月刊行)と匂宮から夢浮橋までを収めた下巻(1938年(昭和13年)10月刊行)は窪田空穂によるものである。この非凡閣の国文学全集版源氏物語は、当初は『源氏物語』全体を窪田一人が仕上げる予定であったと見られる[注釈 3]が、窪田の体調のことなどから窪田一人で全体を完成させるのは無理であろうということになり結局中間部分を与謝野晶子が担当するようになったと見られる[69]。与謝野晶子が本書を担当することになった経緯は不明ながら、「新訳源氏物語」・「新新訳源氏物語」とこの与謝野晶子が担当した部分の「国文学全集版源氏物語」を比較すると、「新訳源氏物語」よりはずっと「新新訳源氏物語」に近いものであることから、執筆途中であった「新新訳源氏物語」の原稿をこの国文学全集版のために流用したか、あるいは逆に国文学全集版執筆の成果が「新新訳源氏物語」に反映していると見られる[70]。
谷崎源氏と与謝野源氏
谷崎潤一郎による『源氏物語』の現代語訳は三回行われているが、そのうち最初の谷崎源氏は与謝野晶子によるこの「新新訳源氏物語」と相前後する時期に執筆され、出版されている。谷崎潤一郎による『源氏物語』の現代語訳が執筆されたきっかけとして、1960年(昭和35年)ころに谷崎の妻谷崎松子が伊吹和子に語ったところによると、松子が谷崎に対して語った「お茶やお花やピアノのお稽古などと同じように、自分も教養の一つとして『源氏物語』を読みたいが、原文のままでは難しすぎるし、いまある訳本も学問的な物でいまひとつわかりやすいものがみつからない。与謝野晶子訳もわかりやすいがダイジェストである。自分や妹のような女性が読めるような現代語の全訳で、嫁入り道具になるような豪華な源氏物語の本が欲しい」という要望に対応するためであるとしている[71][72]。谷崎は、自身の現代語訳源氏物語を執筆するにあたって湖月抄などの伝統的な注釈書、当時発刊されたばかりの吉澤義則による当時最もよく使われた代表的な注釈書である『対校源氏物語新釈』、アーサー・ウェイリーの英語訳源氏物語などとともに与謝野晶子の「新訳源氏物語」を手元に置いて参照していたとされる。
源氏物語礼讃歌
与謝野晶子の新新訳源氏物語では、各帖の冒頭に与謝野晶子自身の讃歌が付されている。この讃歌の最初の原型は「中央公論」編集主幹の瀧田樗陰の勧めによって1919年(大正8年)12月30日の朝に作られたものと考えられている。このとき与謝野晶子の脳裏にあったのは、小林一三の自宅で見た「上田秋成の源氏五十四帖の歌の屏風」であったとされる。当初これはごく親しい人に個人的に送るためのものであった。その後完全を志しての推敲が重ねられ、「屏風」・「短冊」・「歌帖」・「巻物」などさまざまな形態での配布が行われた。
- 逸翁美術館蔵「源氏物語短冊五十四枚」(大正9年1月25日付小林一三宛書簡付き)
- 京都府立総合資料館小林天眠文庫蔵・晶子和歌短冊『源氏物語五十四帖』(大正9年春4月日付)
- 天理大学附属天理図書館所蔵・歌帖「源氏物語の巻々を詠める短歌五十四首」(大正巳未夏日付)
- 京都府立総合資料館小林天眠文庫蔵・晶子歌帖『源氏物語礼讃』(制作年月日不明)
そのような経緯を経て1922年(大正11年)刊行の第二期『明星』に「源氏物語礼讃」として掲載され、初めて活字化される。さらに1924年(大正13年)5月刊行の家集『流星の道』(新潮社)に「絵巻のために 源氏物語」として掲載される。このようにして形成されてきた「源氏物語礼讃」が新新訳源氏物語の各帖の冒頭をかざることとなったのである。後にはほぼ同じものが1939年(昭和14年)10月に開催された「新新訳源氏物語完成記念祝賀会」において『源氏物語礼讃』(昭和14年9月)として参加者に配布されている[73][74][75]。
晶子没後の刊行
本「新新訳源氏物語」は、晶子の生前にはほとんど売れなかったのとは対照的に、与謝野晶子自身が「死後にでも売れ申すべしと期し居り候」としていた通り、同人の没後に以下のようにさまざまな出版社からさまざまな形で刊行されて広く普及することとなった。そのため集計データによっては晶子の生前には与謝野訳よりはるかに売れたとされる谷崎源氏よりも売れているとされることもある。
