ロマンシング サ・ガ3
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/19 16:32 UTC 版)
登場人物
続編『ロマンシングサガ・リ・ユニバース』のキャラ紹介では彼らのエンディング後の様子が紹介されている。
主人公
以下の8名から選択。前述の「宿星」「得意武器」以外にも「名前」を変更可能。主人公に選ばなかったキャラクターも、パーティメンバーとして加入させることができる場合がある。一度加えたパーティメンバーと任意で別れるには、原則的に町にあるパブの店員に相談する(主人公以外の仲間になる人物(後述)も同様)[8]。「聖王記」には三度目の死食の十余年後、神に選ばれた8つの光が集い、邪悪な者をアビスの彼方に封じるという予言が書かれた節がある[18]。
- ユリアン・ノール
- 肩書:シノンの開拓民、20歳、男性、宿星:歳星
- シノンの開拓民。死食で妹を失っていたがシノンに移住してエレンと出会い[注釈 12]、行動力のある本来の性格を取り戻し、エレンに恋心を抱く。なお、当初はトーマスを金持ちであることを理由に嫌っていたが、死食に伴う飢饉の際に食料を分けてくれたことで見直した。自分が正しいと思う事を行なう正義感の強さを持ち、それを認めたハリード・好意を持ったモニカの両名の推薦でロアーヌのプリンセスガードへ入隊を誘われる。そのため主人公の時以外ではロアーヌ宮殿におり、仲間にする機会は限られる(主人公がカタリナだと仲間にできない)。パーティーから離脱させると行方がわからなくなってしまい、2度と仲間にできなくなるので、考えて仲間にする必要がある。能力は突出して高い意志力以外は平均的。
- エンディングは大きく2種類存在し、モニカとの恋仲をミカエルに認められれば男爵の地位を与えられ、そうでなければ故郷に戻り、さらにパーティーにエレンがいるか否かで内容が変化する。『ロマンシングサガ・リ・ユニバース』ではどちらが正史であるかははっきり描かれてはいない。
- トーマス・ベント
- 肩書:シノンの開拓民、22歳、男性、宿星:辰星
- シノンの開拓民で、シノン一の豪農・ベント家の生まれ。若者達のリーダー的存在で、愛称はトム。家訓に従い、戦闘から料理まで器用にこなす。それもあって、全ての武器に適性を持つ(彼がパーティにいない間、全ての武器の技能レベルが自動成長する)。ピドナの本家はクラウディウス家ゆかりのメッサーナの名族で、現当主は彼の祖父の弟。死食の飢饉の際、最初はユリアンが訝しんだ通り自分が困らない程度に食料を分ける程度で済ませていたが、祖父に半端な対応を叱責されたことですべて差し出すようになった。彼自身も会社経営の才能があり、「会社経営」に参加する為のキーキャラクターとなっている(会社経営の物件にも彼の家にまつわる物件がある)。主人公以外の場合はピドナにある彼のハトコの家にいる。ゴン捜索イベント開始時にパーティーが5人以下の場合、自動的に仲間になるが、パーティーが6人の場合、ハトコの家に戻っている。ゴン捜索イベント終了後、いつでも仲間にすることが可能な上に、後に発生する夢魔イベントとマクシムス追跡イベントによる聖王遺物の入手の伏線になっている(カタリナ主人公時、マスカレイド奪還の重要なイベントに関わる)。
- エンディングは会社経営をクリアしたか否かで分岐する。
- リマスター版では、パーティにいない状態で発生する得意分野の自動成長を利用することで、全ての武器の技能レベルを最大までカンストさせることが容易になった。
- 破壊するものとの戦い後は東方の交易で成功し、見捨てられた地の開発に乗り出した。
- ミカエル・アウスバッハ・フォン・ロアーヌ
- 肩書:ロアーヌ侯爵、27歳、男性、宿星:鎮星
- ロアーヌの若き侯爵。容姿端麗。軍隊の指揮能力に優れ、領民の評価も高い。冒頭で臣下のゴドウィンに反乱を起こされるが、以前から叛意を持っていたことを見抜いていたミカエルが「反乱を起こしやすい条件」をお膳立てしてやった結果あぶり出されたに等しい「仕組まれた反乱」。ただし反乱の決行をモニカ自らが知らせに来る事だけは想定外であり、これの対処が一部主人公にとってのオープニングイベントになる。領主のため倉庫には多くの武具が備蓄され、外出するには影武者を城内に置く必要がある。銀行は利用できず、手持ちから超過した分のオーラムはロアーヌの国庫に入れられるが、国庫から資金を引き出すことは不可能である。リマスター版では他の主人公から銀行のカードを引き継げば、国庫からお金を引き出す形で銀行が使えるようになった。通常の居場所がロアーヌ宮殿内のため、他の主人公で彼を仲間にする機会は限定される。さらにモニカを同じパーティに入れる事は一部の例外を除いて不可能。
- 玉座イベント[19]
- 彼が主人公の時に行えるロアーヌ国の施政。様々な方法でロアーヌの産業・社会・軍事を発展させることが目的。武器防具開発や、マスコンバットに関連した戦術開発・各種強化も可能で、マスコンバットのイベントが発生する場合もある(このイベント専用の登場人物もいる)。国威に応じてエンディングが変化する。
- 破壊するものとの戦い後はカタリナを妻としてロアーヌ侯国を繁栄させた。
- ハリード
- 肩書:流浪の王族、33歳、男性、宿星:太白
- トルネードの異名を持つ流浪の剣士。色黒で長髪を後ろに纏めている。剣士の他に軍師としての名声も高く、国軍上層部だけではなく辺境の開拓地シノンにもトルネードの名を知る者がいるほど。ゴドウィン反乱の折にはモニカの護衛の中にたまたまいたのに気づいたミカエルが引き抜きを行い、兵士も「トルネードと共に戦える」事で士気が上がる様子を見せている。
- 常に「カムシーン」という曲刀を持ち歩いており、トルネードが持つシンボルとしてセットで有名。ただしゲーム開始時点では彼が持つカムシーンは本物ではなく、本物のカムシーンは別途存在し、それに憧れている彼が自身が持つ曲刀にそう名付けているだけである[注釈 13]
- その正体は神王教団に国を滅ぼされたゲッシア朝ナジュ王国の王族。心の隅では、王国滅亡時に生き別れた恋人のファティーマ姫を探している。姫からは私の光という意味合いで光明を意味するエル・ヌール[注釈 14] という愛称で呼ばれていた[20][21]。上記の「カムシーン」は初代国王アル・アワドの愛剣カムシーンのこと。
- 腕は立つが金にがめつく[注釈 15]、これは集めた金で王国再建を考えているため。他の主人公の場合では「聖王の墓でも見に行く」の言葉通り、ランスの聖王廟の中にいる。話しかけるだけで、いつでも仲間にすることができる。
- エンディングは後述の諸王の都のイベントで変化する。
- リマスター版では武器装備枠の1つ目である曲刀枠に何も装備していない状態で、大剣技の無刀取り(敵の武器を奪い取って反撃するカウンター技)が成功した場合、敵から奪い取った武器が曲刀枠に無理矢理装備されている裏技が発見された(武器のアイコンは曲刀のままだが、武器名は変わっている)。武器を奪い取ることが可能な敵及び、奪える武器は敵ごとに決まっているため、曲刀枠に無理矢理装備できる武器は、奪うことが可能な武器に限られる。奪い取った武器を外すと曲刀枠に再装備不可能だが、再度無刀取りを成功させれば曲刀枠に再装備が可能。
- 破壊するものとの戦い後はファティーマと結ばれたともカムシーンを振るって自分の王国を立てたとも言われる。
- サラ・カーソン
- 肩書:シノンの開拓民、16歳[注釈 16]、女性、宿星:歳星
- シノンの開拓民で、エレンの妹。姉とは正反対で消極的だが頭はよく、姉からの自立心も持っており、決心した時の行動力は周囲の人間を驚かす。トーマスを慕っており、序盤以降は「トーマスと一緒にピドナに行く」という言葉通り、トーマスのハトコの家にいる。物語の重要な鍵を握っている人物。主人公にした場合、ハリードについていくケースもある。話しかけるだけで仲間にできるが、アビスゲートを4つ閉じると永久離脱してしまい、仲間にすることができなくなる(サラを主人公にした場合、少年が永久離脱してしまう)。
- エレンとユリアンのパーティー加入状況でエンディングの内容が変化する。
- 破壊するものとの戦い後はシノンに戻って幸せに暮らしたという。
- エレン・カーソン
- 肩書:シノンの開拓民、20歳、女性、宿星:太白
- シノンの開拓民で、サラの姉。健康的な美人で、ユリアンを始め村中の男に言い寄られるが、本人は恋愛沙汰には全く興味が無い。村の腕相撲大会で優勝する腕っ節を持ち、男勝りの性格。ヤキモチ焼きでプライドが高く、普段は表に出さない。今まで面倒を見ていたユリアンとサラが、モニカの護衛をきっかけに立て続けに自分の許を離れていったため、彼らを守っていたエレンも自分を見つけるための旅へと出る[22]。カーソン家は会社経営の物件によると小麦農家で、経営者は祖母。主人公以外の場合はランスにいる(主人公に選択した場合もハリードに付いてランスに向かう選択肢が存在する)ため、話しかけるだけで、いつでも仲間にすることが可能。エレンを主人公にした場合、固有イベントが存在しないので、フリーシナリオを一筋で楽しむ主人公と言える。
- エンディングはユリアンがパーティーにいるか否かで変化する。
- モニカ・アウスバッハ
- 肩書:ロアーヌ侯爵の妹、19 歳、女性、宿星:熒惑
- ミカエルの妹。誰よりも兄を慕い、性格はおとなしいが行動力はあり、剣術や馬術を身につけている。兄と同じく容姿端麗で、ブロンドの髪と鮮やかなピンク色の服が特徴。物語冒頭で助けられたユリアンに好意を持つ。立場上、主人公の場合はツヴァイクの武闘会やその関連イベントに参加出来ない。ミカエル同様にロアーヌ宮殿にいるため他の主人公で仲間にする機会は少ない(ミカエルがパーティーにいるか、主人公がミカエルだと仲間にできない)。モニカを仲間にした状態でミカエルに話しかけるとミカエルに注意されてしまい、モニカがパーティーから外れて自室に戻る。主人公キャラクターの中で唯一、成長データの初期値が全て0なので、育成に時間がかかるのが欠点(彼女のみ、パーティにいない状態による技能レベルの自動成長がない)。
