重力子とは? わかりやすく解説

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じゅうりょく‐し〔ヂユウリヨク‐〕【重力子】

読み方:じゅうりょくし

グラビトン


重力子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/03 03:56 UTC 版)

重力子(じゅうりょくし、: gravitonグラビトン[1][4][5])は、素粒子物理学における四つの力のうちの重力相互作用を伝達する役目を担わせるために導入される仮説上の素粒子アルベルト・アインシュタイン一般相対性理論より導かれる重力波を媒介する粒子として提唱されたものである[6]スピン2、質量0、電荷0、寿命無限大のボース粒子であると予想され[3]、力を媒介するゲージ粒子である[7]


注釈

  1. ^ Gは、グルーオンとの混同を避けるために使用される (グルーオンの記号はg)。

出典

  1. ^ a b c d ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典. “重力子”. コトバンク. 株式会社DIGITALIO. 2022年1月8日閲覧。
  2. ^ Zyla, P. (2020). Review of Particle Physics: Gauge and Higgs bosons. https://pdg.lbl.gov/2020/tables/rpp2020-sum-gauge-higgs-bosons.pdf. 
  3. ^ a b c 素粒子事典. “重力子”. コトバンク. 株式会社DIGITALIO. 2022年1月8日閲覧。
  4. ^ デジタル大辞泉. “グラビトン”. コトバンク. 株式会社DIGITALIO. 2022年1月8日閲覧。
  5. ^ 小松英一郎「小松英一郎が語る 絞られてきたモデル」『日経サイエンス』第47巻第6号、日経サイエンス社、2017年、 33頁、 ISSN 0917009X
  6. ^ 百科事典マイペディア. “グラビトン”. コトバンク. 株式会社DIGITALIO. 2022年1月8日閲覧。
  7. ^ 世界大百科事典. “相互作用”. コトバンク. 株式会社DIGITALIO. 2022年1月8日閲覧。


「重力子」の続きの解説一覧

重力子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/13 23:12 UTC 版)

ゲージ粒子」の記事における「重力子」の解説

4番目の力、重力もまた重力子と呼ばれるボゾン粒子により媒介される可能性がある。重力場フェルミオン結合定数質量次元持っており、くり込みによる紫外発散回避することが出来ない。また他の相互作用比べ重力は非常に弱く実験的に量子論領域での重力精密観測が困難であるため、量子論領域での重力による挙動実験的側面から検証することも今のところ不可能である。理論上弦理論重力の量子化成功しているが、弦理論幾何学的な側面大きく数値的検証となると予言能力乏しく検証可能性すら未知数であると言わざるを得ない一般相対論においてはゲージ不変性かわりに一般座標変換不変性がその役目を果たす。

※この「重力子」の解説は、「ゲージ粒子」の解説の一部です。
「重力子」を含む「ゲージ粒子」の記事については、「ゲージ粒子」の概要を参照ください。


重力子(グラビティ・チルドレン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/13 05:49 UTC 版)

エア・ギア」の記事における「重力子(グラビティ・チルドレン)」の解説

キリクや空達、「天空の塔」の中でロスト・エネルギー問題解決切り札としてのA・Tをより効率良く扱うために実験的に生み出され子供たち通称地上ライダーとは比べ物にならぬほどのA・Tの腕前持ち森の中で瞳孔十字架が浮かぶ。全員生まれながら特殊能力持ち目に見える全ての物体三次元的に捉え完璧に近い精度相手次のアクション”を予測する立体把握幹(ソリッド・センシティブ)」、「生体羅針盤(バイオマス・ジャイロスコープ)」の能力を使うことによってA・Tの能力最大限発揮できる

※この「重力子(グラビティ・チルドレン)」の解説は、「エア・ギア」の解説の一部です。
「重力子(グラビティ・チルドレン)」を含む「エア・ギア」の記事については、「エア・ギア」の概要を参照ください。

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