コナミスポーツ (企業)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/29 13:22 UTC 版)
概説
1973年(昭和48年)設立。株式会社ニチイ(後の株式会社マイカルを経てイオンリテールに吸収合併)の健康・スポーツ事業を担当する株式会社ピープルとして、「ピープル」「エグザス」等を展開するなど、マイカルグループの一員であった。しかし、2001年(平成13年)、株式会社マイカルの経営不振(後に経営破綻)により、コナミ(後のコナミグループ)へ売却され、コナミ傘下のコナミスポーツ株式会社となった。その後もピープルエグザスとして運営されていた店舗もあったが、2009年(平成21年)3月までにコナミスポーツクラブでのフランチャイズ運営となっている。
この経緯から、マイカルを買収したイオングループの商業施設内に入居しているケースもあるが、イオンとの兼ね合いがあり、一部の施設はコナミスポーツクラブから「イオンスポーツクラブ」に転換されている。
スポーツクラブ業界日本国内一位である。
コナミと、買収前の旧ピープルとの間では家庭用「ダンスダンスレボリューション」の「ダイエットモード」の監修等の提携関係が存在していた。
また、フィットネスマシンの開発にもコナミがゲーム事業で培った技術が生かされており、IT健康管理システム・e-エグザスを導入している。
ブランド
- コナミスポーツクラブ(旧ピープルスポーツクラブ)
- 運動塾(子供向けスクール、旧ピープル)
- グランサイズ(最上位店舗、2016年現在は大手町・青山・恵比寿ガーデンのみ)
- エグザス(2022年(令和4年)7月1日よりコナミスポーツクラブのカテゴリI相当[3][4])
過去のブランド
- フライツァイト(スパやレストランを併設、旧エグザスに統合)
- セレ(小規模店舗、旧エグザスに統合)/旧エグザス(旧ピープルスポーツクラブ)
- スポーツプレックス(一部を除き、コナミスポーツクラブにブランド統合)
ブランド毎の会員の違い
- コナミスポーツクラブ会員は施設のカテゴリ(I・II・III・IV)に応じて月会費が異なり、カテゴリが上位の施設の会員が下位の施設を利用することは追加料金なしで可能だが、下位の施設の会員が上位の施設を利用するときは追加料金がカテゴリの差に応じてかかる。一部のプランを除きコナミスポーツクラブ会員はコナミスポーツクラブの全施設を利用できる(カテゴリ違いの場合は先述の通り)。グランサイズおよびエグザスの店舗は利用できなかったが、2022年(令和4年)7月1日よりエグザスの店舗は利用可能となった[3][4]。
- グランサイズ会員はグランサイズ各店限定の会員と全店利用可能な会員があり、いずれもコナミスポーツクラブは全店利用可能。エグザスの店舗は利用できなかったが、2022年(令和4年)7月1日より可能となった。
- エグザス会員はエグザス各店で会員資格が分かれていたため、会員となった店舗のみ利用可能であった。グランサイズおよびコナミスポーツクラブの店舗は利用できなかったが、2022年(令和4年)7月1日よりエグザスがコナミスポーツクラブのカテゴリI相当となったためプラン変更した会員はコナミスポーツクラブの店舗も利用可能となった[3][4]。
沿革
- 1973年(昭和48年)3月14日 - 岩手県一関市に株式会社千葉久友の会設立
- 1974年(昭和49年) - 第1号店となる「西宮ピープル」(兵庫県西宮市)をニチイ西宮店(→西宮サティ、2005年閉店)に開店。
- 1978年(昭和53年)
- 1993年(平成5年)
- 1994年(平成6年)1月 - サッポロビール(現・サッポロホールディングス)と恵比寿ガーデンプレイス内のスポーツクラブ「ザ・クラブ・アット・エビスガーデン」の運営会社を合弁出資で設立(現在は連結子会社)。
- 1995年(平成7年)7月 - ヤマハスポーツシステムよりテニスクラブ「ヤマハスポーティングリーン」の営業権を取得
- 1996年(平成8年)8月 - 西武百貨店よりスポーツクラブ「リボン川崎」「リボン浜松」を継承、合計7施設の営業権を取得
- 1997年(平成9年)3月 - 岸本興産より「下穂スポーツクラブ」の営業権を取得
- 1998年(平成10年)
- 1999年(平成11年)