- エンディングはユリアンと同じく、彼との恋仲をミカエルに認められるか否かで分岐する。
- 破壊するものとの戦い後は驚くほど記録が残っていない。
- カタリナ・ラウラン
- 声 - 遠藤綾(クリスタル オブ リユニオン[23])
- 肩書:ロアーヌ貴族、24歳、女性、宿星:辰星
- モニカの侍女で護衛も務める剣士。貴族の家系の出身で責任感が強く、常に沈着冷静。その剣技と性格がミカエルの父フランツの目に留まり、15歳の頃より[24] モニカの側につけられ、ロアーヌに伝わる聖王遺物マスカレイドを授けられ、ミカエルにも絶大な信頼を寄せられている。素早さが高く、特に主人公時の設定次第では他のキャラの追随を許さない。密かにミカエルに恋心を抱くが、それが災いしてマスカレイドを盗まれる。奪還するため旅に出る事情から、仲間にできる期間は主人公をハリードかミカエルを選んだ時の序盤のオープニングイベントのみに限られる。そのためオープニングイベント後にカタリナを仲間にすることはできないので、パーティーメンバーとして参加させる方法は、カタリナを主人公にするしかない。マスカレイド盗難を機に短髪となるが、マスカレイドを奪還(マクシムスを倒すことが条件)すると任意で髪型を原型に戻せる(ビューネイ軍団によるロアーヌ襲撃イベント中にパーティーが6人の状態でミカエルに話しかけると髪型について聞かれる)。ロアーヌに帰還する方法は、マスカレイド奪還とロアーヌ襲撃イベントが発生したタイミングに限られる。ちなみに、マスカレイドは代々ロアーヌ王妃が所持することになっている。
- エンディングによってはミカエルから告白されるが、されない場合は自分から側に居られないと立ち去ってしまう。『ロマンシングサガ・リ・ユニバース』では結婚したのが正史となっている。
主人公以外の仲間になる人物
旅先では、様々な仲間との出会いがプレイヤーを待ち受けている。それぞれ得意技能や初期の強さが異なり、仲間になる条件も多彩である。
- タチアナ・ラザイエフ[25]
- 肩書:放浪娘、14歳、女性、宿星:鎮星
- クマのぬいぐるみ(固定装備)を抱えた家出少女。出会う度にミルフィーユ、エクレア、ババロア、タルト、シャーベット、クレープ、キャンディー、スフレといった洋菓子を由来とした8つの偽名を使い分けるが、実はメッサーナ王国の都市リブロフの大商人ラザイエフ家の末娘。放浪中の各地で主人公を見かけると追いかけて無断でパーティに加わる(ミカエルを除く)。パブで別れることは不可能で、リブロフに行く(直接立ち寄る・この町行きの船に乗る)とパーティを抜ける。ゲーム中では彼女の正体について明示されず、フルネームも確認できない。14歳の少女とは思えないほど能力値は平均的。欠点は、固定装備の防御力が低い上に特殊効果が何も無いのと、装備枠(防具)を1つ圧迫している点。そのため、他のキャラクターよりも防御面では不利になりやすい。また、モニカと同様、初期装備が貧弱な上に成長データ初期値が全て0なので、育成に時間がかかる。
- リマスター版の追加イベントではその過去が明かされた。タチアナを可愛がっていた父に店以外の家の全てを相続させられる事になっていたが、それを妬んだ姉のベラと兄のボリスに誕生パーティーの場で毒殺されかけた恐怖から逃げ出し、現在に至る。偽名を名乗っているのも姉達から逃げ続ける為であり、名前もその日を忘れない為にパーティーの食卓に上がっていたデザートから取っている。
- 破壊するものとの戦い後はラザイエフ家に戻り、世界中を旅した人脈を駆使して世界一の財閥にのし上げたという。齢100歳を超えてもくまちゃんは手放さなかった。
- 詩人
- 肩書:聖王記読み、年齢不明、男性、宿星:辰星
- 聖王記を語り歩く吟遊詩人。彼の詩を聞くと、新たな詩を見つけるためと言い、パーティーに空きがあるとその場で強引にパーティに加入する。パブで別れようとすると断られてしまうが、離脱させるタイミングは四魔貴族(幻影)を1体倒した後にパブで別れることは可能。モニカ誘拐事件の際は、ゴドウィンの洞窟周辺をうろついていたところを洞窟に捕らえられてしまっている。この時もパーティに加わるが、詩を聞いた時と違いイベントが終わるとすんなり抜けてくれる。
- 聞ける詩は「新しい詩」と「古い詩」があり、新しい詩は彼オリジナルの詩だが、古い詩はその時いる地域に応じて古くからの伝承を聞かせてくれる場合があり、ストーリーのヒントになる事がある。
- 特殊技[26] の「みんなのうた」は味方全員の能力を一時的に引き上げる。
- ミューズ・クラウディア・クラウディウス
- 肩書:深窓の令嬢、22歳、女性、宿星:熒惑
- メッサーナ王国の首都ピドナの名家クラウディウス家の元令嬢。父クレメンスの暗殺後はピドナ旧市街に隠れ住み、その優しさで周辺から女神のように慕われている。病弱でほとんど床に臥していたが、さらにある時何者かに眠らされ夢の中に囚われてしまう。しかし解決すれば健康を取り戻し、仲間にも加えられる。
- 健康を取り戻したとは言うものの真っ当に鍛えていた戦士などに比べれば貧弱(成長データ初期値が全て0)で、LPと体力は非常に低い[27]。代わりに魅力が突出して高い。
- 破壊するものとの戦い後も銀の手の相克に苦しむシャールを支え続けた。
- シャール
- 肩書:元術戦士、30歳、男性、宿星:鎮星
- ミューズを守る忠実な男。クレメンスの元部下で優れた術戦士だったが、現在ピドナを支配するルートヴィッヒには従わず、利き腕の腱を切られる(民衆から信頼があったため処刑は免れた[28])。そのため腕力と器用さがほとんど無い(全キャラクター中もっとも低く設定されている)。武器を使った戦いには向いていないが、力を取り戻すには銀の手が必要になる。他のキャラクターと違い、銀の手による二刀流が不可能な点と、朱鳥術のエキスパートのため、他の地術系統を覚えられない点が挙げられる。装備による能力値補正の場合、能力値の横に+○と表示されるが、彼に銀の手を装備させた時のみ能力値が青文字で表示される仕様になっている。青文字の腕力表示は21だが、実際は23である(器用さ19の表示は、そのまま反映されている)。リマスター版では腕力表示が23になり、青文字から黒文字に変更された。
- ゴン捜索イベントの時にパーティの人数によっては一時的に仲間になる他、ミューズと同じく夢魔イベントを終えればいつでも仲間にできるようになる。夢魔イベント開始時、主人公がシャールと一緒に同行しなくても夢魔イベントを終了させることは可能だが、銀の手を入手することは出来ない。銀の手を入手する場合、主人公の同行が必須になる。
- 破壊するものとの戦い後はミューズと結ばれたが、銀の手の相克に苦しめられた。
- ノーラ
- 肩書:職人、23歳、女性、宿星:歳星
- 代々続く由緒ある鍛冶工房を継いだ鍛冶屋。先代である父の仇を探すため旅に出る。職業柄、武器の扱いが得意で腕力、器用さが高い。彼女がパーティにいると工房の開発が早くなる。彼女自身を工房の開発担当にさせることもできるが、仲間にはならなくなる。5人以下のパーティでピドナの工房地下に行き、選択肢で「ノーラを助ける」を選択すれば仲間にできるが、「今は見ている」を選択するか、パーティに空きがない場合は二度と仲間にできなくなる。
- ハーマン(ブラック)がパーティーにいる状態で彼女を仲間にする手順を進めると、ハーマン(ブラック)が海賊ジャッカルに関する情報を提供する特殊な会話が追加される。この会話を見る場合、ノーラを仲間にする手順と工房の開発を後回しにする必要があるため、縛りプレイになる。特にブラックの場合、フォルネウスを倒した後に工房を訪れる必要がある。リマスター版の場合、十分に育てたパーティーメンバーと強い装備品を整えておけば、ニューゲーム+で序盤のうちにフォルネウスを倒すことが可能になったので、早期に会話を見ることが可能になった。
- 破壊するものとの戦い後はピドナ工房を普通の鍛冶屋に変え、日用品を作り続けた。
- 少年
- 肩書:????、年齢不明、男性、宿星:鎮星
- 各地を放浪している、黒い髪と瞳を持つ少年。生まれてすぐ腐海に捨てられ、関わった者全てが死ぬため他人を拒絶しており、世界各地のパブ等で頻繁に姿を見かけるものの話しかけても「構わないで」としか言わない。
- 仲間にできる条件・期間が非常に特殊で、いずれの場合でもラストバトルには絶対に参加できない。サラが主人公の場合はオープニングイベント終了後最初に見かけた時点で話しかけただけで無条件で仲間になるが、4つ目のアビスゲートを閉じる時に永久離脱してしまう。それ以外の主人公の場合は上記の通り拒絶され続け、4つ目のアビスゲートを閉じる時にサラがいなくなる代わりに仲間にできるようになるが、ラスボス戦直前でやはり永久離脱する。
- リマスター版での追加イベントにて、実際には彼の両親は捨てたのではなくアビスのモンスターに襲撃されてなくなっていたことが判明。アビスのモンスターに村を滅ぼされたが、宿命の子だと分かった上でたとえ危険にさらされようとも捨てるというつもりはなかった様子。
- 破壊するものとの戦い後はどうなったのかを知るものはいない。
- ロビン(本物)
- 肩書:覆面の怪傑、22歳、男性、宿星:辰星
- ヤーマスに現れる謎の覆面男。本名はライム。ドフォーレ商会の悪事を懲らしめる正義の味方。能力が平均的に高く、得意な小剣は無条件に消費WPが1少なくなる(下記の偽者も同様)。下記の偽者と共通の、専用のテーマ曲も用意されている。また、これも偽物と共通だが、正体が一般住民のため仲間にしている間は該当する住民の姿が無い。
- ヤーマスのイベントを終えた後、港の倉庫で仲間にできる。倉庫に入るたびに本物か下記の偽物がランダムでどちらか現れる。加入を断って倉庫に入り直せば望みの方が現れるまで繰り返せる。外見やキャラクターの背景のモデルは怪傑ゾロ[29]。
- ロビン(偽物)
- 肩書:覆面の怪傑、42歳、男性、宿星:熒惑
