V1からV4までとは? わかりやすく解説

V1からV4まで

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/14 03:12 UTC 版)

Me 209 (航空機)」の記事における「V1からV4まで」の解説

メッサーシュミット社1937年から世界速度記録樹立させる計画開始したが、これに対してドイツ航空省Me209制式名称与えた試作第1号V11938年8月1日に、第2号V21939年2月8日初飛行行った開発され機体DB601Aエンジン速度記録用に特別にチューンアップしたDB 601ARJエンジン搭載した。このエンジンは、瞬間的に2300hpの出力を出すことができたが、初飛行時には完成が間に合わずDB 601Aエンジン飛行が行なわれた。機体は、全長全幅とも10mに満たないコンパクトさで、出来るだけ空気抵抗を減らすよう成型されていた。また空気抵抗を嫌い、エンジン冷却主翼外板での表面冷却方式をとった。この方式のため大量に冷却水搭載せねばならず、エンジン稼動時間はわずか30分程であった1938年4月26日DB 601ARJエンジン換装したV1直線飛行速度記録挑戦しそれまでHe100記録していたレシプロ陸上機速度記録更新する755.13km/hを記録した。この記録は、公式には30年破られなかった。なおV1宣伝省によりMe109Rと名付けられ諸外国Bf109過大評価させる偽装工作利用された。 驚異的な速度性能喜んだ空軍試作3号機V3テスト継続する一方で、この高速記録機の戦闘機化を命じた。これに従って製作され4号機V4DB 601Aエンジン搭載しトラブルの多い表面冷却をやめ主翼下面通常型ラジエーター備え1939年初飛行した。しかし、元が速度一辺倒設計され機体だけに実用機として使用するには問題多く肝心速度性能機体改修武装によって機体重量増加したためBf109E下回るまでになった。そのため今後改善見込みがないとされ開発計画中止となった試作2号機V2冷却機不調原因1939年4月4日墜落している。

※この「V1からV4まで」の解説は、「Me 209 (航空機)」の解説の一部です。
「V1からV4まで」を含む「Me 209 (航空機)」の記事については、「Me 209 (航空機)」の概要を参照ください。

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