アグリー
英語:agree, ugly
「アグリー」とは・「アグリー」の意味
カタカナ語の「アグリー」は、「同意する」と「容姿が醜い」という2種類の意味があり、使用するシーンによって意味が違ってくる。ビジネスにおいては、会議などで意見に賛同したり、仕事のやり方に同意したりする時に「アグリーです」や、「私もその意見にアグリーします」などの表現をする。また、賛成しない場合は「アグリーしません」、「アグリーできません」という言い回しが好ましい。ただし、社風によって「アグリーです」などの表現がそぐわなかったり、理解されなかったりすることもあるため、カタカナ語を使う人が多い職場で用いるのが良い。また、外資系などネイティブの英語を話す人が多い職場では、「アグリー」発音の仕方によっては「容姿が醜い」という意味で捉えられることもあるので注意が必要である。「アグリー」の「ア」にアクセントをおいて「リー」をLの発音にすると、「容姿が醜い」という意味になってしまう。「リー」にアクセントをおき、Rの発音にすると「同意する」という意味の「アグリー」になる。
「アグリー」の語源・由来
「アグリー」の語源は意味によって異なる。「同意するという意味の「アグリー」は英語の「agree」に由来し、「容姿が醜い」という意味の「アグリー」は英語の「ugly」に由来している。英語の「agree」の語源は「好意を持って受け取る」という意味の古期フランス語「agreer」で、英語の「ugly」の語源は「ぞっとする」という意味の古ノルド語 「uggligr」である。「アグリー」の熟語・言い回し
アグリーだよとは
「アグリーだよ」は、意見に賛成する時に用いられる表現で、「賛成だよ」、「同意だよ」という意味になる。また、2022年5月にNHKで放送された「義経のスマホ」というドラマで、意識の高い御家人が使用した「アグリー」スタンプが話題となった。源頼朝や北条義時、畠山重忠などがドラマ内でグループFUMI(LINE)をしており、「アグリー」スタンプを連打したのがきっかけである。「アグリー」スタンプの販売を望む声も多かったが、ドラマ内のみで用いられただけで販売されることはなかった。
アグリーベティとは
「アグリーベティ」は、2006年~2010年までアメリカで放送されたテレビシリーズである。直訳すると「醜いベティ」というタイトルで、見た目が悪く冴えないベティという名の女性が、偏見などに打ち勝ち成功していくというストーリーである。もともとはコロンビアで製作された「ベティ〜愛と裏切りの秘書室」というテレビドラマのリメイク作品で、コロンビアでは最高視聴率80%を記録した。主演のアメリカ・フェレーラは、この作品でゴールデングローブ賞やエミー賞を受賞している。
ディスアグリーとは
「ディスアグリー」は、「アグリー」の反対語で「同意しない」という意味になる。ただし、会議などで同意しない場合に、「ディスアグリー」という表現を用いることはほとんどない。直接的で強い意味に捉えられてしまうため、「アグリーできません」、「アグリーしかねます」という柔らかい表現が一般的である。強く反対の意思を表明する場合のみ、「ディスアグリー」という表現を用いる。
アグリーメントとは
「アグリーメント」は「承諾」や「契約」、「意見が一致する」などの意味で用いられる表現である。「アグリーメントを与える」という表現は、「承諾する」、「同意する」とう意味になる。そのほかにも、企業内で定められたルールが「ワーキングアグリーメント」と表現されたり、サービスの品質を保証することが「サービスレベルアグリーメント」と表現されたりする。また、エンドユーザーとのライセンス契約のことを、「エンドユーザーライセンスアグリーメント」と表現する。「アグリーメント」も、「アグリー」と同様にビジネスシーンで頻繁に使用される表現である。
- ugly」のページへのリンク