- ヤーマスに現れるロビンの偽者。本名はトラックス。正体はヤーマスのパブのマスター。仲間にしている場合は当然パブのマスターは姿を現さない。役割は本物と同じで、主に本物のロビンが怪我などで人前に出られない時に現れる。一目で偽者と分かる体型だが、少なくともヤーマスの住民は彼が偽者であることを知らない。その見た目に反し、素早さが本物より高い。小剣技の消費WPが1少ないボーナスは本物と同様に所持している。また本物はデフォルトで蒼龍の術を体得しているが、偽物は術を体得していない。
- 破壊するものとの戦い後も彼ら怪傑ロビンの活躍は続いたという。
- ウォード
- 肩書:北方人、37歳、男性、宿星:太白
- ユーステルムに住む、腕力と体力に優れる屈強な大男。ユーステルムは初代ロアーヌ侯フェルディナンドと侯妃ヒルダの故郷であり[30]、彼も2人の血を引く子孫のため、ミカエルやモニカとは遠い親戚にあたる。狩り場に巣食った魔物を退治する仲間を探している。
- 氷湖の魔物を退治するイベントで仲間になるが、この時は彼を仲間にしている間は氷湖とユーステルムしか行けなくなる。氷湖イベントをクリアした後は自由に仲間にできるようになる。なお氷湖イベントの際にウォードと会話のやりとりで、「仕事内容を聞く」→「魔物討伐の報酬を聞く」→「その上で断る」という対応をするとマスクデータの「がめつさ」が上昇し、繰り返して「がめつさ」が一定値を超えるとそれ以降はウォードに話しかけてもいきなり報酬の話になってウォードを怒らせてしまうようになり、氷湖イベントを開始できなくなってしまうため、ウォードを仲間にできなくなる(主人公がハリードの場合、「がめつさ」初期値が一定値に近いほど高いため、値上げ交渉のイベントを後回しにしてから氷湖イベントを開始するか、最序盤のうちに「がめつさ」を下げ続ける必要がある)。
- 氷湖イベントをクリアしないと、ランスのアンナからオーロラが出る話を聞くことができなくなってしまい、雪の町と氷銀河に行くことができなくなる(雪だるまを仲間にすることができなくなる上に、永久氷晶と氷の剣が入手不可能になる)。
- 「魔物討伐の報酬」を聞いた時点で「がめつさ」が上がるのに対し、仕事を引き受けた時点で「がめつさ」が下がる仕様になっている。そのため「がめつさ」を下げる唯一の方法は、ウォードと会話のやりとりの際に、「仕事内容を聞く」→「引き受ける」(魔物討伐の報酬は聞かない)→ウォードをパブで離脱させる手順のみに限られる。この方法を繰り返せば、「がめつさ」を下げ続けることが可能。
- 破壊するものとの戦い後はミカエルを頼ってロアーヌに移り、東方の開発に身を投じた。
- ポール
- 肩書:元盗賊、20歳、男性、宿星:歳星
- 冒険家に憧れて旅立った青年。ある時襲われた野盗に強引に手下にさせられて現在は盗賊になっているが、性根までは腐っておらず、人身売買は嫌っていて、特に女性に対しては対応が異なる。
- 仲間にする方法は、次の2通り存在する。
- ランスの商品配達イベント中(野盗の活動が活発な序盤)、パーティが2人以上の状態で一部の女性キャラクター(エレン、サラ、モニカ、カタリナ、ミューズ、タチアナのいずれか)を仲間にした状態で野盗戦を全滅すると、連れて行かれた先の野盗の巣窟でポールが助けに来てくれ、そのまま仲間になる。洞窟を出る際に一時的にパーティから離脱するが、以後はキドラントに戻っており、いつでも仲間にできる。
- 序盤で野盗の巣に乗り込み、ポールを見逃した後、大野盗を倒すか、お金交渉で見逃す。この後アビスゲートを1つ閉じるとキドラントに戻っている。
- 能力は全体的に平均値だが、全キャラクター中で唯一、20以上の能力値が1つもない(最高値は19)。名前の由来はアニメ『ポールのミラクル大作戦』に登場する主人公の名前から[31][注釈 17]。
- ハーマン / ブラック
- 肩書:元海賊、39歳、男性、宿星:太白
- グレートアーチに住む、白髪で義足の老人。正体は南方を荒らし回る温海の海賊の首領ブラック。9年前メッサーナ王国の海賊討伐から逃れる途中、西太洋でフォルネウス(幻影)に船を沈められた時に左足を喰われて生気も吸われ、現在の姿になった。それ以来、ハーマンと名乗るようになり、自身が海賊ブラック本人であることを明かすことはない。生気を吸い取られた影響で能力値が著しく低いが、彼を連れてフォルネウス(幻影/後述)を倒すと本来の姿・能力になる(失った左足と髪の色が元に戻り、名前も本名である「ブラック」に変わるのと、LP・腕力・体力・素早さ・魅力が上昇する)。また、一人称を含めて本来の口調に戻るようになる(ハーマン時の一人称は「わし」だったが、ブラックの場合、「オレ」か「オレ様」になる)。海賊行為の一環として、バンガードのイルカ像にもかつて関わったことがある。
- 海賊ブラック本人であるため、当然ながら海賊ブラックの残した宝について詳しい。グレートアーチには「海賊ブラックの宝が隠された洞窟を教える」と称して無関係の洞窟を教えてくる人物が多数いる中、唯一本当の海賊ブラックの洞窟を教えてくれる。打倒フォルネウスのためにイルカ像の話を持ちかけた場合、彼の顔色が急に変わり、洞窟の場所を無料で教える代わりに自身の同行を申し出るようになる(ハーマンの顔色が急変するあたり、長年に渡りフォルネウスに復讐する機会を待ち続けていたことが覗える)。洞窟内の分かれ道の正しい方、宝の有無、罠の注意など詳細に案内してくれる。彼から洞窟の場所を有料で聞いて彼を仲間にしないままフォルネウス(幻影)を倒すことも可能だが、永遠に本来の姿を取り戻すことができなくなってしまう。
- 海賊と言っても悪党の面影はなく、ブラックに戻った後でも主人公たちの仲間として行動してくれる。
- 老人ハーマンをパブで離脱させることは不可能のため、離脱させる方法はLPを0にするか、彼を連れてフォルネウス(幻影)を倒すしかない。本来の姿になればパブで離脱させることは可能になる。
- マクシムスの正体を暴くには、ハーマン(ブラック)の同行が必須条件になっている上に、貴重なアイテムを入手できる重要なイベントになっている(カタリナが主人公の場合、ロアーヌに帰還する方法となるマスカレイド奪還の条件に当てはまるイベントのため、更に重要なイベントになった)。
- リマスター版ではハーマンの装備が2つに増殖する裏技と、ブラックのデータを引き継ぎする都合上、ハーマンを育てる必要があるため、かなり重要度の高いキャラクターとなっている。ただし、ハーマンのHP・武器・術レベルの成長速度は全体的に低いのと、LPの低さに気を配らないといけないため、育てることに苦労する点は変わらない。
- ブラックのデータを引き継ぎで即戦力として使う場合、ハーマンを十分に育ててからデータを引き継いで活用する方法が基本になる。そのため、ブラックを育てる必要性は完全に無くなってしまった(ブラックの武器・術レベルの成長速度は、ハーマンよりも高めに設定されているが、既述の通りブラックのデータは直接引き継ぐことが出来ないため、実質的に意味がない)。また、全キャラクターのHPは引き継ぎできないため、ブラックを成長させても問題ないデータは、実質的にHPのみとなる(HPの成長速度はハーマンよりも高めに設定されている)。
- リマスター版で追加イベントは特に用意されていないが、打倒フォルネウスの手順を進めた場合、過去にハーマンとフォルネウスに何か因縁があった可能性や、ブラックの財宝についてかなり詳しい事が冒険記で確認できるようになっている(船を沈められて片足を喰いちぎられた過去と、ハーマンの正体がブラックであることは本編で語られていない)。
- 本編のストーリーの後(破壊するものとの戦い後)は、海賊に戻って世界の海を荒らしまわったが、ベント家・フルブライト家の連合艦隊に敗れ行方不明になった。モデルは小説『白鯨』の登場人物エイハブ。名前の由来は『白鯨』の著者ハーマン・メルヴィル[32][33]。
- フルブライト23世
- 肩書:商人、23歳、男性、宿星:鎮星
- 大商家フルブライト家の23代目当主にしてフルブライト商会会長。地元ウィルミントンの住人から「最近はイマイチ」と評されるも、商会の規模は現在も大きく、世界経済の掌握を考えている野心家。術法も心得ている。ゴン捜索イベント終了後、トーマスのハトコの家を訪れている(パーティーにトーマスがいる、主人公がトーマスであることが条件)。彼に話しかけると、トーマスに会社経営の話をもちかけてくる。最初のトレードイベントをクリアすると、仲間に出来る。リマスター版では、ニューゲーム+で総資産が1億オーラム以上に到達したデータを引き継ぎすれば、最初のトレードイベントを簡単にクリアできるようになった。そのため、かなり早い段階で彼を仲間にすることが可能で、すぐに次のトレードイベントに挑戦できる。
- ツィー・リン(智鈴)
- 肩書:ムング族の娘、28歳または23歳[34]、女性、宿星:歳星
- 東の国の「ムング族の村」に住んでいる、族長の娘で弓の名手。村を取り仕切る立場ながら、西の世界へ興味がある。バイメイニャンにいつまでも子ども扱いされるのが我慢ならないらしい。全キャラクター中、器用さが最も高い(ノーラと同じ数値を誇る)。ネフト族との話し合いのイベント時、一時的に仲間になるが、終了後は離脱する。再度話しかけると仲間にすることができるようになる。
- 破壊するものとの戦い後も東方の混乱は収まらず、弱いものの為に力をふるい続けた。
- ヤン・ファン(楊芳)
- 肩書:将軍、34歳、男性、宿星:歳星
- 東の国で衛将軍を務める人物。大将軍ヤン・ユーチュン(楊遇春)と共に「両楊」と称えられ[35]、作戦指揮に優れる有能な男だが、バイメイニャンには頭が上がらない。見た目と違い魔力と素早さに長ける反面、腕力と体力が最も低い(両方とも10)。腕力ほど低くないが、器用さもそれほど高くはないため、基本的に武器を使った戦いには向いているとは言い難い(前作における軍師に相当するが、銀の手を装備していないシャールほど低くはない)。素早さの高い典型的な術士の割には体術の成長率が高いので、装備重量を高くしない限り体術との相性は良い。同名の中国清朝後期の名将である楊芳が元ネタ。
