strata
「strata」とは
「strata」は、地層や階層を意味する英語の単語である。地質学における地層の概念や、社会学における社会階層の概念など、多くの学問分野で使用される。また、「strata」は「stratum」の複数形であり、一つの層を指す場合は「stratum」を用いる。「strata」の発音・読み方
「strata」の発音は、IPA表記では /ˈstrɑːtə/ となる。日本人が発音する際のカタカナ表記は「ストラータ」である。なお、「strata」は単数形の「stratum」から派生した単語であるため、発音によって意味や品詞が変わる単語ではない。「strata」の定義を英語で解説
「strata」は、"layers or levels of material, naturally or artificially formed, often split into layers"と定義される。つまり、自然に形成されたり人工的に形成されたりする物質の層やレベルを指す。地質学では、地球の地殻を形成する岩石や土壌の層を指す。「strata」の類語
「strata」の類語としては、「layers」、「levels」、「tiers」などがある。これらの単語も、物質や情報、組織などの階層性を示すために使われる。「strata」に関連する用語・表現
「strata」に関連する用語としては、「stratification」がある。これは「strata」から派生した単語で、層化や階層化を意味する。社会学では、社会階層の形成や存在を説明するためによく使われる。「strata」の例文
1. The strata of society are not always easy to define.(社会の階層を定義するのは常に容易ではない)2. The geologist studied the strata of the earth.(地質学者は地球の地層を研究した)
3. The strata of the cake were clearly visible.(ケーキの層がはっきりと見えた)
4. The strata of data were analyzed for patterns.(データの層をパターン分析のために解析した)
5. The strata of the organization were restructured.(組織の階層が再構築された)
6. The strata of the painting revealed the artist's technique.(絵画の層が芸術家の技法を明らかにした)
7. The strata of the atmosphere have different characteristics.(大気の層はそれぞれ異なる特性を持つ)
8. The strata of the population were surveyed for the study.(研究のために人口の階層が調査された)
9. The strata of the rock indicated its age.(岩石の層がその年代を示した)
10. The strata of the city's history can be seen in its architecture.(都市の歴史の層はその建築に見ることができる)
Strata 3D
![]() | この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。(2015年1月) |
開発元 | Corastar |
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最新版 | |
対応OS | Classic Mac OS, macOS, Windows |
公式サイト | Strata.com |
Strata 3D(ストラタ 3D)は、Corastar社によって開発されている3DCGソフトウェアである。短縮して、Strataともよばれる。
1990年代後半から2000年代前半にかけては、世界で最も普及している3D CGソフトの一つであった。Adobe IllustratorやPhotoshopなどのアドビシステムズ(現アドビ)製品との適合性が非常によいことから、アドビ製品に慣れたデザイナーやイラストレーターによって利用されることが主に想定されている。
2020年現在の最新バージョンは2016年リリースのCX8。日本語版は株式会社ソフトウェア・トゥーから販売されている。またソフトウェア販売プラットホームのSteamにおいて「Strata Design 3D SE」が無料で配布されている。日本語Windows版およびSteam版は2012年発売のCX7に準拠している。
概要
Strata 3Dは、1990年代前半に人気を集めていたClassic Mac OS向けの3DCGソフト、StrataVision 3Dの後継である。1993年に高機能版のStrataStudio Proが登場すると、StrataVision 3Dは軽量版として位置づけられることになったが、2000年にStrataVision 3DはStrataStudio Proと統合され、2002年にStrataStudioのバージョン3に相当する製品が「Strata 3Dpro」の名称で販売されることになった。
1990年代後半から2000年代前半にかけてのStrataは、どのデザイナーの家にもあるMacで利用可能な3Dソフトとしては高能力で、アドビ製ソフトと非常によく似たユーザーインターフェイスを採用していることから3D初心者のデザイナーでも簡単に使用でき、プロのデザイナーにとっては比較的安価(当時の日本円で十数万円程度で、プロフェッショナル向けソフトとしては中価格帯に位置した)といった点が評価されていた。2000年前半当時のPhotoshopでも擬似的な3Dエフェクトをかけることは可能であったが、Strataを使うことで当時としては本格的でフォトリアルな3D表現ができ、3Dを本業としない2Dイラストレーターやwebデザイナーなどが当時流行の簡単な3Dエフェクト(文字の立体化など)をかけるのに便利なソフトであったので普及した。Corastar社は1996年にはユタ州南部の民間企業の上位5位に入る規模を誇り、一時は中価格帯のソフトとしてはLightwaveなどとともに、3DCG業界の主要ソフトウェアの中に分類されるほどの売り上げを誇った。
市販の3DCGソフトとしては珍しく、ベジェサーフェス(ベジェ曲線による自由曲面)機能を搭載しているのが大きな特徴。使い勝手はAdobe Illustratorのペンツールとほぼ同じであり、そのためAdobe Illustratorに慣れたデザイナーなら、Illustratorと同じ感覚で3DCGを制作できる。Illustratorで作ったaiファイルをそのまま読み込むこともできる。ラジオシティレンダリング機能を搭載しており、同じソフト内でそのままレンダリングまで行える。プラグイン機能により、Strataでモデリングした3Dモデルやレンダリングした画像をPhotoshopのレイヤーとして直接転送することができる。さらにキーボードショートカットも一般的な3DCGソフトの標準ではなくAdobe製品の標準に準拠しているなど、Adobe製品およびAdobe製品に慣れた2Dデザイナーとの親和性は非常に高い。例えば、IllustratorのファイルをStrataで開いて3D化し、それにテクスチャーを貼ってレンダリングし、そのイメージをPhotoshopで開いて調整を加える、と言うワークフローが想定されており、「統合型3DCGソフト」と言う難解なソフトに対する学習コストをあまりかけないで、単に「Adobe製品に奥行きが加わったもの」として扱うことが可能となる。
一方で、他の一般的な統合型3DCGソフトと比較すると、ポリゴンを扱う機能は弱く、ゲーム制作などには向かない。また、アニメ機能も弱く、ムービー製作にも向かない。
2004年発売のStrata 3D CX 4でポリゴンモデリングとサブディビジョンサーフェス機能を搭載。2006年発売のStrata 3D CX 5.1では、スクリプト言語のLua言語のスクリプティングが搭載されている。そのため、Strataで作成したオブジェクトやアニメーションを使用した3Dゲームやアニメーションの開発も(2006年当時としては)容易にこなせるようになった。またStrataでは、Luaスクリプトを自作しなくても3Dゲームやアニメーションの開発が行えるよう、サードパーティーによって作成されたスクリプトを用意している。このように、バージョンアップに従ってポリゴン機能やアニメ機能は多少は改善されている。2016年発売のStrata Design 3D CX 7.6ではGoogle CardboardなどのVRデバイスに対応した。
また、Strata CX 5などとは別売の、Strata FOTO 3Dと呼ばれる製品は、写真から立体的なオブジェクトを作成するという新機能をもうけている。Strata inStudio VRは、Strataで製作したモデルをVR空間で見ることができるというソフト。
バージョン情報
Strata Vision 3d → Strata Studio Pro Ver.1〜3 → STRATA 3D CX Ver.4〜5 → STRATA Design 3D CX Ver.6〜
CXシリーズ以前のStartaは、Strata proと呼ばれていた。
問題点
- 現在の最新版は解消されているが、4.2以前のStrata pro 3Dでは、「リソースパレット」と呼ばれる主要なパレットの表示に問題が起きることがあった。
- 2016年現在の最新版であるStrata Design 3D CX 8.2は完全な64bit体制ではないためMacOS Catalina(10.15)には対応していない。
外部リンク
- Strataのページへのリンク