ベイパー‐ロック【vapor lock】
読み方:べいぱーろっく
ベーパー‐ロック【vapor lock】
ベーパーロック
液体を使った系が、液体の沸点以上に加熱されたときに、発生した気泡が配管などのシステム内に閉じ込められ正常に作用しなくなる状態をいう。ブレーキまたはクラッチではペダルストロークが急激に増加し、踏力の伝達能力がきわめて悪くなる。燃料系統にも生じ、この場合燃料の供給が不良になる。この現象は液体の温度が下がれば解消される。ブレーキでは、長い坂道でブレーキを多用した場合や、高速からのブレーキを繰り返した場合などで起こることがある。ベーパーロックは、ブレーキ液の沸点と密接な関係があり、沸点の高いブレーキ液を使うことはもちろん、劣化して沸点の下がった古いブレーキ液は定期的に交換することが望ましい。
参照 ブレーキ液ベーパーロック現象
燃料供給系中の液体燃料が周囲からの熱で気化され、気泡(ベープ)が燃料通路をふさいで燃料の流れが遮断される現象。この現象が起きると燃料の供給がとだえ、混合気が薄くなり、アイドリング不調や加速不良を起こす。場合によってはエンジンが停止することがある。ブレーキやクラッチのオイルラインで熱によりオイルが気化したり、空気が混入し油圧を発生できなくなる現象を指すことが多い。
ベーパーロック現象
(Vapor lock から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/10 02:03 UTC 版)
ベーパーロック現象(ベーパーロックげんしょう、英語: vapor lock)とは、液体が加熱され生じた泡により液体の流動や圧力の伝達が阻害される現象のこと[1][2][3]。ベーパーは「蒸気」、ロックは「ロックする、固定する」の意。ヴェイパーロック現象とも[4]。典型例としては、自動車のフットブレーキの液圧系統内部にブレーキフルードの過熱による沸騰で気泡(蒸気)が生じる現象がある。この状態でブレーキペダルを踏んでも気泡が圧力を吸収してしまい、ブレーキの利き(制動力)は著しく悪化する。
- 1 ベーパーロック現象とは
- 2 ベーパーロック現象の概要
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