- 仲間にできるタイミングは、パーティーが3人以下の状態で東の国を訪れた状態で、ゼルナム族の巣を攻略する一時的な強制加入と、終盤の黄京突入時の陽動作戦開始時にパーティーが5人以下の場合に限られる。後述の場合、「仲間にする」→敵を長時間足止め出来ない問いかけに対して「それでもいい」の手順で仲間にできる(彼を自由に連れ回せるのは、このタイミングのみ)。離脱させると2度と仲間にできない(この場合、ヤン・ファンが陽動作戦の指揮官に戻る)。
- バイメイニャン(白梅娘)
- 肩書:東の術士、100歳以上(詳細不明)、女性、宿星:熒惑
- ムング族の高名な術使い。年齢の割には壮健(魅力以外はとても高齢者とは思えない能力値になっている)。毒舌家で、会話に伏せ字が入ってしまうような下品な事も口にする。ツィーリンを「リンリン」、ヤン・ファンを「ファンファン」と子ども扱いする。魔力が高く、全キャラクター中最も魅力が低い。ゼルナム族の巣を攻略するイベント発生時にパーティが4人以下の場合、一時的に仲間になるが、終了後は離脱する。ヤン・ファンと違い、再度話しかけると仲間にできるようになる(仲間にしていない場合、蒼龍術の購入も可能)。
- 蒼龍術のエキスパートのため、他の地術系統を覚えられない。
- 破壊するものとの戦い後は東方の術を貪欲に学び続けた。
- ボストン
- 肩書:ロブスター、年齢・性別不明、宿星:辰星
- 世界の最果てに住むロブスター族の戦士。「バンガードに乗ってみたい」とパーティーに申し出る。鎧代わりの外骨格を持ち、ゲーム上でも鎧が「ロブスターメイル」固定のため、終盤の強力な鎧に比べると防御力が低め。その代わり、水に関する攻撃に耐性を持っており、「スコール」等の術は彼には効かない。また、手がハサミである関係上、体術の基本攻撃「パンチ」が「ハサミ」になる。ハサミは普通のパンチと同じだが威力が高めで、打属性の他に斬属性を併せ持つため、スライム系の敵を殴っても効果がある。
- 玄武術のエキスパートのため、他の地術系統を覚えられない。
- 世界の果ては切り立った崖となっており、そのすぐそばにある彼の島はいずれ消えてしまう運命だった。フォルネウス討伐に向かう際はさらにその直下でフォルネウスの配下である「水龍」が暴れていたためそれが早まっており、水龍を倒さないままフォルネウスを討伐してしまうとゲーム中で島が無くなってしまい、彼を仲間にすることができなくなる[注釈 18]。
- エンディング後は世界再生によって世界の果てというものが無くなったことで、消滅の運命は回避されたことが描写されている。それに伴い、ロブスター族は世界中に散らばっていったという。
- ようせい
- 肩書:妖精、年齢・性別不明、宿星:太白
- ジャングルに住んでいた妖精族の一人。現在は世界を巡業する見世物小屋に捕まっている。あらゆる生物の言語を理解する能力と、それに由来する高い情報収集能力をはじめとした、様々な特殊な能力を持つとされる[36]。
- ジャングルの妖精の村にすむ同族は皆人間を騙すのが大好きな嘘つきであるため、話を聞いても嘘しか言わないが、このようせいに限っては助けて貰った恩から本当の事を教えてくれる。この時教えてもらった情報を元にアウナスの火術要塞にたどり着く事ができれば、パーティに加える事ができるようになる[注釈 19]。
- 小柄なだけに体力は低いが、腕力・素早さが体格に反してかなり高い。得意とする武器も長物武器である槍。またファンシーな見た目に反して魔力もかなり低い。「服」の固定装備・フラワースカーフを装備している。常に空中に浮遊している状態のため、同様のモンスターと同じく地震に強いが対空攻撃に弱い。両方の性別を持つ扱いのため、異性を対象にした魅了攻撃を使うと対象が広い(逆に敵からの対象にもなりやすい)。
- 破壊するものとの戦い後もようせい族は変わらず人間たちにイタズラを仕掛けている。
- ぞう
- 肩書:????、年齢不明、男性、宿星:太白
- 一説によれば魔王の呪いで姿を変えられた元人間とも言われる「ゾウ族」の1人[注釈 20]。ラシュクータにて意識不明になった兄を看病しつつ暮らしていたが、兄を目覚めさせると仲間になる。兄を目覚めさせる方法は、パーティーにサラと少年のどちらかがいることが条件。鼻で盾を扱えるため、「両手武器/術」と「盾/ガーダー」を併用可能[注釈 21]。
- 素早さこそかなり低いが、腕力や体力などが全体的に高水準で、多くのキャラクターの3倍程度のLPを持つ(全キャラクター中、最高のLPを誇り、蒼龍術の龍神降臨と相性が最も良いので、パーティーの壁役に向いている)。
- ゆきだるま
- 肩書:雪だるま、年齢・性別不明、宿星:辰星
- オーロラに隠れた雪の町の住人。仲間になる雪だるまは「○○なのだ」「○○のだ」という口調。300年前に聖王と一緒に氷の剣を取りに行ったことがあり、同じく氷の剣を取る主人公に協力する。見た目通り雪で出来ているため、そのままでは雪の町と氷銀河から出る事ができず、外に出ようとすると自動的に外れてしまう。氷銀河で手に入る永久氷晶を身に付けさせると外界に連れて行ける。
- 本来の体質と永久氷晶による効果で熱と冷気に対して完璧な防御を誇る。
- 玄武術のエキスパートのため、他の地術系統を覚えられない。
- アウナス(幻影)戦に彼を連れて行き、彼以外のキャラが全滅すると、身に着けた永久氷晶を投げつけてアウナスを倒してくれる特殊イベントが発生する[注釈 22]。ただしこのイベントを起こすとゆきだるま自身は消滅し、しかもLP0で死亡した場合と異なりその後二度と復活することはない。
- リマスター版では、ゆきだるまに渡す前の永久氷晶(攻撃用アイテム)を引き継ぐことが可能になっているが、渡した後の永久氷晶(固有装備)を引き継ぐことは不可能。そのため、氷銀河に行く前に永久氷晶を渡すことが可能になったことで、仲間にするタイミングを若干早くすることが可能になった。ただし、データ引き継ぎで永久氷晶を複数所持した状態でゆきだるまに渡すと、手持ちの永久氷晶が全てなくなってしまう。ゆきだるまに永久氷晶を複数渡しても、1個渡した時と何も変わることはない。
- ウンディーネ
- 肩書:水術士、34歳、女性、宿星:辰星
- モウゼスの町の北半分を支配する天才的な玄武術士。男好きで、優男を集めて周りに置いている。
- 南北モウゼスの中間点にある井戸の中にある「何か」を巡って南の朱鳥術士ボルカノと争っている。そのため、主人公達には「ボルカノの始末」を依頼してくる。ボルカノの方も同様であるため、どちらかの依頼に従ってもう片方を始末する事も、どちらの依頼も受けて両方の陣営を装えるようにして井戸に侵入する事もできる。出し抜いて「何か」を主人公達が先に手にした時は敵対関係ながら利害の一致でボルカノと手を組んでくる。
- モウゼスのイベントを何らかの形で完了させれば仲間にできるようになるが、ウンディーネを始末する、または井戸に触れないまま両方始末する結末だった場合は当然ウンディーネはいなくなるため仲間にできなくなる(ほぼ同じ流れを辿るボルカノの方は生存しても仲間にならない)。バンガードのイベントにて彼女が抱える大勢の玄武術士に頼る展開があるが、ここに関してはウンディーネの生存にかかわらず進行できる。
- なお術士だけあって特定術の消費JPが1少ないというボーナスを持つが、玄武術の使い手という触れ込みに反してボーナスがあるのは白虎術。肩書きの玄武術の消費JPは通常通り。これはリマスター版でもそのまま。
- 『ロマンシングサガ・リ・ユニバース』ではボルカノに勝利したのが正史となっているが、それは虚しいものだったようで、その後ボルカノの復活を望んだ。
- ティベリウス
- 肩書:神王教団長、47歳、男性、宿星:熒惑
- 死食を生き延びた運命の子を神王として崇める神王教団の教祖。神王を信じる者には寛大だが、教団に害をなす者には容赦しない。ゲッシア朝ナジュ王国からの弾圧に抵抗し、ハマール湖の戦いに勝利してゲッシア朝を滅ぼした。また自分や身内にも厳格で、主人公から幹部マクシムスが教団を悪用した事を知ると「本当なら捌きを与えなければならない」と発言している。公明正大である一方で神王を愚弄されると激しい怒りを露わにする。マクシムスを追うイベントを発生させることで面会が可能となりパーティに誘うこともできるようになる。
- なおハリードからすれば祖国の仇そのものであるはずで、実際にハリードが仲間にいると神王の塔に入る時にもひと悶着あるのだが、ティベリウスは何の抵抗もなく普通に仲間にできる。
- レオニード
- 肩書:ヴァンパイア伯爵、年齢不明、男性、宿星:鎮星
- 600年前の魔王や300年前の聖王とも面識がある吸血鬼。伯爵の爵位を持つ。城の奥には聖王の血を受けたという聖杯があり、たどり着き手に入れた者に従う。
- 基本的に自身の城から出ないが俗世の情報には敏く、ロアーヌで起きた反乱の件も知っていた。若い女性の血を好むヴァンパイアだがミカエルとは「下手な男より信頼できる」と言わせる旧知の仲。反乱の片が付くまでモニカの保護をする。
- ほとんどの状態異常に対する耐性とターン毎にHPが自然回復する能力を持ち、彼固有の特殊技を使用できるが、不死モンスターと同じくHP回復手段が少なく、主に仲間を「吸血」するなど回復方法は限定的。アンデッド特効効果を持つ技・術でクリティカルを受ける。倒されると灰になり戦闘終了まで戦線離脱するが、最初からLP0なので決して死なない。また、熱属性に弱い(固定装備に熱属性耐性が全く無い)ので、装備で補う必要がある。全キャラクター中、最も高い魔力を誇るが、術を習得できない。そのため、高い魔力を活かすには、魔力依存の技を使う必要がある。術を習得できない反面、確実に技王冠を付けることが可能になっている。彼に聖杯を装備させたまま仲間から外すと、2度と仲間にすることができなくなる。主人公がモニカの場合、彼を仲間にすることはできない(ツヴァイクトーナメントに参加できないため、聖杯奪還イベントが発生しない)。
- 固定装備として「宵闇のローブ」を装備している。同名の装備が別途手に入るが彼が装備しているものとは別物の扱いであり、彼の物は体装備のアイコンに反して全身鎧扱い(装備可能な防具はアクセサリーのみ)だが、表記通りのスペックを持つ。手に入る方はアイコン通り体装備だが表記されていないマスクデータとして全ての属性に対して弱点を持つため、実際の防御力は表記の半分しかないという違いがある。リマスター版では彼の固定装備の方は全身鎧アイコンになり区別された。彼の固定装備が本物に対して、入手可能な方は偽物である。
