twitter発の積極的な広報活動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 09:38 UTC 版)
「パイン (企業)」の記事における「twitter発の積極的な広報活動」の解説
当社では、テレビがカラー放送に転換してからCMを流しておらず、新聞への広告の出稿も年1回にとどめている。その一方で、2010年にtwitter上で開設した公式アカウントから、情報を積極的に発信。登録されているだけでも15万人以上のフォロワーが付くなど、日本企業による公式アカウントでは屈指の人気を博している。 公式アカウントの名称(pain_ame)はパインアメをローマ字に変換しただけで、英語で「苦痛」を意味する“Pain”ではない。2013年以降の毎年4月1日には、エイプリルフールにちなんで、架空の製品・キャンペーンに関するツイートをこのアカウントから発信。公式サイトには、過去のツイートをまとめたページが設けられている。 ツイートの発信者は「マッキー」と称する社員で、自身がSNSに深入りしていたことを背景に、新規事業としてtwitter公式アカウントの開設を提案。当時はSNSに詳しい社員が他にいなかったため、この提案が経営会議で正式に採用されてからは、いわゆる「中の人」としてアカウントの運営を一任されている。 「マッキー」は素性や素顔を一切明かさず、「公式アカウントを開設後に係長へ昇進した」との情報だけを公表。社内で実際に就いている役職が「係長」であるかは定かでないが、「平社員から係長に昇進した」とされる2017年8月17日には、『攻めるロングセラー(パインアメ「中の人」の心得)』という著書(ISBN 978-4295401162)がクロスメディア・パブリッシングから刊行されている。また、公の場に出る場合には、パインアメを模した手作りの被り物を頭に装着。かつては「人前で話せない」という設定も為されていたが、2021年7月11日から9月26日までは、『はれ、のち、パインアメ◎』(FM大阪が毎週日曜日の18:30 - 18:55に期間限定で放送したパインアメ誕生70周年記念番組)のDJを「係長マッキー」という名義で務めている。ちなみに、「パインアメを息で吹いても音は鳴らない」という前述の見解は、2012年から再三にわたって「マッキー」のツイートに盛り込まれている。 さらに、滋賀県草津市の自社工場から県内の倉庫への製品輸送を自前で担うようになった2020年4月からは、「世界に1台だけのパインアメトラック」との触れ込みでコンテナ付きの4トントラックを新調。社内の開発部員曰く「(『見れば幸せになれる』との伝説がある)ドクターイエローを意識した」というデザインで、コンテナの側面に大きなパイナップルが描かれているほか、ナンバープレートの番号には希望番号制度を通じて取得した「81・03」(パインさん)を用いている。ちなみに、1953年にも「パインアメトラック」と同様のラッピングをトラックの荷台に施していたが、このトラックはイベントでわずかに使われただけという。
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