- 日本文庫版 全6冊 巻分けは初刊本と同じ
- 世界文学選書版 全4冊 桐壺から蓬生、関屋から若菜上、若菜下から総角前半、総角後半から夢の浮橋
- 三笠書房2冊版 全2冊 桐壺から若菜上、若菜下から夢の浮橋
- 発行所 三笠書房
- 刊行 1950年(昭和25年)9月、10月
- 判型 B6判
- 装丁 藤岡光一
- 三笠文庫版 全7冊
- 角川文庫版 全7冊
- 日本国民文学全集版 全2冊 第3巻(桐壺から若菜上)、第4巻(若菜下から夢の浮橋)
- 発行所 河出書房
- 判型 A5判
- 刊行 1955年(昭和30年)9月、10月
- 上巻には久松潜一による「解説」、下巻には晶子自身による「あとがき」、もともと新訳に付されていた森鴎外と上田敏による「序文」、久松潜一による系図と年立が付されている。
- 日本国民文学全集古典編版 全2冊 第3巻(桐壺から若菜上)、第4巻(若菜下から夢の浮橋)
- 日本文学全集版 全2冊 第1巻(桐壺から若菜上)、第2巻(若菜下から夢の浮橋)
- 判型 B6変判
- 発行所 河出書房新社
- 刊行 1960年(昭和35年)7月、8月
- 定本現代語訳源氏物語 判型 B5判
- 全2冊 上巻(桐壺から藤のうら葉)、下巻(若菜上から夢の浮橋)
- 発行所 日本書房
- 刊行 1962年(昭和37年)2月、3月
- 国民の文学版 全2冊 三 上巻(桐壺から若菜上)、四 下巻(若菜下から夢の浮橋)
- 判型 B6判
- 発行所 河出書房新社
- 刊行 1963年(昭和38年)7月、9月
- 豪華版日本文学全集版 全2冊 一 上巻(桐壺から若菜上)、二 下巻(若菜下から夢の浮橋)
- 判型 B6判
- 発行所 河出書房新社
- 刊行 1965年(昭和40年)6月、7月
- カラー版日本文学全集版 全2冊 二 上巻(桐壺から若菜上)、三 下巻(若菜下から夢の浮橋)
- 判型 A5判
- 発行所 河出書房新社
- 刊行 1967年(昭和42年)1月、2月
- 河出書房新社3冊版 全3冊 上(桐壺から乙女)、中(玉鬘から幻)、下(匂宮から夢の浮橋)
- 判型 A5判
- 発行所 河出書房新社
- 刊行 1969年(昭和44年)5月、6月、7月
- カラー版現代語訳日本の古典版 全2冊 三 上巻(桐壺から若菜上)、四 下巻(若菜下から夢の浮橋)
- 判型 A5判
- 発行所 河出書房新社
- 刊行 1971年(昭和46年)2月、3月
- 角川文庫 改版 全3冊 上(桐壺から乙女)、中(玉鬘から幻)、下(匂宮から夢の浮橋)
- 日本古典文庫版 全3冊 上(桐壺から乙女)、中(玉鬘から幻)、下(匂宮から夢の浮橋)
- 判型 B40判
- 発行所 河出書房新社
- 刊行 1976年(昭和51年)1月
- 「源氏物語ふぁんたじいい 桐壺」
- 判型 B5判
- 発行所 青也書店
- 刊行 1977年(昭和52年)1月
- 備考 桐壺巻のみ
- 現代語訳日本の古典改装版 全2冊 三 上巻(桐壺から若菜上)、四 下巻(若菜下から夢の浮橋)
- 判型 A5判
- 発行所 河出書房新社
- 刊行 1979年(昭和54年)5月
- 日本古典文庫版新装版 全3冊 上(桐壺から乙女)、中(玉鬘から幻)、下(匂宮から夢の浮橋)
- 判型 B40判
- 発行所 河出書房新社
- 刊行 1987年(昭和62年)12月
- 全1冊版「源氏物語全五十四帖」
- 判型 B5判
- 発行所 河出書房新社
- 刊行 1988年(昭和63年)1月
- 「新訳源氏物語」鉄幹晶子全集版 7・8
- 判型 A5判
- 発行所 勉誠出版
- 刊行 2002年(平成14年)1月、2月
- デカ文字文庫版 全15冊
- 判型 A5判
- 刊行 2005年(平成17年)10月から2006年(平成18年)2月
- 発行所 舵社
- お風呂で読む文庫版 全14冊
- 判型 文庫版
- 発行所 フロンティアニセン
- 刊行 2007年(平成19年)2月から2010年(平成22年)3月