- 彼は不死である為、300年後の『ロマンシングサガ・リ・ユニバース』の時代でも存命している。その為、同作においては異界の戦士ではないレオニード当人が登場する。また、吸血鬼となる前の人間の姿でも登場しており、その当時は金髪だった。
その他の人物
物語に関わってくる主だった人物たち。
- ヨハンネス&アンナ
- 死食の研究をしている兄妹。親は死食の再来を流布した咎で十数年前に処刑された。兄のヨハンネスは周囲の反対を押し切り、亡き父の跡を継いで天文学者になった33歳の青年。昼間は寝ている彼に代わって妹のアンナが応対する。アンナは研究に没頭する兄の身のまわりの世話や研究の手伝いなどをこなしている26歳。[37] 結婚はしていない。天文学は学問の中で魔王によって根絶させられようとしていた。ヨハンネスの父は残された資料をもとに死食の発生を予言したが、人心を惑わした罪で処刑された。ヨハンネスにとって、死食の謎の解明は父の無実の証明でもある。アンナも我が身の幸福より兄を陰で支える道を選んだ。[37]
- 教授
- ツヴァイクの西にある森に住む、自称20代(一度「3…」と言いかけている)の歌って踊れる自称天才教授(初登場時は実際に歌って踊りだし、歌詞も登場する)。彼女の発明品やペット達の騒動に巻き込まれるイベントがあるほか、この施設は会社経営にも物件として登場し、彼女にちなんだかけひき技「教授のダンス」がある。モデルはグラフィックデザイナーの渋谷員子[38]。
- 破壊するものとの戦い後はその余波によって研究が上手くいかなくなり、ピドナの大学で教鞭を執った余生を過ごした。
- ツヴァイク公
- 北の大国ツヴァイク公国を治める。一代でツヴァイク公国を築き上げ凄腕の領主と自称しているが、トーナメント勝者に自分の顔が彫られたメダルを自信満々に渡すなど、発想が残念。また、息子の評判は「父親に輪をかけたバカ者」。ツヴァイクトーナメントの優勝者に対し聖王遺物の一つである聖杯の奪取を依頼する。主人公がユリアンかモニカなら、ツヴァイク公の息子とモニカの縁談が持ち上がることもある。
- じごくの壁
- ツヴァイクのトーナメントに出場しているツヴァイクのチーム。『FRONT MISSION』に登場する6人構成の部隊「地獄の壁」のWAPコードと同じ名前が付いており、他のチームと違って唯一6人目のセコンドが参戦する。
- 影
- ミカエルの影武者。ミカエルの自室で呼ばれると天井から降り立つ。ミカエルのお忍び中は政務を代行するほか、ミカエルの施政下では情報収集を行わせてミカエルに報告している。
- フランツ・アウスバッハ・フォン・ロアーヌ
- 故人。先代のロアーヌ侯。ミカエルとモニカの父。自分の意思は言葉より行動で示す人物。権力争いの末に暗殺され、若くしてミカエルに玉座を譲る。
- ゴドウィン男爵
- ロアーヌ侯家の血縁で、フランツ侯とは従兄弟。娘はラドム将軍の妻。フランツ侯を暗殺、その3か月後にモンスターと協力してロアーヌを占拠したが、ミカエル達に敗れたのちにロアーヌをモンスターに奪われた末、落ち延びる。その後はモニカを誘拐するがユリアンに救出され、最後の手段として落盤の罠を起動させ消息不明となる。無視して脱出することも可能。
- 玉座イベントでは、彼の弟を名乗る偽男爵も登場するが、実際の人物関係はない。
- ロアーヌの大臣
- ゴドウィン男爵と内通してモニカとカタリナを捕らえようとした人物と、ゴドウィン撃退後に登用された人物の2人が登場する。
- ラドム将軍
- ロアーヌの将軍。曲がったことが嫌いで部下からも好かれ、ミカエルへの忠誠も厚い。妻がゴドウィン男爵の娘のため仕方なく男爵の旗下に入っていたが、男爵がモンスター軍と手を組んだことで反旗を翻し、ゴブリン軍団を奇襲。ミカエルから許しを得てロアーヌ軍に戻る。
- トーマスの家族
- 祖父は実家を弟に任せてシノンの開拓民になった人物で、トーマスに実家で勉強するように勧める。この祖父の弟の孫であるはとこはピドナに登場し、クラウディウス家の消息探しをトーマスに依頼する。
- ゴン
- ピドナ旧市街の子供。友達のミッチを探して魔王殿に迷い込んでしまったため、主人公はゴンを捜索することでクラウディウス家の信頼を得る。後にマクシムスに騙されて渡された夢魔の秘薬が原因で、ミューズは夢魔に意識を奪われる。
- アルバート王
- メッサーナ王国の前国王。死食の1年後に急死したため跡継ぎが決まっておらず、その混乱が10年に及ぶメッサーナの乱へと発展した。
- クレメンス
- 故人。ミューズの父。クラウディウス家の前当主で、王都ピドナの元近衛軍団長。アルバート王没後に王位を争った軍団長たちの中でも最有力だった人格者。過激派を警戒して神王教団の活動を禁じ、5年前にルートヴィッヒと次期王位を争い勝利するが直後に何者かに暗殺された。大商家だったクラウディウス家もルートヴィッヒに財産を没収され、グループ会社もバラバラになった。しかし、今もその影響力は水面下で健在。
- ルートヴィッヒ
- リブロフの軍団長で、クレメンスの死後は近衛軍団長になった現在のピドナの支配者。メッサーナ王国王位後継の最有力候補。クレメンスと異なり、神王教団とは友好関係。クレメンス暗殺への関与は不明。ハリードは、リブロフ時代に彼と義兄弟の契りを交わしたが、彼がピドナの実権を握る際にひと悶着あったため、ピドナに近づくことに消極的。マクシムスとは友好に接したが彼の正体が判明した際に団員たちがモンスターになったため、驚いて逃げてしまう。
- マクシムス
- 神王教団の幹部・ピドナ教長。教団を乗っ取るべく、モンスターと協力して聖王遺物を集める。正体は海賊ジャッカルで、ブラックに一度は首を掻っ切られたが生き延びた(赤サンゴの情報をハーマンから聞くと、ジャッカルはブラックに殺されたと語るが、ブラック本人から聞くと、自身がジャッカルの首を掻っ切ったため生きてはいないと語っている)。かつて彼の一味は赤サンゴのピアスを着けていたが、もう一つの目印である刺青は現在も消えていない。ブラック(ハーマン)を連れて行くとその刺青を見せろと迫られ、本性を現して逃亡する(マクシムス逃亡時のセリフはハーマンとブラック、どちらかを見てセリフが異なるのは、ハーマンの正体がブラックであることをマクシムスは知らないため)が、夢魔イベントをクリアする前にブラック(ハーマン)を連れて来ても、イベントは発生しない。逃亡先の神王の塔にて彼を討てば、今まで多くの犠牲を得て奪い取った聖王遺物を主人公たちが手に入れることになる。
- 偽ミカエル
- マクシムスの手下で変身能力の持ち主。その能力でミカエルに化けて誘惑したカタリナから、マスカレイドを奪って逃亡。ピドナ行きの船に乗ったのを最後に、行方はわかっていない。
- ケーン
- ピドナの工房の技師。親方が殺されて以来工房が寂れていく中、最後まで信念を持ってノーラと共に工房に残り続ける。彼の信念を各地の職人達に伝えれば工房に戻ってくる。
- ノーラの父
- ピドナの工房の親方。クレメンスのルートヴィッヒが戦ったメッサーナの乱によりピドナが混乱したさなか盗まれた聖王の槍を取り戻す旅に出たが、ジャッカルを指し示す手掛かりを残して死亡。
- バンガードのキャプテン
- バンガードの市長であり、市民には自身の事をキャプテンと呼ばせている。バンガードに攻撃を仕掛けるフォルネウスに対抗するため、主人公に協力を仰ぐ。
- 自身の事をキャプテンと呼ばせている事、コントロールルームの内容や動かす方法を調べられる書物を持っている事、コントロールルームへ続く地下道の入り口が自身の家の中にあるのに言い出さず見つかったらわざとらしく白を切るなど、バンガードが移動要塞である事を元々知っていたような様子が多いが、何故このように知っていてとぼけるような事をしたのかは不明。
- リマスター版ではフォルネウス兵による殺人シーンの出血描写が無くなっている。
- バンガードのパブのマスター
- バンガードの市民で、パブの店主。昔はしょうもない小悪党だったのが死食の後から急に金回りが良くなってパブを始めたらしい。
- イルカを毛嫌いしており、イルカという言葉を聞いただけでも拒否反応を示すほどだが、これは金回りが良くなった理由がバンガードのイルカ像を盗んで売り払ったため。
- ボルカノ
- モウゼスの南を支配する朱鳥術士。アイテム作りの天才で、頭の悪いモンスターを使い実験をしている。術法を増幅する「魔王の盾」を巡って北のウンディーネと争っている。イベントで彼を生存させた場合、朱鳥術の購入は可能だが、ウンディーネと違い仲間にすることはできない。
- 『ロマンシングサガ・リ・ユニバース』ではウンディーネとの戦いに敗れて死亡したのが正史となっているが、世界再生時にウンディーネの強い願望で復活したという。
- ドフォーレ
- ヤーマスのドフォーレ商会の当主。聖王の時代に禁じられた麻薬などを扱う悪徳商人。モンスターとの関わりを息子に擦りつけたりするなど狡猾。
- トラックス
- ヤーマスのパブであるシーホークの太ったマスター。ドフォーレ商会を嫌っている。ロビン(偽者)の正体。
- ライム
- トラックスの息子で、父とは違い痩せていて気弱な青年だが、父同様ドフォーレ商会を嫌っている。ロビン(本物)の正体。
- アレクセイ・ラザイエフ
- リブロフのラザイエフ商会の当主で、タチアナの父。他に長男ニコライ、次男ボリス、長女ベラと計4人の子がいる。
- アニキ(ぞうの兄)
- ゾウ族の1人。腐海に捨てられていた少年を拾って育てたがある日モンスターにさらわれ、これを助けに腐海へ行ったきり眠ったままとなる。宿命の子がいれば目を覚ます。
- ニーナ
- ポールの恋人。旅に出てから帰ってこないポールを待っている。キドラントで主人公が生贄にされそうになった場合、それを助けるが次の生贄にされてしまう。しかし身代わりの肉を持参していた事で助けが来るまでの時間を稼いでいた。名前の由来はアニメ『ポールのミラクル大作戦』に登場するヒロインの名前から[31][注釈 17]。
