人物の呼称
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/01/07 09:19 UTC 版)
「帝塚山大学本源氏物語系図」の記事における「人物の呼称」の解説
人物の呼称について、現在一般的には「玉鬘」と呼ばれている人物を「夕顔尚侍」と、「雲居の雁」と呼ばれている人物を「夕霧大将北方」と、「宇治の中君」と呼ばれている人物を「故郷離るる中君」とそれぞれ呼んでいるなど、九条家本及び九条家本に近い「九条家本系統」とされている一部の古系図においてのみ見られる独特の呼び方を使用しており、この帝塚山短大本においても九条家本系統の呼称を使用していることを確認することが出来る。
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人物の呼称
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/01 08:16 UTC 版)
「与謝野晶子訳源氏物語」の記事における「人物の呼称」の解説
与謝野晶子自身が本書下巻二に付した「新訳源氏物語の後に」において語るところによると、「源氏物語の書かれた重要な人物には、男女とも、すべて名が記されていない。それで従来の読者は、其人物に縁故ある歌の中の語を仮つてその人物の字としているのである。この書にも便宜上おなじく従来の慣例に従っておいた。」としている。しかしながら実際には以下のように本訳においては人物の呼称にはしばしばかなり特徴的な呼称が使用されている。 光源氏を「源氏の君」、紫の上を「紫の君」、葵上を「葵の君」、末摘花を「末摘花の君」のように「○○の君」とする呼称 また皇統の血を引く女性に対しては、「前齋宮の女王」・「常陸の女王」・「紫の女王」と、「○○の女王」という呼称が使用されている。 玉鬘のことを、一般的に使用される「玉鬘」という呼称も使用しているものの、もっぱら原文では願文の中で一回だけ使用された「瑠璃」という呼称を元にして「瑠璃君」や「瑠璃様」といった呼称で呼んでいる。 宇治の大君を総角の巻名にちなんで「あげまきの君」と呼称する。 宇治の大君を「大姫様」、宇治の中君を「小姫様」などとしている。
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