- 角川文庫 新装版 全5冊
- 判型 文庫版
- 発行所 角川書店 角川文庫
- 刊行 2008年(平成20年)4月、5月
- 源氏物語千年紀記念刊行
- 「新新訳源氏物語」鉄幹晶子全集版 28・29・30
- 判型 A5判
- 発行所 勉誠出版
- 刊行 2009年7月から2010年2月
自筆原稿の公開
新新訳源氏物語の自筆原稿は、京都市の鞍馬寺、大阪府の堺市立文化館与謝野晶子文芸館などに所蔵されている[76]。これらは源氏物語千年紀などをきっかけとして順次国文学研究資料館の近代画像データベースの一環としてネット上で公開されることになった[77][78][79][80][81][82][83]。
注釈
出典
- ^ 2000年(平成12年)1月9日付け朝日新聞日曜版「名画日本史 源氏物語絵巻」のち朝日新聞日曜版「名画日本史」取材班「源氏物語絵巻」『名画日本史―イメージの1000年王国をゆく 第1巻』朝日新聞社出版局、2000年(平成12年)9月、p. 11。 ISBN 978-4-0225-8670-4
- ^ 与謝野晶子「読書・虫干・蔵書」『光る雲』実業之日本社、1928年(昭和3年)7月。のち『鉄幹晶子全集 23』勉誠出版、2007年(平成19年)9月。 ISBN 978-4-585-01076-0 『与謝野晶子評論著作集 13』竜渓書舎 2001年(平成13年)5月。 『定本與謝野晶子全集 第19卷 評論 感想集 6』講談社 1981年(昭和56年)1月
- ^ 「朱葉集」『三田文学』1915年(大正4年)11月号。 のち『朱葉集』金尾文淵堂、1916年(大正5年)。 『晶子短歌全集 第3』新潮社、1920年(大正9年)。 『定本與謝野晶子全集 第3卷 歌集 3』講談社、1980年(昭和55年)6月。 『与謝野晶子歌集 特装版』岩波文庫、岩波書店、1997年(平成9年)2月。 『鉄幹晶子全集 15』勉誠出版、2004年(平成16年)10月 ISBN 4-585-01068-8
- ^ 市川千尋「晶子の歌に見る『源氏物語』」『与謝野晶子と源氏物語』国研叢書 6、国研出版(星雲社)、1998年(平成10年)8月、pp. 107-194。 ISBN 978-4-7952-9216-1
- ^ 清水婦久子『源氏物語版本の研究』研究叢書 292、和泉書院、2003年(平成15年)5月。 ISBN 978-4-7576-0201-4
- ^ 神野藤昭夫「与謝野晶子の読んだ『源氏物語』」永井和子編『源氏物語へ源氏物語から 中古文学研究24の証言』笠間書院、2007年(平成19年)9月、pp. 269-302。 ISBN 978-4-305-70358-3
- ^ 与謝野晶子「紫式部新考」『太陽』1928年(昭和3年)1月・2月号。 のち『与謝野晶子選集 4 晶子古典鑑賞』春秋社、1967年。 『定本與謝野晶子全集 第12卷』講談社、1981年(昭和56年)3月。 『与謝野晶子評論著作集 19 一九二四(大正一三)年から一九二八(昭和三)年』竜渓書舎 2002年(平成14年)11月。
- ^ 日本文学研究資料刊行会編『日本文学研究資料叢書 源氏物語 1』有精堂出版、1969年(昭和44年)。
- ^ 与謝野晶子「紫式部新考」『太陽』昭和3年1月・2月号のち『与謝野晶子選集4』(春秋社)などに所収
- ^ 「三部構成説」阿部秋生編『諸説一覧源氏物語』明治書院、1970年(昭和45年)8月、pp. 221-227。
- ^ 石塚純一『金尾文淵堂をめぐる人びと』新宿書房、2005年(平成17年)3月 ISBN 978-4-8800-8333-9
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- ^ 関礼子「抄訳から全訳化へ 「宇治十帖」の再生」『一葉以後の女性表現 文体・メディア・ジェンダー』翰林書房、2003年(平成15年)12月、pp. 304-330。 ISBN 978-4-8773-7182-1
