反語法とは? わかりやすく解説

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はんご‐ほう〔‐ハフ〕【反語法】

読み方:はんごほう

意味を強調するために反語用い修辞法


反語

(反語法 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/20 07:09 UTC 版)

反語(はんご)は、修辞法の1つ。大きく分けて、2つの意味を持つ。

  1. 話者の意図していることをわざと疑問文で述べる。断定を強調する効果がある。英語の「rhetorical question」を直訳して「修辞的疑問文」と言われることもある。
    文の肯否が逆になる場合
    • 誰がそんなことをするのか? (誰もしない)
    • それが何になろうか? (何もならない)
    • どこにこれを持っている人がいるか? (ここにしかない)
    • なぜこれがここにあるのか? (ここにあるはずがない)
    • 読んでいないのはどの本か? (全部読んでいる)
    • いつまでそんなことをするのか?(終わらせる時はとっくに過ぎている)
    • どうすればいいのか?(何もできない、思いつかない)
    文の肯否が逆にならない場合
    • どれほど多いことか? (非常に多い)
    • 誰がしたのか? (もちろんあいつだ)
    • なぜ人を助けるのか? (当然のことだ)
    • 誰に口きいてんだ?(俺しかいないだろ)
  2. あえて、本当に表したいこととは反対のことを述べる。揶揄、皮肉、嫌みを目的として用いられることが多い。話者(書き手)がこの意味での反語を意図しているのか、それとも真意で言っているのかは文脈による。この意味での反語はイロニーもしくはアイロニーの訳語とされる。
    • あなたは頭がよろしいのですね(あなたはバカだ)
    • おもしろいですね(つまらない)
    • 今更全然怒ってません(今でも怒ってます)
    • 立派な格好をしてる(みすぼらしい)
    • ずいぶん早く終わるんですね(ずいぶん時間がかかる)

関連項目

外部リンク


反語法

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/28 08:21 UTC 版)

倒置」の記事における「反語法」の解説

筆者選択判断強調し求められ反対回答強調するために用い修辞技法。「…のようなことがあろうか、(それはない)。」という用法用いられるのが一般的。たいてい、回答部分削除される

※この「反語法」の解説は、「倒置」の解説の一部です。
「反語法」を含む「倒置」の記事については、「倒置」の概要を参照ください。

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