スター精密とは? わかりやすく解説

スター精密

(STAR MICRONICS CO. から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/03/12 17:33 UTC 版)

スター精密株式会社
STAR MICRONICS CO.,LTD.
本社ビル(2025年6月)
種類 株式会社
機関設計 監査等委員会設置会社[1]
市場情報
東証プライム 7718
1990年10月16日 - 2026年3月13日
略称 スター
本社所在地 日本
422-8654
静岡県静岡市駿河区中吉田20-10
北緯34度59分50.0秒 東経138度26分4.0秒 / 北緯34.997222度 東経138.434444度 / 34.997222; 138.434444座標: 北緯34度59分50.0秒 東経138度26分4.0秒 / 北緯34.997222度 東経138.434444度 / 34.997222; 138.434444
設立 1950年7月6日
(株式会社スター製作所)
業種 機械
法人番号 9080001002327
事業内容 工作機械、小型プリンター
代表者 佐藤衛(代表取締役 社長執行役員)
資本金 127億2193万円
発行済株式総数 4137万3034株
売上高 連結:649億94百万円
(2024年12月期)
営業利益 連結:40億21百万円
(2024年12月期)
経常利益 連結:45億15百万円
(2024年12月期)
純利益 連結:18億55百万円
(2024年12月期)
純資産 連結:744億31百万円
(2024年12月期)
総資産 連結:927億84百万円
(2024年12月期)
従業員数 507人(2024年12月時点)
決算期 12月末日
会計監査人 有限責任監査法人トーマツ
主要株主
  • ソルスティシア株式会社 51.12%
  • Taiyo Unleash Acrux Holdings, LP 35.69%
  • (2026年1月6日時点)
主要子会社 #関係会社参照
関係する人物 佐藤誠一
外部リンク www.star-m.jp
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スター精密株式会社(スターせいみつかぶしきがいしゃ、: STAR MICRONICS CO.,LTD.[2])は、静岡県静岡市駿河区に本社を置く、日本電子機器工作機械メーカー。時計や自動車、歯科用の精密部品を加工する工作機械で高い世界シェアを持つ。コーポレートステートメントは「世界を変える星となる。」。

概要

同社は1950年に腕時計用精密部品の製造・販売を目的として設立された。その後腕時計用ネジの量産を目的としてシチズン時計との共同出資により合弁会社(東海精密株式会社)を設立し、吸収していることから、現在でもシチズンとの関係が深い。

同社グループは、同社と子会社19社及び関連会社3社より構成され、事業部門には特機事業(小型プリンター)、工作機械事業(CNC自動旋盤等の工作機械)の2部門がある。

特に、工作機械事業が扱う時計などの細かい部品を加工するスイス型の旋盤では、世界シェアの3割を持つ[3]

企業戦略においては、創業者の時代より1000億円超の市場は手掛けずニッチな市場においてシェアを確保するグローバルニッチ戦略を基本としており[4]、日本の工作機械メーカーとしては早い段階から海外生産・販売に目を向けている。売上高のうち約9割が海外での営業売上(2023年12月期)であり、グループ人員の7割が海外人員である。