- ^ 市川千尋「解題 新訳源氏物語」逸見久美編『鉄幹晶子全集 8 新訳源氏物語 下巻の1, 新訳源氏物語 下巻の2』勉誠出版、2002年(平成14年)2月。 ISBN 9784585010616
- ^ 関礼子「生成される本文 与謝野晶子『新訳源氏物語』をめぐる問題系」『一葉以後の女性表現 文体・メディア・ジェンダー』翰林書房、2003年(平成15年)12月、pp. 272-303。 ISBN 978-4-8773-7182-1
- ^ 関礼子「歌/物語/翻訳」伊井春樹監修河添房江編集『講座源氏物語研究 第12巻 源氏物語の現代語訳と翻訳』おうふう、2008年(平成20年)6月、pp. 135-164。 ISBN 978-4-273-03462-7
- ^ 片桐洋一「与謝野晶子の古典研究」大阪女子大学人文社会学部人文学科日本語日本文学専攻編『女子大文学. 国文篇 大阪女子大学人文学科日本語日本文学専攻紀要』第43号、1992年(平成4年)3月、pp. 18-40。のち「与謝野晶子の古典研究 『源氏物語』を中心に」『源氏物語以前』笠間書院、2001年(平成13年)11月、pp. 461-491。 ISBN 978-4-3057-0233-3
- ^ 田坂憲二「桐壺院の年齢 -与謝野晶子の「二十歳」「三十歳」説をめぐって-」佐藤泰正編『源氏物語の愉しみ』笠間ライブラリー 梅光学院大学公開講座論集 57、笠間書院、2009年(平成21年)6月、pp. 53-71。 ISBN 978-4-305-60258-9
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- ^ a b 「大正8年2月付加野宗三郎宛与謝野晶子書簡」逸見久美編與謝野寛・與謝野晶子著『謝野寛晶子書簡集成 第2巻 大正7年~昭和5年』八木書店、2001年(平成13年)7月、pp. 32-35。 ISBN 978-4-8406-9631-9
- ^ 「121 源氏稿料一覧」京都府立総合資料館編『小林天眠文庫展 与謝野晶子・鉄幹と浪漫派の人々―知られざる近代日本文学小史―』京都府立総合資料館、1993年(平成5年)2月13日、p. 75。
- ^ (明治44年11月17日付小林天眠宛与謝野晶子書簡)伊井春樹『与謝野晶子の源氏物語礼讃歌』思文閣出版、2011年(平成23年)4月、p. 84。 ISBN 978-4-7842-1568-3
- ^ 「明治44年11月17日付小林天眠宛与謝野晶子書簡」植田安也子編與謝野寛・與謝野晶子著『天眠文庫蔵 与謝野寛・晶子書簡集』八木書店、1983年(昭和58年)1月、p. 35。 ISBN 978-4-8406-9064-5
- ^ 「明治44年11月17日付小林天眠宛与謝野晶子書簡」岩野喜久代編與謝野晶子著『與謝野晶子書簡集 新版』大東出版社、1996年(平成8年)2月、p. 31。 ISBN 978-4-5000-0621-2
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- ^ (大正2年3月6日付小林天眠宛与謝野晶子書簡)伊井春樹『与謝野晶子の源氏物語礼讃歌』思文閣出版、2011年(平成23年)4月、p. 84。 ISBN 978-4-7842-1568-3
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- ^ 「大正2年3月6日付小林天眠宛与謝野晶子書簡」植田安也子編與謝野寛・與謝野晶子著『天眠文庫蔵 与謝野寛・晶子書簡集』八木書店、1983年(昭和58年)1月、p. 59。 ISBN 978-4-8406-9064-5
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- ^ 「大正2年5月24日付小林天眠宛与謝野晶子書簡」植田安也子編與謝野寛・與謝野晶子著『天眠文庫蔵 与謝野寛・晶子書簡集』八木書店、1983年(昭和58年)1月、pp. 65-67。 ISBN 978-4-8406-9064-5