- 2000年(平成12年)2月 - 東京証券取引所第一部に株式を上場
- 2001年(平成13年)
- 2002年(平成14年)
- 2003年(平成15年)
- 2005年(平成17年)1月 - 第1号店の「コナミスポーツクラブ西宮」(←エグザス西宮←西宮ピープル)、再開発事業に伴い閉店(西宮アネックスに移転)、翌年に本店西宮をオープン。
- 2006年(平成18年)
- 2007年(平成19年)4月16日 - コナミ、コナミデジタルエンタテインメントとともに、東京都港区赤坂の東京ミッドタウンに移転。
- 2008年(平成20年)
- 4月1日 - コナミが所有するスポーツプレックス・ジャパン株式会社、コンビウェルネス株式会社の株式を譲り受け、連結子会社とした。
- 6月30日 - スポーツプレックス・ジャパンを吸収合併。
- 2009年(平成21年)3月 - ピープルエグザスのブランド店舗を、コナミスポーツクラブに名称統一。
- 2011年(平成23年)5月4日 - JR大阪駅の再開発事業に合わせて、新築された大阪ステーションシティのノースゲートビルディング12 - 13階(入口は11階)へ「グランサイズ大阪支店」を出店。(2014年12月22日に「グランサイズ大阪」としての営業を終了し、翌年1月5日より「コナミスポーツクラブ 大阪ステーションシティ」に改称。)
- 2012年(平成24年)6月1日 - コンビウェルネスを吸収合併。
- 2015年(平成27年)10月1日 - 商号を「株式会社コナミスポーツクラブ」に変更[5]。同時に健康食品事業を株式会社コナミスポーツライフ(2代)として新設分割の上移管。また、直営店における非営業日の呼称を「メンテナンス日」から「休館日」に変更した。
- 2017年(平成29年)6月8日 - 同年7月7日の「エグザス西九条」開店(2021年(令和3年)閉店)に伴い「エグザス」ブランドが復活することを発表[6]。
- 2019年(平成31年)3月 - 商号を「コナミスポーツ株式会社」に変更。
- 2021年(令和3年)2月・5月 - 新型コロナウイルス感染症による会員大幅減をうけ、合計25店舗を閉鎖(閉鎖店舗は後述)[7]。
- 2022年(令和4年)7月1日 - コナミスポーツクラブとエグザスの相互利用を開始、またエグザス店舗内での運動塾スクールの展開を開始[3][4]。
注釈
- ^ もともと建物自体は北九州市が整備したもので、当初は地場百貨店の井筒屋に信託形式で運営を委ね(エッグスポーツクラブ)、後にそれを引き継いだものであった。市内で自前施設(徳力と戸畑)が新しくなったことや小倉駅周辺の同業者(新幹線駅高架下のルネサンス小倉とI'm10階のビッグバンスポーツクラブ(旧セントラルスポーツ小倉))との競争が激化したことに加え、施設所有者の市が老朽化した障害者スポーツセンターの移設先として位置づけたこともあり閉店となった。2012年(平成24年)4月22日に障害者スポーツセンター「アレアス」として生まれ変わった。なおコナミスポーツ&ライフは北九州市内では日本管財と組んで旧企救郡内(門司・小倉)の体育施設管理を受託している。
出典
- ^ a b c d e コナミスポーツ株式会社 第52期決算公告
- ^ コナミスポーツ - 企業情報2022年7月1日
- ^ a b c d “エグザス施設相互利用のご案内”. コナミスポーツ株式会社 (2022年5月1日). 2022年7月21日閲覧。
- ^ a b c d “コナミスポーツクラブ相互利用および運動塾スクール導入のご案内”. コナミスポーツ株式会社 (2022年5月1日). 2022年7月21日閲覧。
- ^ 商号変更に関するお知らせ 株式会社コナミスポーツ&ライフ 2015年8月18日
- ^ “スポーツクラブブランド「エグザス」復活『その街に、こころとカラダの快適空間』 第1号施設「エグザス 西九条」 2017年7月7日(金)オープン”. 株式会社コナミスポーツクラブ (2017年6月8日). 2017年8月24日閲覧。
- ^ “コナミスポーツ、ジム16店を閉店”. 日本経済新聞. 2021年3月28日閲覧。
- ^ “スタジオプログラム”. コナミスポーツクラブ. 2018年11月21日閲覧。
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