関連する修辞技法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/28 08:21 UTC 版)
倒置法は代表的な強調的修辞技法であり、語感や文章表現を強調することから強調的修辞技法という。これらは倒置法の他に、誇張法、設疑法、反語法、感嘆法、反復法がある。 誇張法 「はらわたが煮えくり返る(ほど怒る)」、「死ぬ(死にそうな)ほど疲れる」、などがそれに当たり、一種の比喩表現(直喩またはメタファー)でもある。 設疑法 筆者が自分の回答を疑問文形式で投げかけ、読者が自発的に分かるように仕掛けた修辞表現。 反語法 筆者が選択、判断を強調し、求められた反対の回答を強調するために用いる修辞技法。「…のようなことがあろうか、(それはない)。」という用法で用いられるのが一般的。たいてい、回答の部分は削除される。健康でいられること、これ以上の幸せがあろうか。(それ以上のものはない) 彼がそんなことをする人間だと思えるか?(それは考えられない) 感嘆法 冒頭に感嘆詞を用いて、作中の主人公、相手の感情、情景を強調する方法。ああ、なんて僕はついてないんだ。 いやはや、君がこれほどの器だとは。 反復法 文面の接頭に類似した表現を繰り返し、作中の人物の心情や状況を強調する表現。辛い、切ない、悲しい、そんな感情が自分を苦しめる。
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