- ^ 「大正2年5月24日付小林天眠宛与謝野晶子書簡」岩野喜久代編與謝野晶子著『與謝野晶子書簡集 新版』大東出版社、1996年(平成8年)2月、pp. 48-49。 ISBN 978-4-5000-0621-2
- ^ (大正3年1月11日付小林天眠宛与謝野晶子書簡)伊井春樹『与謝野晶子の源氏物語礼讃歌』思文閣出版、2011年(平成23年)4月、p. 85。 ISBN 978-4-7842-1568-3
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- ^ 「大正3年1月11日付小林天眠宛与謝野晶子書簡」岩野喜久代編與謝野晶子著『與謝野晶子書簡集 新版』大東出版社、1996年(平成8年)2月、p. 53。 ISBN 978-4-5000-0621-2
- ^ (大正3年2月9日付小林天眠宛与謝野晶子書簡)伊井春樹『与謝野晶子の源氏物語礼讃歌』思文閣出版、2011年(平成23年)4月、p. 85。 ISBN 978-4-7842-1568-3
- ^ 「大正3年2月9日付小林天眠宛与謝野晶子書簡」岩野喜久代編與謝野晶子著『與謝野晶子書簡集 新版』大東出版社、1996年(平成8年)2月、pp. 53-54。 ISBN 978-4-5000-0621-2
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- ^ (大正4年2月26日付小林天眠宛与謝野晶子書簡)伊井春樹『与謝野晶子の源氏物語礼讃歌』思文閣出版、2011年(平成23年)4月、p. 85。 ISBN 978-4-7842-1568-3
- ^ 「大正4年2月26日付小林天眠宛与謝野晶子書簡」岩野喜久代編與謝野晶子著『與謝野晶子書簡集 新版』大東出版社、1996年(平成8年)2月、pp. 86-87。 ISBN 978-4-5000-0621-2
- ^ 「大正4年2月26日付小林天眠宛与謝野晶子書簡」植田安也子編與謝野寛・與謝野晶子著『天眠文庫蔵 与謝野寛・晶子書簡集』八木書店、1983年(昭和58年)1月、pp. 102-103。 ISBN 978-4-8406-9064-5
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- ^ 「大正4年12月3日付小林天眠宛与謝野晶子書簡」植田安也子編與謝野寛・與謝野晶子著『天眠文庫蔵 与謝野寛・晶子書簡集』八木書店、1983年(昭和58年)1月、p. 129。 ISBN 978-4-8406-9064-5
- ^ (大正5年6月2日付小林天眠宛与謝野寛書簡)伊井春樹『与謝野晶子の源氏物語礼讃歌』思文閣出版、2011年(平成23年)4月、p. 86。 ISBN 978-4-7842-1568-3
- ^ 「大正5年6月2日付小林天眠宛与謝野寛書簡」植田安也子編與謝野寛・與謝野晶子著『天眠文庫蔵 与謝野寛・晶子書簡集』八木書店、1983年(昭和58年)1月、pp. 139-140。 ISBN 978-4-8406-9064-5
- ^ 「大正7年3月15日付小林天眠宛与謝野晶子書簡」岩野喜久代編與謝野晶子著『與謝野晶子書簡集 新版』大東出版社、1996年(平成8年)2月、pp. 140-143。 ISBN 978-4-5000-0621-2
- ^ 「大正7年3月15日付小林天眠宛与謝野晶子書簡」植田安也子編與謝野寛・與謝野晶子著『天眠文庫蔵 与謝野寛・晶子書簡集』八木書店、1983年(昭和58年)1月、pp. 198-200。 ISBN 978-4-8406-9064-5
- ^ 「大正7年3月17日付小林天眠宛与謝野晶子書簡」植田安也子編與謝野寛・與謝野晶子著『天眠文庫蔵 与謝野寛・晶子書簡集』八木書店、1983年(昭和58年)1月、pp. 206-207。 ISBN 978-4-8406-9064-5
