chassis dynamometerとは? わかりやすく解説

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シャーシー‐ダイナモ


シャーシー‐ダイナモメーター【chassis dynamometer】

読み方:しゃーしーだいなもめーたー

シャーシダイナモ


CDY


シャシーダイナモメーター

英語 chassis dynamometer

路面代わりにダイナモメーター連結したローラー駆動輸を載せて実車走行試験を行う装置のこと。ローラー駆動力吸収計測装置走行抵抗(転がり勾配空気)調節装置加速抵抗(フライホイール)調節装置降坂の逆駆動装置車速比例送風装置などからなっている。用途は、実車動力性能燃費測定が主であったが、排気ガス燃費試験頻度高まりからから急速に広まり環境室、無響室減圧室、電波暗室などの設備内に設置し冷却空調耐寒騒音高地、電雑な幅広い試験用いられる路面代わりをするローラーはツインローラーとシングルローラーがあり、さらにタイヤ接地面変形をより実路面に近づけたフラットローラーと呼ばれるものもある。4輪駆動車用に2ローラータイプもある。ツインローラーは比較小規模であるが、タイヤ変形滑り大き欠点がある。おもに排気ガス試験用いられる。シングルローラーは大径直径1~2m のものがあり、表面スリップ防止加工塗装などが施されている。また加振、騒音試験用特殊な形状付け加えることもある。路上試験比べて気象路面条件変化がなく、また固定計測装置多用できることから開発期間短縮が可能となり、近年シャシーダイナモでの試験増加している。

反対語 路上試験
参照 ストール
※「大車林」の内容は、発行日である2004年時点の情報となっております。

シャシダイナモ

(chassis dynamometer から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/05 01:59 UTC 版)

シャシダイナモ(英語: Chassis dynamometer)とは、自動車馬力排出ガス値、燃費を測定する装置の事である[1]

概要

測定方式には大きく分けて2種類あり、ローラーの上に車のタイヤを載せて運転するシャシダイナモメータ方式[2] [3]と、車輪を外して車軸に装置をつけて運転する車軸直結方式がある。

シャシダイナモメータ

サーブ・96前輪を載せている装置がシャシダイナモメータ

シャシダイナモメータ(またはメーター)は20世紀初頭に誕生して以来[4]日本では10・15モードJC08モード欧州ではNEDCアメリカ合衆国でのアメリカ合衆国環境保護庁で定められた各種モードは、すべてシャシダイナモを用いて燃費を測定している[5]

構造としてはフリーローラーとダイナモメータに連携させたロードローラーからなり、ロードローラーの負荷を変化させることで実際の走行条件に近づけることが出来る[3]

以前のローラー式は二輪駆動車にしか対応しておらず、四輪駆動車は四駆に切り替えずに試験を行っていたが、フルタイムやスタンバイ式四輪駆動車の増加により、これらに対応したシャシダイナモが開発された[6]

脚注

  1. ^ シャシダイ チューイング用語デジタル辞典 株式会社 ディーズ・クラブ
  2. ^ 試験設備のご紹介-2WDシャシダイナモメータ”. 日本自動車輸送技術協会. 2024年4月5日閲覧。
  3. ^ a b シャーシダイナモメータ WO2014038039 A1
  4. ^ http://www.horiba.com/uploads/media/R34_06_01.pdf シャシダイナモメータによる車両試験 (PDF)
  5. ^ カタログ燃費と実燃費の差をなくせ! 欧州が燃費計測の世界標準策定に動く 2012年06月28日 MONOist
  6. ^ 試験設備のご紹介-4WDシャシダイナモメータ1”. 日本自動車輸送技術協会. 2024年4月5日閲覧。

関連項目



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