- キドラント町長(本名不明)
- キドラントの町長を務める老人。主人公を欺いて近郊の洞窟「いけにえの穴」に住み着いた魔物アルジャーノンの生贄にしようとする。イベント解決後の台詞が「私が町長です」のみとなっており、これは立場上シラを切らざるを得なかったことおよび、決まりきったセリフしか言わない状態がゲームにおけるイベントフラグの終了を意味しているため[39]。会社経営のエージェントでもある。
- リマスター版ではイベント解決後に話しかけると報酬を要求するか、殴るかを選ぶことができる(ただし、殴ろうとしても逃げられてしまう)。
- ファティーマ
- ゲッシア朝ナジュ王国の姫。ハリードの恋人。神王教団に国を滅ぼされ、以後行方不明。ハリード主人公時での大きなカギを握る人物。諸王の都を訪れて本物のカムシーンを取らなければエンディングで登場・再会する[40]。なお、本当は死んでいて世界再生に当たって復活したのか普通に生きていたのかは不明。
- リマスター版の追加イベントでは夢の存在として登場。王国滅亡時にハリードによってルートヴィッヒに託されたが、結局行方不明になってしまい、それがハリードの後悔として伸し掛かっていることが語られた。
- グゥエイン
- かつて聖王と共に戦った巨竜ドーラの子供。ドーラ亡き後は聖王に育てられていた事もあった。人を襲い宝を奪うのは竜たるものの宿命と言って顧みる事をしないが、母ドーラは聖王に協力したが最後はその聖王によって殺された[41]、と人間に対して良く思っていない。ただ、ビューネイが我が物顔で空を飛び回る事はそれ以上に我慢出来ないようで、場合によっては主人公とのコンビでビューネイと戦える。
- 会いに行った時の反応は時期によって異なり、序盤は問答無用で威嚇され戦うかその場を立ち去るかしかできない。ビューネイがロアーヌを襲撃したイベントの後で、かつ主人公の強さ一定以上ある場合、会いに行くとビューネイとの共闘を持ちかけられる。共闘してビューネイを倒した後に再度訪れると「せっかく来たのだ」と言ってお金をくれる。ふもとの村が壊滅した後に訪れると再び戦いが発生する。
- ヤン・ユーチュン[注釈 23](楊遇春)
- 黄京の大将軍。ヤン・ファンに黄京城のアビスゲートを閉じる事を託す手紙を出した直後にツァオガオに捕らえられる。その後、ミカドの命に従い、陽動作戦に出たヤン・ファンの軍と戦う。捕まった後、アビスの魔に侵されて正気を失っていた説もある[34]。同名の中国清朝後期の名将である楊遇春が元ネタ。
- ツァオ・ガオ(趙高)
- アビス勢力と手を組み、幼いミカドを傀儡にして実質的な支配をする黄京の宰相。主人公に追い詰められるとアビスナーガを呼び出して戦わせるも、最期は敗れたアビスナーガと共に城から転落していった。同名の宦官(趙高)がモデル。
- ミカド
- 東方の名目上の最高権力者だが、まだ幼いため実際の政治はツァオ・ガオに任せている。イベントが削られた結果[34]、名前だけの登場となる。
- ヒィアン・ユー(項羽)
- ヤンファンの副将であり、ヤンファンを仲間にしている状態で陽動作戦が開始されると彼が代理として指揮官を務める。ただしヤンファンよりは戦術は乏しい。同名の項羽がモデルである。マスコンバットのみの登場。
魔王・聖王時代の人物
物語開始前から「歴史」として語られている人物たち。
- 魔王
- 600年前の死食で生き残った宿命の子で、男性[39]。パッケージ右側の人物。アビスゲートを開いて四魔貴族を従えた。当時存在していたメッサーナやロアーヌといった王国を次々と滅ぼし、長期間の恐怖政治を敷いた。東方の連合軍から反撃を受けた翌年に自ら出陣して東方一帯を壊滅させたが、その後姿を消す。一説には東方侵攻の際に深手を負って没したとも言われている。
- リマスター版で明かされた情報と合わせてつなぎ合わせると「5つ目のアビスゲートは四魔貴族を迎えに行くために使った」「5つ目の存在を四魔貴族は知らなかった」「聖王は5つ目を封印する機会がなかった」「5つ目が活性化したのは数十年以内」「夢の中で主人公に対して挑発を仕掛ける」など、少なくともその意志は力を伴って現世にとどまっていることがうかがえる。
- アル・アワド
- ハリードとファティーマの祖先にしてゲッシア朝ナジュ王国の初代国王。魔王軍から人々を守り、戦いに生き残り、滅ぼされた国を立て直した英雄。本物のカムシーンの使い手。現在は諸王の都に葬られている。
- 聖王アウレリウス
- 300年前の死食で生き残った宿命の子。女性[39]。パッケージ左側の人物。ランス出身。四魔貴族の人間狩りによって奴隷の身となっていたが、後にフルブライト将軍の養子となって共にアビスの魔物に戦いを挑み、四魔貴族をアビスに追い返してゲートを封じたほか、各地の復興を行なった。現在フルブライト商会を始めとした勢力が聖王の伝統を重視する理由も、当時聖王との関係が深かったなどのため。子がおらず、姉の子孫が聖王家を継いで聖王廟を管理している。作中の時代ではその事績について不明な点が多くなっており、残されているエピソードもおとぎ話として扱われることが多い。
- 作中では女性と分かる描写は無く、オープニングでの姿も男性として描かれたものである。河津の中では最初から女性として設定付けていたのだが、オープニング映像を作った高井浩に(聖王が女性である事が)「有りがち。サガらしくない」と言われ、女性と明かす必要も無かった事から絵はそのままとなった[42]。
- リマスター版の追加イベントによると、聖王という呼称は彼女が表舞台から姿を消してから使われたものである様子。魔王同様、その意志は現世に存在し、5つ目を探す主人公に警告を送った。
- 作中では伝承として伝えられるのみだが、300年後の世界を舞台にした続編『ロマンシング サガ リ・ユニバース』では本人が登場。本作では明かされなかった様々なエピソードが語られている。
- 聖王十二将
- 聖王に協力して四魔貴族と戦った12人の仲間で、代表格の3名は特に聖王三傑と呼ばれる。名前が明かされているのは8名のみ。
- フェルディナント
- 聖王三傑の1人で、ミカエルとモニカとウォードの祖先にして猛将。メッサーナの王位継承を辞退して海を渡り、ミュルスからロアーヌまでの魔物で満ちた森を切り抜け、魔王時代に滅びてビューネイの領域になっていた古ロアーヌ王国の廃墟へと到達、盗賊や魔物を討伐。彼が切り開いた道に人々が続き、やがて多くの人々が行き交い、当時の予言通りにロアーヌの都を復興させてロアーヌ侯になった。
- ヴァッサール
- 聖王三傑の1人で、魔海侯フォルネウス討伐を手助けした玄武術士。バンガード建設とオリハルコン捜索を提案し、玄武術士たちと共にバンガードを動かす。後にモウゼスの町を興した彼の影響で、モウゼスの町の半分が玄武術士のテリトリーであり、また世界的に玄武術を学ぶ者が多い。
- パウルス
- 聖王三傑の1人で、メッサーナ王国の国王になった。魔戦士公アラケスの配下だったが、聖王がフォルネウス討伐のためバンガードを建造したのをきっかけに内通者として聖王に協力していた[43]。剣豪オトマンの死後、「銀の手」を受け継いでいる[44]。
- ヒルダ
- ミカエルとモニカとウォードの祖先。ユーステルムの貴族令嬢、家名はアウスバッハ。後に幼馴染みでもあるフェルディナントの妻。
- 聖王より授けられたマスカレイドの使い手であり、マスカレイドは彼女が使う以外でも大剣に展開時はフェルディナントに渡すのが常だった。
- フルブライト12世
- フルブライト23世の先祖。奴隷だった聖王を養子に迎えて支援した。
- チャールズ
- フルブライト将軍(12世)の息子。聖王の義兄弟で、四魔貴族との戦いで戦死[45]。ゲーム中には会社経営の物件名に登場するのみ。
- オトマン
- 剣豪。ビューネイ討伐戦で左腕を失い、以降は左腕の義手として「銀の手」を用いて二刀流で戦うようになった。アラケス討伐戦で敵軍を足止めして戦死した[43]。
- ソープ
- 臆病者でそれを補う「勇士の兜」を使っていた[43]。
- 聖王の姉
- ランスで聖王廟を管理する聖王家の祖先。
- ピドナ工房の初代親方
- 聖王武具を作った人物でノーラの祖先。聖王と共にアラケスの魔槍を鍛えなおして聖王の槍を制作し、それが元で工房をかつて世界一の規模に発展させた。
- 巨竜ドーラ
- ルーブ山地に棲む竜。グゥエインの母親。聖王を背に乗せて空を飛び魔龍公ビューネイと戦った。しかし竜の本質である「人の肉を食らい宝を奪う」事を続けたため、友である聖王の剣で倒され、その腕の中で息絶えた。展開によっては、母の気持ちを理解したというグゥエインが「どうせ滅ぶ定めであれば、せめて友の手で」といった内容の言葉を残す。
アビス
四魔貴族
魔王の時代より以前からアビスに住んでいた4体の魔物。魔貴族とも呼ばれる。いずれも人間に酷似した容姿だが長く尖った耳を持つ。魔王が開いたアビスゲートからこの世界に現れて魔王の配下となり、魔王が姿を消した後は世界を支配したが、聖王によってアビスに追い返された。
死食の影響で再び現世に現れたが、ゲートが半開きのためヒト型の本体が通れず、まずはそれぞれが思い描く理想の姿である巨大な怪物姿の幻影を送り込んだ。本体が通れるよう完全に開くためゲートを守護する。オープニングデモ(かつての死食)では、アビスゲートが完全に開いていたため、本体の姿が表示されている。
作中では自身を脅かしそうなバンガードやロアーヌにちょっかいをかけてはいるが、前作の七英雄とは違って明確な目的意識があまり見受けられない。
主人公の当面の目標は、この幻影を倒し、ゲートを閉じてアビスの勢力を地上から駆逐する事である。アビスゲートを閉じれば、アビスからの力に邪魔されて使えなかった各系統の最強術を使える。
後に同社のトレーディングカードアーケードゲーム『LORD of VERMILION』(LoV)では使い魔としてゲスト出演している。また、フレバーテキストにおいては彼らとアビスに来た魔王の出会いについて書かれている。
