等価原理とは? わかりやすく解説

とうか‐げんり【等価原理】

読み方:とうかげんり

一般相対性理論基本原理で、同じ物体慣性質量と重力質量とは常に等しいというもの。この原理によれば加速運動をするロケット内部感じ見かけの力と、地上静止した状態に感じ重力本質的な違いはないと見なすことができ、同様に重力によって光が曲がるという現象導かれる


等価原理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/01 06:03 UTC 版)

等価原理(とうかげんり、英語: equivalence principle)は、物理学における概念の一つで、重力を論じる一般相対性理論の構築原理として用いられる他に、異なる座標系での物理量測定の一致性についての議論でも登場する。




「等価原理」の続きの解説一覧

等価原理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/05 20:40 UTC 版)

質量」の記事における「等価原理」の解説

詳細は「等価原理」を参照 両者は全く別の定義であるが、これらは同一の値を取る。この経験則を等価原理といい、エトヴェシュ・ロラーンドなどが行った実験により高い精度示されている。落体の法則振り子の等時性といった法則は、この原理のために成り立っている。だが、なぜ慣性質量と重力質量が同じ値をとるのかという理由は、現在でもわかっていない。慣性質量生じ仕組みについてはヒッグス粒子によるヒッグス機構唱えられているが、これは重力質量にはあてはまらない重力質量発生のしくみ重力子交換よるものであると考えられている[要出典]。

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「等価原理」を含む「質量」の記事については、「質量」の概要を参照ください。


等価原理

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/26 18:54 UTC 版)

一般相対性理論の概説」の記事における「等価原理」の解説

自由落下するエレベーター乗っている人は無重力状態感じる。物体静止したまま浮遊する一定速度漂流するエレベーター内の全て一緒に落下しているため、重力効果観測することができないこのように自由落下している観測者経験する大きな重力源から遠く離れた深宇宙観測者経験するものは区別できない。これらの観測者アインシュタイン特殊相対性理論において特権的(「慣性」)観測者と書いた者であり、光はこの観測者に対して一定速度直線沿って進む。 アインシュタインは、特殊相対性理論における無重力観測者慣性観測者同様に経験することが重力基本的性質現していると仮定し、これを一般相対性理論基礎として等価原理で定式化した。大まかに言うと、この原理自由落下するエレベーターにいる人は自由落下していることを知ることはできないというものであるこのような自由落下環境における全ての実験は、静止している時や全ての重力源から遠く離れた深宇宙一様に動いている観測者対すであろうものと同じ結果になる。

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