starboard
「starboard」の意味・「starboard」とは
「starboard」とは、船舶用語で船の右側を指す言葉である。船首から見て右側を意味するこの言葉は、航海の際に方向を示すために使用される。なお、左側を指す言葉は「port」である。これらの言葉は、船員間での混乱を避け、正確なコミュニケーションを可能にするために用いられる。「starboard」の発音・読み方
「starboard」の発音は、IPA表記では/stɑːrbərd/となる。IPAのカタカナ読みでは「スターバード」と読む。日本人が発音するカタカナ英語では「スターボード」となる。この単語は発音によって意味や品詞が変わるものではないので、一定の発音で統一される。「starboard」の定義を英語で解説
「starboard」は英語で"The side of a ship or aircraft that is on the right when one is facing forward."と定義される。これは直訳すると、「船首を向いた時に右側にある船や航空機の側面」という意味になる。「starboard」の類語
「starboard」の類語としては、「right-hand side」や「right side」がある。ただし、これらは一般的な右側を指す表現であり、船舶や航空機に特化した意味合いは含まれていない。そのため、「starboard」は航海や航空における専門的な表現として重要な役割を果たす。「starboard」に関連する用語・表現
「starboard」に関連する用語としては、「port」、「bow」(船首)、そして「stern」(船尾)がある。これらは全て船舶の部位を指す専門用語であり、航海の際には欠かせない表現である。特に、「port」と「starboard」は船の左右を示すため、船舶の操作や航行方向の指示などに頻繁に使用される。「starboard」の例文
以下に「starboard」を用いた英語の例文を10個提示する。 1. The captain ordered to turn the ship to starboard.(船長は船をスターボードに向けるよう命じた。) 2. The lifeboats are stored on the starboard side of the ship.(救命艇は船のスターボード側に収納されている。) 3. The starboard engine is malfunctioning.(スターボードのエンジンが故障している。) 4. The cargo was loaded on the starboard side.(貨物はスターボード側に積み込まれた。) 5. The starboard side of the ship was damaged in the storm.(船のスターボード側は嵐で損傷した。) 6. The ship listed to starboard after the collision.(衝突後、船はスターボード側に傾いた。) 7. The starboard anchor was dropped first.(スターボードのアンカーが最初に下ろされた。) 8. The starboard side of the ship is painted red.(船のスターボード側は赤く塗られている。) 9. The starboard propeller needs to be repaired.(スターボードのプロペラを修理する必要がある。) 10. The ship turned sharply to starboard to avoid the iceberg.(船は氷山を避けるために急激にスターボードに向きを変えた。)面舵
(Starboard から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/04 19:55 UTC 版)
面舵(おもかじ、英語: Starboard)とは、船舶の航行において、進行方向右に舵を転ずること。
実際の操船では“おもぉぉかぁじ”と発声する[要出典]。反対に左に舵を転じる取舵(英語: Port)は、“とぉぉりかぁじ”と発声し、イントネーションによっても識別できるようにしている。
右に進路を変更中は国際信号旗の「E」を掲げる。
語源
方角を十二支に分けた場合の卯の方向(東、北を上にすると右)に舵をとることから、卯の舵(うのかじ)が徐々に転じて面舵(おもかじ)と呼ばれるようになったとされる[1]。
英語ではstarboard(スターボード)という。これは、昔の船では舵を取るための板(Steer Board(ステアボード))が右舷に設けられており、これが訛って右舷側に舵を取ることをStarboard(スターボード)と呼ぶようになったとされる[1]。今日のように船体中心に舵がないのは、欧州の古い船は船体中央に竜骨(キール)がある構造であったため、中心に舵が設置し難かったためと考えられている。
英語での翻訳の際の注意
1928年の海上における衝突の予防のための国際規則に関する条約で統一されるまで、帆船用の指示(Tiller Orders・間接法。Starboardが「左への舵」)と蒸気船用の指示(Rudder Orders・直接法。Starboardが今と同じ「右への舵」)が混在していた。この混乱の代表的な例として、タイタニック号操船ミス説が有名である。
脚注
関連項目
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