四魔貴族の名前はソロモン72柱の悪魔に由来して、『LORD of VERMILION』においても第何柱の悪魔からか説明されている。それぞれが名乗る爵位やフレバーテキストに書かれた所持知識も由来の悪魔と同様である。
- 魔戦士公アラケス
- 声 - 杉田智和(LoVシリーズ)
- 白虎の性質を司り、魔王殿地下の封印された深部のゲートを守る。血を何よりも愛する残虐さを持つ。魔槍を聖王に奪われ、現在は新たに鍛えたばかりの熱も冷めていない槍を使っている。幻影は双頭獣に跨った巨人、本体は筋骨隆々とした精悍な男性の姿をしており片腕が巨大な義手となっている(あるいはナックルダスターを装着している)。得意技はブラックジャック、やきごて等。
- 撃破すると重力場によって打・状属性ダメージを与える「超重力」が解禁される。
- 『LORD of VERMILION』のフレバーテキストによると、魔王から覇道のための流血の戦いに向かうよう協力を受けると共に、もし自分(魔王)が戦いを捨てたら躊躇わず殺してかまわないと言われ、魔王を気に入ったとされる。また、天文学の知識の持ち主とされる。
- 名前はソロモン72柱の第52柱・アロケルの別名から。
- 魔龍公ビューネイ
- 声 - 青木瑠璃子(LoVシリーズ)
- 蒼龍の性質を司り、タフターン山のゲートを守る。「虫けら」という言葉を多用する。魔王没後はタフターン山に作った巣を拠点に空を支配したが、地上の人間を相手にしなかったことで巨竜ドーラと聖王に空中戦を挑まれて敗れ、アビスに追い返された。
- 現在は己の領域内で栄えるロアーヌを襲撃する。幻影での姿は巨大な肉塊にビューネイベビー/ビューネイバード/ビューネイドッグという3体の使い魔とビューネイ本体の顔が埋め込まれている。本体は三つ首を周囲にまとう艶やかな美女。使い魔との連携攻撃により3連続の攻撃を行う。得意技はトリニティブラスター。
- 撃破すると自身へのダメージをLPに転嫁し、WP・JPの消費が0になる「龍神降臨」が解禁される。
- 『LORD of VERMILION』のフレバーテキストによると、魔王からの天空を支配する協力を受けた際、魔界であるアビスの者にとっては疎ましい(神に近い)領域である天空と神の支配をも全く恐れない魔王を見て、心服したとされる。また、蓄財学の知識の持ち主とされる。
- 名前はソロモン72柱の第26柱・ブネの別名から。
- 魔炎長アウナス
- 声 - 杉田智和(LoVシリーズ)
- 朱鳥の性質を司り、ジャングルの火術要塞のゲートを守り、周辺の気温を上げている。「定め」という言葉を多用する。幻影は痩せ細りヒンドゥー教の神々を思わせる装飾と炎を纏い大きな鎌を担いだ青年、本体は下半身が業火に包まれた老人の姿をしている。いずれも常時セルフバーニングの術を張っており、近距離攻撃を仕掛けた相手を返り討ちにする。得意技はヒートウェイヴ、ファイアウォール、エアスラッシュといった朱鳥・蒼龍術や死神のカマ。
- 撃破すると事前に使用しておくことでHPが0になった時に全回復して復活する「リヴァイヴァ」が解禁される。
- アウナスの幻影との戦いにゆきだるまを連れて行き、彼以外の味方が全員戦闘不能になると相打ちイベントが発生する。アウナスを撃破できるがゆきだるまは消滅してしまう。
- 『LORD of VERMILION』のフレバーテキストによると、最初は魔王に従う気がなく全力の攻撃を仕掛けるも、魔王には服の乱れすら付けられず、屈服して配下となったとされる。また、占星学の知識の持ち主とされる。
- 名前はソロモン72柱の第58柱・アミーの別名から。なお、モデルとなったアミーの肩書きは「地獄の大総統」であり、そのためアウナスのみ爵位の肩書きを持っていない。
- 魔海侯フォルネウス
- 声 - 杉田智和(LoVシリーズ)
- 玄武の性質を司り、深海に沈む海底宮のゲートを守る。「アビスの力」に絶対の自信を持つ。魔王没後は海の支配にしか関心を向けず、聖王が合計8回討伐に向かうも、うち7回の巨大な船を沈めた。しかし8度目の動く島バンガードは沈められず、潜水したバンガードから海底宮に進入され、三叉槍ルツェルンガードを手にした聖王に敗れ、アビスに追い返された。
- 現在は配下に最果ての島とバンガードを襲撃させている。幻影は鯰のような顔をした巨大魚だが本体は美しい少年の姿をしている。大回転の後に相手を投げ飛ばす格闘術や大渦を起こす術を用いるなど見た目に反して豪快。得意技は大津波のメイルシュトロームで、水属性の即死特性を持つ危険な技(技そのものは冷ダメージだが水属性ではない)。
- 撃破するとJPすべてを消費する代わりに発動後にそのターンの敵の行動をキャンセルし消費JPに応じたターン数だけ先制攻撃できる「クイックタイム」が解禁される。ハーマンがパーティにいる場合、戦闘終了後に彼を本来の姿(ブラック)に戻すことができる。
- 『LORD of VERMILION』のフレバーテキストによると、アウナスと同様に元々は従う気がなく、魔王を玄武術の激流で圧縮して胃袋に収めるも、逆に体内から体を支配されて敗北、屈服したとされる。また、修辞学の知識の持ち主とされる。
- 名前はソロモン72柱の第30柱・フォルネウスから。
破壊するもの
本作のラストボス。四魔貴族の幻影を全て打ち倒した際に、アビスにいる四魔貴族の本体によるゲート解放を食い止めようとした宿命の子の片割れがアビスへ残り、これを助けに行こうと主人公一行がアビスへ乗り込んだため、結果的に宿命の子が2人ともアビスに揃った事で制御不能の破壊の力が具現化した姿。「トータルエクリプス」を起こし残存する四魔貴族の力を行使する「獣魔の翼」や、アビスの力を行使する「闇の翼」を生やす。対抗力となる創造の力をサラと少年が作っており、条件が揃えば「光の翼」で打ち消せる。「グランドクロウズ」、「カオスディザスター」、「アビスの風」といった固有技を持つ。また、トータルエクリプス使用時にはバフ・デバフ・特殊状態がリセットされる。加えて、闇の翼では地相が強アビス地相に変化し、デッドハートなどのアビス装備がなければ毎ターン仲間全員がダメージを受けるようになってしまう。
- 宿命の子にあたるサラと少年は、すなわち本当の年齢は15歳、宿星も本来はアビスのある「死星」であり、両者は双子の存在である[34]。しかし、リマスター版で確認できるイベントにおいて、死食の際に少年は赤子だったのに対して彼女はたどたどしくもユリアンや姉を呼べる程度に成長しており、少なくとも血縁という意味で双子ではない。サラの生まれについては語られないため、生き別れの姉弟である可能性自体は否定できない(少年の両親から姉がいたような話は出ないが)。
- サラが主人公の場合、サラが宿命の子のため強制的に控えとなり、コマンダーモードになる。ただし陣形技に参加しない者は通常のコマンド入力を行える(1人旅[注釈 24] の場合は通常通りの戦闘)。「光の翼」は陣形技として任意に発動する。
- パーティーが撃破するか、全滅させられるかにかかわらず「破壊するもの」は死星も地上も全てを破壊し、全滅時はそこで終了するバッドエンディングだが、撃破時はさらにサラと少年の創造の力によって世界が再生し、死星や最果ての滝がない球状の世界に作り直される(元々は球状ではなかった/後述)。
- 『ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』では本作の「破壊するもの」をパロディした子供向け絵本「命をくらう斧」が登場する。
注釈
- ^ “『ロマンシング サガ3』2019年初頭配信決定! 対応プラットフォームはPS4、Switch、Xbox One、Windows 10、Steam、PS Vita、iOS、Android【TGS2018】”. ファミ通.com (2018年9月20日). 2018年9月20日閲覧。
- ^ “『ロマサガ3』リマスター版、配信日は11月11日に決定! ハリードやユリアンの過去を語る新エピソードも”. famitsu.com (2019年8月29日). 2019年9月5日閲覧。
- ^ “『ロマサガ3』の300年後を描く新作『ロマンシング サガ リ・ユニバース』発表! SQEXとアカツキが手掛けるスマホ向けRPG【TGS2018】”. ファミ通.com (2018年9月20日). 2018年9月20日閲覧。
- ^ 週刊ファミコン通信 no.357. 株式会社アスキー. (1995年10月20日). p. 70
- ^ a b ロマンシング サ・ガ3 - Wiiバーチャルコンソール
- ^ ロマンシング サ・ガ 3 - SQUARE ENIX
- ^ a b ロマンシング サ・ガ3 - Wiiバーチャルコンソール
- ^ a b c d e f ロマンシング サ・ガ3 - Wiiバーチャルコンソール
- ^ a b c d e f ロマンシング サ・ガ3 - Wiiバーチャルコンソール
- ^ 『Romancing SaGa3 基礎知識編』P144
- ^ 『ロマンシング サ・ガ3』 練磨の書 p203
- ^ Wiiバーチャルコンソールの説明書及び、『Romancing SaGa3 基礎知識編』p15
- ^ a b c ロマンシング サ・ガ3 - Wiiバーチャルコンソール
- ^ ロマンシング サ・ガ3 - Wiiバーチャルコンソール
- ^ 『Romancing SaGa3 基礎知識編』P28〜29
- ^ ロマンシング サ・ガ3 - Wiiバーチャルコンソール
- ^ ロマンシング サ・ガ3 - Wiiバーチャルコンソール より。トレードの名称はゲーム内におけるメニューの「イベント」のコマンドにて確認可能。
- ^ 『ロマンシング サ・ガ3 プロローグ』
- ^ ロマンシング サ・ガ3 - Wiiバーチャルコンソール
- ^ 舞台「ロマンシング サガ THE STAGE ロアーヌが燃える日」
- ^ @SaGa30kawazu (2014年10月28日). "開発者・河津秋敏の2014年10月28日のツイート". X(旧Twitter)より2020年4月21日閲覧。
- ^ 『Romancing SaGa3 基礎知識編』P60
- ^ 「インペリアル サガ」コラボ英雄 カタリナ登場!
