はん‐ご【反語】
反語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/06/14 03:21 UTC 版)
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反語(はんご)は、修辞法の1つ。大きく分けて、2つの意味を持つ。
- 話者の意図していることをわざと疑問文で述べる。断定を強調する効果がある。英語の「rhetorical question」を直訳して「修辞的疑問文」と言われることもある。
- 文の肯否が逆になる場合
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- 誰がそんなことをするのか? (誰もしない)
- それが何になろうか? (何もならない)
- どこにこれを持っている人がいるか? (ここにしかない)
- なぜこれがここにあるのか? (ここにあるはずがない)
- 読んでいないのはどの本か? (全部読んでいる)
- いつまでそんなことをするのか?(終わらせる時はとっくに過ぎている)
- どうすればいいのか?(何もできない、思いつかない)
- 文の肯否が逆にならない場合
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- どれほど多いことか? (非常に多い)
- 誰がしたのか? (もちろんあいつだ)
- なぜ人を助けるのか? (当然のことだ)
- 誰に口きいてんだ?(俺しかいないだろ)
- あえて、本当に表したいこととは反対のことを述べる。揶揄、皮肉、嫌みを目的として用いられることが多い。話者(書き手)がこの意味での反語を意図しているのか、それとも真意で言っているのかは文脈による。この意味での反語はイロニーもしくはアイロニー(英: irony, 独: Ironie)の訳語とされる。
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- あなたは頭がよろしいのですね(あなたはバカだ)
- おもしろいですね(つまらない)
- 今更全然怒ってません(今でも怒ってます)
- 立派な格好をしてる(みすぼらしい)
- ずいぶん早く終わるんですね(ずいぶん時間がかかる)
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関連項目
外部リンク
反語
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/10/07 01:11 UTC 版)
「コミッション (マフィア)」の記事における「反語」の解説
指導者原理、中央集権的 - 地下組織の例として、山口組本部や戦前の中国大陸や朝鮮半島で暗躍した(後に軍隊化されて政権中枢に組み込まれた)共匪集団などが挙げられる。
※この「反語」の解説は、「コミッション (マフィア)」の解説の一部です。
「反語」を含む「コミッション (マフィア)」の記事については、「コミッション (マフィア)」の概要を参照ください。
反語
「反語」の例文・使い方・用例・文例
- [反語] いやはや大した美人じゃないか.
- 《反語》 それが何のためになるのか 《何の足しにもならないだろう》.
- 《反語》 そんな事をして何になるのか 《何にもならないだろう》.
- 君に同情する; [反語的に] 《口語》 同情などするものか.
- [反語的に] 《英口語》 まあ彼の言うことを聞いてごらん(あきれて物が言えない)!, 謹聴, 謹聴!
- [しばしば反語的に用いて] 謹聴!, 賛成!, ヒヤヒヤ!
- 《口語・反語》 だれがこんなひどいこと[案]を勧めたのか.
- 「あの物音は何ですか」「何でしょうね, 本当に!」; [反語的] 「あれは何かとは驚いた」.
- 《反語》 やつめ見事に大へまをしやがった.
- 私の必要なのはそれだけだ; [反語的に] これは困った, ごめんこうむる.
- [しばしば反語的に] いいこと言ってくれるじゃない.
- 申し分のない天気; 《反語》 けっこうな[困った]天気.
- 熱烈な歓迎[《反語》 激しい抵抗]を受ける.
- いいことを言いますね; [反語]とんでもないことを言うものだ.
- 《反語》 それは大いに役に立ってもらいたいものだ 《何の役にも立つものか》.
- 《反語》よーし! 覚えていろ.
- 「随分と役に立ちますこと」という表現は反語である.
- “fine" ということばはよく反語に用いられる.
- 言ったかもしれないことに比べて反語的に控え目である言明
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