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- ^ 「大正7年3月27日付小林天眠宛与謝野寛書簡」植田安也子編與謝野寛・與謝野晶子著『天眠文庫蔵 与謝野寛・晶子書簡集』八木書店、1983年(昭和58年)1月、pp. 209-212。 ISBN 978-4-8406-9064-5
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- ^ 「大正7年10月10日付小林天眠宛与謝野晶子葉書」植田安也子編與謝野寛・與謝野晶子著『天眠文庫蔵 与謝野寛・晶子書簡集』八木書店、1983年(昭和58年)1月、pp. 249-250。 ISBN 978-4-8406-9064-5
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- ^ 「大正11年5月14日付小林天眠宛与謝野晶子書簡」植田安也子編與謝野寛・與謝野晶子著『天眠文庫蔵 与謝野寛・晶子書簡集』八木書店、1983年(昭和58年)1月、pp. 356-358。 ISBN 978-4-8406-9064-5
- ^ 与謝野晶子「読書、虫干、蔵書」評論集『光る雲』(1928年7月)所収
- ^ 「大正4年5月11日付小林雄子宛与謝野晶子書簡」岩野喜久代編與謝野晶子著『與謝野晶子書簡集 新版』大東出版社、1996年(平成8年)2月、pp. 91-92。 ISBN 978-4-5000-0621-2
- ^ 「大正4年5月11日付小林雄子宛与謝野晶子書簡」植田安也子編與謝野寛・與謝野晶子著『天眠文庫蔵 与謝野寛・晶子書簡集』八木書店、1983年(昭和58年)1月、pp. 107-109。 ISBN 978-4-8406-9064-5
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- ^ 神野藤昭夫「与謝野晶子の『新新訳源氏物語』の執筆・成立の経緯 - 『現代語訳源氏物語 中』の位相と評価」伊井春樹監修『講座源氏物語研究 第12巻 源氏物語の現代語訳と翻訳』おうふう、2008年(平成20年)6月、pp. 178-184。 ISBN 978-4-273-03462-7
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- ^ 西田禎元「『源氏物語』と与謝野晶子 「源氏物語礼讃」歌をめぐって」『日本語日本文学』第9号、創価大学、1999年(平成11年)3月、pp. 1-17。
- ^ 西田禎元「『源氏物語』と与謝野晶子(II) 「源氏物語礼讃」歌をめぐって」『日本語日本文学』第10号、創価大学、2000年(平成12年)3月、pp. 33-47。
- ^ 鷺水亭 より. ─折々のよもやま話─ 2008年4月28日 (月) 鞍馬寺にある晶子の源氏訳自筆原稿
- ^ 伊藤鉄也「公開開始 与謝野晶子の源氏訳自筆原稿画像データベース」『国文研ニュース』No.19、2010年春、p. 10。
- ^ 鷺水亭 より. ─折々のよもやま話─ 2008年9月 6日 (土) 与謝野晶子と『源氏物語』
- ^ 鷺水亭 より. ─折々のよもやま話─ 2008年9月17日 (水) 与謝野晶子の自筆原稿画像の試験公開
- ^ 鷺水亭 より. ─折々のよもやま話─ 2010年2月20日 (土) 与謝野晶子の『新新訳源氏物語』自筆原稿画像データベース公開
- ^ 鷺水亭 より. ─折々のよもやま話─ 2010年2月21日 (日) 神野藤昭夫先生の晶子がたり
- ^ 鷺水亭 より. ─折々のよもやま話─ 2010年7月16日 (金) 与謝野晶子の源氏訳自筆原稿「夕顔」等を確認
- ^ 鷺水亭 より. ─折々のよもやま話─ 2010年10月26日 (火) 与謝野晶子の自筆原稿『新新訳源氏物語』と『蜻蛉日記』の撮影
- 1 与謝野晶子訳源氏物語とは
- 2 与謝野晶子訳源氏物語の概要
- 3 一度目の翻訳(「新訳源氏物語」)
- 4 二回目の翻訳(「源氏物語講義」)
- 5 二回目(三回目)の翻訳(「新新訳源氏物語」)
- 6 脚注
- 7 外部リンク
- 与謝野晶子訳源氏物語のページへのリンク