ThinkPad X220系
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「ThinkPad X」の記事における「ThinkPad X220系」の解説
2011年3月29日発表。 全体の形状が新たに再設計された。ラッチレス構造の筐体に、OSはWindows7、第2世代Intel Core iプロセッサー (Sandy Bridge) を採用。排熱ファンとヒートシンクの大きさは従来とそこまで変わらず、平均的なモデルでは最大消費電力35W、ターボブースト時は3.0Ghz以上の熱いCPUであった為、正常な使用でも高温となりやすく、ソフト側の制御方法によっては冷却性能を超える熱が発生し100度を超えてダウンすることがあった。このせいで以前のモデルでは遅いながらも動作するソフトが動作しない場合がまれにある。(CPUはこれ以降の世代で発熱は抑えられ、OS側もWindows 8からはユーザーがターボブーストオフを行えるようになった) IPSパネルも選べる液晶ディスプレイは12.5インチHDワイド(1366x768ドット)で、バックライトは完全にLEDに移行。 トラックポイントの他にマルチタッチ対応ボタンレス・タッチパッド搭載。とはいえビジネス向けノートとしての地位獲得にタッチパッドが必要になりつつあった時代のもので、申し訳程度のもの。 6セルバッテリー装着時の重量は平均1.46kg(レノボ公式)で、従来の「s」に相当する軽量モデルは無い。最大メモリ8GBとカタログにあるが、16GB搭載可能。発売時期には一枚8GBメモリがなかったためで、完全に規格に沿えておりDDR3、DDR3Lの両対応。SATAポートはSATA3速度、pcieポートはSATA2速度。電源コネクタは再び背面に配置されている。今までモノラルだったスピーカーがステレオスピーカーとなった。クラシカルでデスクトップ用に近いキーボードを搭載した最後のXシリーズ。 ラインナップ X220/X220i:モバイルインテルQM67 Expressチップセットを搭載。CPUは第2世代Core i3 / i5 / i7シリーズ。 X220Tablet:モバイルインテルQM67 Expressチップセットを搭載。CPUは第2世代Core i5シリーズ。
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