- ^ 『Romancing SaGa3 基礎知識編』P62
- ^ 『Romancing SaGa3 基礎知識編』P63
- ^ 『Romancing SaGa3 基礎知識編』P148
- ^ 生気を吸われて老人になっているハーマンと同程度
- ^ 『Romancing SaGa3 基礎知識編』P64
- ^ @SaGa30kawazu (2014年7月12日). "開発者・河津秋敏の2014年7月12日のツイート". X(旧Twitter)より2020年4月21日閲覧。
- ^ ユーステルム住人の台詞より
- ^ a b @SaGa30kawazu (2014年6月4日). "開発者・河津秋敏の2014年6月4日のツイート". X(旧Twitter)より2020年4月21日閲覧。
- ^ @SaGa30kawazu (2014年6月6日). "開発者・河津秋敏の2014年6月6日のツイート". X(旧Twitter)より2020年4月21日閲覧。
- ^ @SaGa30kawazu (2014年7月2日). "開発者・河津秋敏の2014年7月2日のツイート". X(旧Twitter)より2020年4月21日閲覧。
- ^ a b c d e 『ロマンシング サ・ガ3 練磨の書』より[要ページ番号]
- ^ 『Romancing SaGa3 基礎知識編』P70
- ^ 『Romancing SaGa3 基礎知識編』P71
- ^ a b 週刊ファミコン通信 no.357. 株式会社アスキー. (1995年10月20日). p. 72
- ^ 『サガ フロンティア』のスタッフルームのメッセージより。
- ^ a b c 新作『SAGA2015(仮称)』発表記念。河津秋敏氏が振り返る『サガ』シリーズ25年の思い出 - 電撃オンライン
- ^ 攻略本[要文献特定詳細情報]によるとハリードは「カムシーンと姫のどちらか」を探しに諸王の都に行き、カムシーンを入手すると目的達成=ファティーマは登場しない。
- ^ 当然ながら、聖王がドーラを討った理由は人々に対する略奪行為を止めなかったためである。
- ^ @SaGa30kawazu (2014年12月11日). "開発者・河津秋敏の2014年12月11日のツイート". X(旧Twitter)より2021年3月8日閲覧。
- ^ a b c http://www.kobayashi-tomomi.com/blog/index.php?itemid=442
- ^ 舞台『Romancing SaGa THE STAGE 〜ロアーヌが燃える日〜』
- ^ 『ロマンシング サ・ガ 大全集』より[要ページ番号]
- ^ ゲーム内オープニング ハリードの台詞。
- ^ 『ロマンシング サ・ガ3 練磨の書』 p202-203、p220-225。『ロマンシング サ・ガ 大全集』p72-81
- ^ @SaGa30kawazu (2014年8月6日). "開発者・河津秋敏の2014年8月6日のツイート". X(旧Twitter)より2020年4月21日閲覧。
- ^ @SaGa30kawazu (2014年11月21日). "開発者・河津秋敏の2014年11月21日のツイート". X(旧Twitter)より2020年4月21日閲覧。
- ^ 主人公のHPがおよそ350または700前後になった時
- ^ 『ロマンシング サ・ガ3 完全攻略編』より[要ページ番号]
- ^ NTT出版『ロマンシング サ・ガ3 プロローグ』掲載の「聖王記」第二章・第一節「聖王総記」より。
- ^ 『Romancing SaGa3 基礎知識編』P121
- ^ 「捨てる」だと自動で倉庫に入るため紛失するのは売却した時のみ
- ^ 『Romancing SaGa3 基礎知識編』P110
- ^ 回避率は「0%」表記だが実際には40%程度の回避率を持ち、防御盾アイコンだが実際はガーターと同じく「回避」を行う。
- ^ “30-DELUX×スクエニがRPG「サガ」シリーズ舞台化、清水順二&緒月遠麻ら出演”. ステージナタリー. 2021年4月9日閲覧。
- ^ https://www.4gamer.net/games/375/G037565/20170406043/
- ^ 本作には、異性のみをターゲットにした魅了攻撃や、特定の性別を持つものにクリティカルヒットの効果を持つ攻撃がある。
- ^ a b 武器威力40以上の武器を、特に制限無く複数入手可能な武器種(機会には制限あり)。
- ^ 特殊技については、弓以外でも全体攻撃技を複数有する武器はある。
- ^ Wiiのバーチャルコンソール版説明書では×、△、○の3段階とあるが、実際は×、△、○、◎の4種のマークが存在する。
- ^ 盾とガーダーにおける「防御力」「回避率」「有効性」の用語は、作中の装備画面などでこれらの種類のアイテムを指定した際、その性能説明にて記載されていることが確認できる。
- ^ 体験版ではメッセージも表示されていた。
- ^ そのため、使用する敵が最弱の「ゴブリン」しか存在しない「脳天割り」の見切りはオリジナルのSFC版では技データは存在するものの絶対に習得不可能な見切りだった。
- ^ 『Romancing Sa・Ga3 基礎知識編』では「属性」と表記されているが、地相(前述)についてもP115にて「属性」の用語で説明されており、個々の解説としては混同を招くため、同書のP132・P150にある「攻撃属性の分類」という記述に基づいて、他との区別をするため、ここでは攻撃属性と表記する。
- ^ 突・射属性はゲーム中では一部貫・弓属性と表記されることもあるが、どちらも同じものを指す。
- ^ 特定の装備品による HP の自動回復とは別個。陣形「玄武陣」におけるHP回復効果は、戦闘不能の復帰を除いてこれに準じている。
- ^ LP が残っていれば戦闘不能も治療対象に含まれる。その場合はHP1の状態での復活。
- ^ ただし、リマスター版で描かれた回想では、死食時に既にシノンに暮らしており、エレンとも知り合いであった。
- ^ ゲームでもそれが反映され、彼の武器装備枠の1つ目は曲刀で固定され、何の曲刀を装備しても戦闘中は「カムシーン」と表示される。
- ^ アラビア語で光は「نور」(ヌール)。エルはアラビア語の冠詞。
- ^ マスクデータの「がめつさ」初期値は実際にハリードが最も高い
- ^ 本当は少年と同じ15歳
- ^ a b 『サガフロンティア2 アルティマニア』p389には、具体的な作品名は書かれていないものの、「昔のアニメが元ネタである」と記載されている。
- ^ 既に仲間にしていた場合はそのままパーティには残るが、一度外すとどこかに行ってしまう。
- ^ 教えてくれる情報=追いかけるべき蝶の色は妖精から話を聞いた時に初めて決定され、この妖精から情報を聞くまではどの色の蝶を追ってもただのランダムにしかならない。妖精から話を聞いて初めて「指定された色の蝶を追いかけると火術要塞に行きつく」仕組みが発生する。なお、火術要塞自体は無情報でも運次第で到達可能。
- ^ 現地住民の話で「魔王の呪いで姿を変えられた」「元からずっとこうだ」という両方の話が聞けるため真相は不明。
- ^ 固定装備の特殊効果によるもの。
- ^ 四魔貴族でアウナスを倒すのが4番目だった場合には、条件を満たしてもイベントが発生しない。
- ^ マスコンバットでは名前が「ヤン・ユウチュン」となっている。
- ^ ただしサラ単独で特定の地域に入るとバグ ロマンシングサガ3 サラ一人旅アビスナーガ戦後のバグ - Youtube によりゲームが続行出来なくなるため、オープニングイベント後の自由行動からゲームクリアまで通しでのサラ1人旅は不可能。バグを回避するにはその地域に入る前に仲間を1人以上入れておき、そこに入った後仲間を全て外すことが必要である。
- ^ ピドナの住人の台詞より。
- ^ 夢の中で手に入れたアイテムは原則的にこれを除いて消滅する。
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