検証可能性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/17 04:10 UTC 版)
検証可能性(けんしょうかのうせい)
- Testability - 予測の正しさを実験によって観察可能であるかということ。検証可能性 (科学哲学)を参照。
- Falsifiability - 仮説が誤りであると証明される可能性があるかということ。反証可能性を参照。
- Verifiability - 主張が観察と経験に基づいているかということ。検証主義を参照。
- 著述における参考にした文献への言及については、参考文献・参照 (書誌学)を参照。
検証可能性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/17 03:47 UTC 版)
標準模型が十分高いエネルギースケールまで正しい理論であることを仮定すると、我々の宇宙の真空が真の真空なのか偽の真空なのかは、ヒッグス粒子とトップクォークの質量により知ることが出来る。このうちヒッグス粒子の質量は、2012年7月4日に発表された値では 125.3±0.5 GeV または 126.0±0.4 GeV とある程度正確に求まっているが、トップクォークの質量は 172.9±1.5 GeV とやや精度が荒い。このため、現在の理論では真空の安定性は安定と準安定のちょうど境界に位置する事になる。なお、ヒッグス粒子を事実上発見したという発表のあった2013年3月14日以降に、一部に「真空が準安定状態である」事が確定したというような記事が存在するが、これはトップクォークの質量の不確かさを考慮しないで書かれた誤報である。トップクォークのより正確な結果を求めるには、現在あるテバトロンや大型ハドロン衝突型加速器 (LHC) では難しく、次世代の加速器であるILCの登場を待たないといけないとされている。
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