callus
「callus」の意味・「callus」とは
「callus」は、皮膚が摩擦や圧力により硬くなり、厚みを増す状態を指す医学用語である。一般的には、足の裏や手のひらなど、頻繁に摩擦や圧力がかかる部位に形成される。これは、皮膚が自身を保護するための自然な反応であり、特に運動選手や職人など特定の職業に従事する人々によく見られる。「callus」の発音・読み方
「callus」の発音は、IPA表記では /ˈkæləs/ となる。IPAのカタカナ読みでは「カルス」となり、日本人が発音するカタカナ英語では「カラス」と読む。この単語は発音によって意味や品詞が変わるものではない。「callus」の定義を英語で解説
「callus」は、"An area of skin that is thick or hard from continual pressure or friction (as the sole of the foot)"と定義される。つまり、継続的な圧力や摩擦により皮膚が厚くなったり硬くなったりする部分、特に足の裏などを指す。「callus」の類語
「callus」の類語としては、「corn」がある。しかし、「corn」は特に足の指の間や足の裏などに形成される硬い皮膚の塊を指し、中心部が特に硬くなっている点で「callus」とは異なる。「callus」に関連する用語・表現
「callus」に関連する用語としては、「bunion」や「blister」などがある。これらも足に関連する医学用語で、「bunion」は足の親指の付け根に生じる骨や組織の突出を、「blister」は摩擦により皮膚の表面が隆起して水疱を形成する状態を指す。「callus」の例文
以下に「callus」を用いた例文を10個示す。 1. He has a callus on his foot from playing soccer.(彼はサッカーをすることで足にタコができた)2. The callus on her hand is from playing the guitar.(彼女の手のタコはギターを弾くことから来ている)
3. The shoes caused a callus on my heel.(その靴が私のかかとにタコを引き起こした)
4. I have a callus on my finger from writing too much.(書きすぎて指にタコができた)
5. The callus on his palm is from lifting weights.(彼の手のひらのタコは重量挙げから来ている)
6. She developed a callus from using the computer mouse.(彼女はマウスの使用からタコを発症した)
7. The callus on my foot is painful when I walk.(私の足のタコは歩くときに痛い)
8. He has a callus on his knee from gardening.(彼は庭いじりから膝にタコができた)
9. The callus on her elbow is from leaning on the desk.(彼女の肘のタコはデスクにもたれることから来ている)
10. I have a callus on my thumb from playing video games.(ビデオゲームをすることで親指にタコができた)
カルス【callus】
線維症
胼胝
(callus から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/10 22:06 UTC 版)
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胼胝 | |
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概要 | |
分類および外部参照情報 | |
ICD-10 | L84 |
ICD-9-CM | 700 |
MeSH | D002145 |
胼胝(たこ、べんち)とは、物理的圧迫を反復して受け続けることにより、皮膚の角質が増殖して肥厚・硬化し、丘状扁平に隆起する現象[1]。
角質層が真皮に向かって楔状に突起し痛みを伴うものは鶏眼(魚の目〈うおのめ〉)という[1]。
原因
反復する外的刺激への反応によって生じるもので、窮屈な靴やハイヒールを履き続けることが原因となっていることが多い[1]。予防には、足にあった靴を履く、軟らかい靴の中敷きを使用するなど、皮膚に対する機械的な刺激を避けることが重要である。
また、糖尿病などによる末梢神経の障害が原因の足変形(爪先のハンマートゥやクロストゥ)の結果として、局部的な圧迫が持続して生じることもある[1]。
筆記用具を長時間使用することにより手の指にできる場合(ペンダコ)や、長時間座ることにより足や尻にできる場合(座りダコ)、スポーツの防具などを使用することでできる場合もある。
摂食障害を抱える人は太ることを恐れ、自発的な嘔吐を試みる。一般的には人差し指または中指を喉に突っ込み、嘔吐中枢を刺激する方法がとられるが、その際に指の背部の付け根部分を自分の歯で傷つけてしまい、「吐きダコ」ができることがある。
治療法
足浴により角質を柔らかくし、医療行為としては角質削り(コーンカッター)やグラインダーで削り取った後、尿素軟膏やサリチル酸ワセリンなどで保湿を行う[2]。重度のものは手術で取り除く。尋常性疣贅(疣)と間違えて処置を行うと症状を悪化させることもあるため、鑑別と適切な治療が必要である[2]。素人による治療はリスクを伴う。誤って傷をつけると二次感染のおそれがあり、潰瘍の形成、蜂窩織炎、壊死性筋膜炎など重症化することもある[2]。
慣用句
「耳にたこができる」という慣用句があり、同じ話を何度も聴かされて慣れてしまう様子を表す。
出典
関連項目
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