TreeNodeBinding.FormatString プロパティとは何？わかりやすく解説 Weblio辞書

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TreeNodeBinding.FormatString プロパティ

メモ : このプロパティは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

TreeNodeBinding オブジェクトが適用されるノードのテキストの表示形式を指定する文字列を取得または設定します。

名前空間: System.Web.UI.WebControls
アセンブリ: System.Web (system.web.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

<LocalizableAttribute(True)> _
Public Property FormatString As
 String

Visual Basic (使用法)

Dim instance As TreeNodeBinding
Dim value As String

value = instance.FormatString

instance.FormatString = value

[LocalizableAttribute(true)] 
public string FormatString { get;
 set; }

C++

[LocalizableAttribute(true)] 
public:
property String^ FormatString {
    String^ get ();
    void set (String^ value);
}

/** @property */
public String get_FormatString ()

/** @property */
public void set_FormatString (String value)

JScript

public function get FormatString
 () : String

public function set FormatString
 (value : String)

プロパティ値
TreeNodeBinding オブジェクトが適用されるノードのテキストの表示形式を指定する書式指定文字列。既定値は空の文字列 ("") です。FormatString プロパティが設定されていないことを示します。

解説

FormatString プロパティを使用して、ノードのテキストのカスタム書式を提供します。データ書式指定文字列は、{ A : Bxx } の書式で、コロンで区切られた 2 つの部分から構成されます。たとえば、書式指定文字列 {0:F2} を使用すると、2 桁の固定小数点数で表示されます。

メモ
文字列の全体はリテラル文字列ではなく、書式指定文字列であることを示すために、中かっこ ({}) で囲む必要があります。かっこの外側のテキストはリテラルテキストとして表示されます。

コロンの前の値 (一般的な例での A) は 0 から始まるパラメータのリストのパラメータインデックスを指定します。

メモ
各ノードには 1 つの値しかないため、この値は必ず 0 に設定します。

コロンの後の文字 (一般的な例での B) は値の表示形式を指定します。共通の書式を次の表に示します。

書式指定文字	数値の表示形式
C	通貨書式。
D	10 進形式。
E	Scientific (指数) 形式。
F	固定書式。
G	一般形式。
N	数値形式。
X	16 進形式。

メモ
書式指定文字では、X を除き大文字と小文字が区別されません。X 書式指定文字は、大文字または小文字を指定した 16 進数文字を表示します。

書式指定文字の後の値 (一般的な例での xx) は、表示する有効桁数または小数点を指定します。

書式指定文字列の詳細については、「書式設定の概要」を参照してください。

このプロパティの値はビューステートに格納されます。

FormatString プロパティを設定している場合、デザイナツールを使用して、その値を自動的にリソースファイルに保存できます。詳細については、LocalizableAttribute のトピックおよび「ASP.NET のグローバリゼーションおよびローカリゼーション」を参照してください。

使用例

このセクションには、2 つのコード例が含まれています。FormatString プロパティを使用して、ルートノードに表示されるテキストのカスタムの表示形式を指定する方法を最初のコード例に示します。最初のコード例に対応したサンプル XML データを 2 番目のコード例に示します。

FormatString プロパティを使用して、ルートノードに表示されるテキストのカスタムの表示形式を指定する方法を次のコード例に示します。この例を正常に動作させるには、このコード例の後に示すサンプル XML データを、Book.xml という名前のファイルにコピーする必要があります。

Visual Basic

<%@ Page Language="VB" %>

<html>
  <body>
    <form runat="server">
    
      <h3>TreeNodeBinding FormatString Example</h3>
    
      <!-- Use the FormatString property to
 apply   -->
      <!-- a custom format string to the
 root node. -->
      <!-- The placeholder ({0}) is automatically   -->
      <!-- replaced with the value of the
 field     -->
      <!-- specified in the TextField property.
     --> 
      <asp:TreeView id="BookTreeView" 
         DataSourceID="BookXmlDataSource"
         runat="server">
          
        <DataBindings>
          <asp:TreeNodeBinding DataMember="Book"
 
            Depth="0"
            TextField="Title" 
            FormatString="Best Seller: {0}"/>
          <asp:TreeNodeBinding DataMember="Chapter"
 
            Depth="1" 
            TextField="Heading"/>
          <asp:TreeNodeBinding DataMember="Appendix"
 
            Depth="1" 
            TextField="Heading"/>
        </DataBindings>
         
      </asp:TreeView>
      
      <asp:XmlDataSource id="BookXmlDataSource"
  
         DataFile="Book.xml"
         runat="server">
      </asp:XmlDataSource>
    
    </form>
  </body>
</html>

<%@ Page Language="C#" %>

<html>
  <body>
    <form runat="server">
    
      <h3>TreeNodeBinding FormatString Example</h3>
    
      <!-- Use the FormatString property to apply   -->
      <!-- a custom format string to the root node. -->
      <!-- The placeholder ({0}) is automatically   -->
      <!-- replaced with the value of the field     -->
      <!-- specified in the TextField property.     -->
      <asp:TreeView id="BookTreeView" 
         DataSourceID="BookXmlDataSource"
         runat="server">
          
        <DataBindings>
          <asp:TreeNodeBinding DataMember="Book" 
            Depth="0"
            TextField="Title" 
            FormatString="Best Seller: {0}"/>
          <asp:TreeNodeBinding DataMember="Chapter" 
            Depth="1" 
            TextField="Heading"/>
          <asp:TreeNodeBinding DataMember="Appendix" 
            Depth="1" 
            TextField="Heading"/>
        </DataBindings>
         
      </asp:TreeView>
      
      <asp:XmlDataSource id="BookXmlDataSource"  
         DataFile="Book.xml"
         runat="server">
      </asp:XmlDataSource>
    
    </form>
  </body>
</html>

前の例に対応したサンプル XML データを次のコード例に示します。

<Book Title="Book Title">
    <Chapter Heading="Chapter 1">
        <Section Heading="Section 1">
        </Section>
        <Section Heading="Section 2">
        </Section>
    </Chapter>
    <Chapter Heading="Chapter 2">
        <Section Heading="Section 1">
        </Section>
    </Chapter>
    <Appendix Heading="Appendix A">
    </Appendix>
</Book>

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0

参照

関連項目
TreeNodeBinding クラス
TreeNodeBinding メンバ
System.Web.UI.WebControls 名前空間
TreeView
TreeNode クラス
DataBindings
その他の技術情報
書式設定の概要

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