検証可能秘密分散法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/06 17:03 UTC 版)
秘密を分散したり復元したりする段階で、参加者の誰かが手順に従わず、不正に情報を得たり他者を混乱に陥れようとするかもしれない。検証可能秘密分散法(verifiable secret sharing, VSS)は、他の参加者が手順に従っていることを(十分小さいエラー確率を除き)検証することのできる秘密分散法である。Tal RabinとMichael Ben-Orは、ディーラーまたは1/3未満の参加者による不正行為を検出可能なマルチパーティ計算プロトコル(MPC)を考案した。このプロトコルは、適応的(adaptive)な攻撃者、すなわち、プロトコル中で明かされる情報に依存して結託する参加者を決定するような攻撃者に対しても、安全性を保つことができる。
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