沿革

  • 1947年昭和22年)2月 - 創業。
  • 1950年(昭和25年)7月 - 株式会社スター製作所設立。
  • 1960年(昭和35年)10月 - シチズン時計との共同出資により、東海精密株式会社を設立。
  • 1965年(昭和40年)9月 - 東海精密株式会社を吸収合併し、スター精密株式会社に社名変更。
  • 1977年(昭和52年)1月 - 米国ニューヨークに同社初の海外現地法人スターマイクロニクス アメリカ・INCを設立(のちにニュージャージーに移転)。
  • 1981年(昭和56年)10月 - 名古屋証券取引所市場第二部に上場。
  • 1984年(昭和59年)
    • 8月 - 名古屋証券取引所市場第一部に変更上場。(2006年7月に同証券取引所の上場を廃止)
    • 11月 - 英国ロンドンに現地法人スターマイクロニクス UK・LTDを設立。のち2003年6月に社名変更し、現・スターマイクロニクス UK・LTD。英国ハイウィッカムに移転。
  • 1989年平成元年)1月 - 中国大連市に現地法人斯大精密(大連)有限公司を設立。
  • 1990年(平成2年)10月 - 東京証券取引所市場第一部に上場。2022年4月の同証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行
  • 1991年(平成3年)10月 - スイス・チューリッヒに現地法人スターマイクロニクス・AGを設立。
  • 1992年(平成4年)
    • 2月 - 英国ダービーシャーにA&S プレシジョン マシンツールス・LTDを設立。のち2003年9月に社名変更し、現・スターマイクロニクス GB・LTD。
    • 7月 - 独国アルツァイに現地法人スターマイクロニクス マニュファクチュアリングドイツ・GmbHを設立。のち2004年5月にラグロWH・GmbH&Co.KGと他の非連結子会社2社と合併し社名変更、現・スターマイクロニクス・GmbH。ノイエンビュルクに移転。
  • 1995年(平成7年)8月 - 米国ニューヨークに現地法人ハーシュマンCorp.を設立。1997年9月に社名変更し、現・スター CNC マシンツール Corp.。
  • 1997年(平成9年)10月 - ISO 9001認証取得(小型プリンターおよび情報機器部門)。
  • 1999年(平成11年)3月 - ISO 9001認証取得(工作機械部門)。
  • 2000年(平成12年)8月 - 米国デラウェアに現地法人スターアメリカ ホールディング・INC(持株会社)を設立。
  • 2001年(平成13年)
    • 3月 - ISO 14001認証取得(電子機器系3工場)。
    • 9月 - ISO14001認証取得(本社工場)。
  • 2002年(平成14年)
    • 2月 - ISO 14001認証取得(富士見工場)。
    • 3月 - ISO 14001認証取得(菊川工場)。
    • 12月 - 中国上海市に現地法人上海星昂機械有限公司を設立。
  • 2003年(平成15年)3月 - ISO 9001認証取得(精密部品部門)。
  • 2005年(平成17年)2月 - タイ・サムトプラカーンに現地法人スターマイクロニクス(タイランド)Co., LTDを設立(2025年1月、スターマイクロニクス マニュファクチュアリング(タイランド)Co.,LTDに吸収合併)。
  • 2011年(平成23年)9月 - タイ・バンコクに現地法人スターマイクロニクス サウスイースト アジアCo., LTDを設立。
  • 2012年(平成24年)2月 - タイ・ナコンラチャシマに現地法人スターマイクロニクス マニュファクチュアリング(タイランド)Co., LTDを設立(2025年1月にスターマイクロニクス(タイランド)Co., LTDを吸収合併し、スターマイクロニクス(タイランド)Co.,LTDに社名変更)。
  • 2018年(平成30年)7月 - 東京都港区に国内販売子会社スターマーケティングジャパン株式会社を設立
  • 2020年令和2年)4月 - 新本社ビル竣工
  • 2023年(令和5年)4月 - 東京都新宿区の株式会社スマート・ソリューション・テクノロジーを完全子会社化
  • 2024年(令和6年)8月 - インド・ベンガルールに現地法人スターマイクロニクス インディアPvt. LTDを設立
  • 2025年(令和7年)4月 - 米国の投資ファンドであるタイヨウ・パシフィック・パートナーズ傘下のTaiyo Unleash Acrux Holdings, LPと資本業務提携を締結、タイヨウが議決権の約36%を保有し筆頭株主となる[5]
  • 2026年(令和8年)
    • 1月 - タイヨウ・パシフィック・パートナーズ傘下のソルスティシア株式会社が、株式公開買付けにより議決権所有割合ベースで51.12%の株式を取得[6]
    • 3月 - 東京証券取引所プライム市場上場廃止。

主な製品

  • 自動旋盤
    • CNC自動旋盤
    • スイス型CNC自動旋盤
  • 小型プリンター
以前はSOHO・個人向けのドットインパクトプリンターレーザープリンターの製造・販売も行っていたが、現在はPOSシステム向けの小型プリンターやクラウドに対応した周辺機器の製造・販売にシフトしている。

事業所

本社

事業所

  • 事業部
    • 機械事業部
    • 特機事業部 - 静岡県静岡市駿河区中吉田20-10

関係会社

国内関係会社
  • スターメタル株式会社
  • 株式会社ミクロ札幌
  • スターマーケティングジャパン株式会社
  • 株式会社スマート・ソリューション・テクノロジー
海外関係会社
  • スターマイクロニクス アメリカ・INC(ニュージャージー州)
  • スターCNC マシンツールCorp.(ニューヨーク
  • スターアメリカホールディング・INC(デラウェア州))
  • スターマイクロニクス ヨーロッパ・LTD(ハイウィッカム)
  • スターマイクロニクス GB・LTD(ダービー
  • スターマイクロニクス・GmbH(ノイエンビュルク)
  • スターマイクロニクス・AG(チューリッヒ
  • スターマシンツール フランス・SAS(オートサボア)
  • 斯大精密(大連)有限公司(大連
  • 上海星昂機械有限公司(上海)
  • 天星精密有限公司(香港
  • スターマイクロニクス(タイランド)Co., LTD(ナコンラチャシマ
  • スターマイクロニクス インディアPvt. LTD(ベンガルール

その他

夜間は屋上のロゴがライトアップ。すぐ横には東名高速道路が通っている(2025年5月)
  • 本社(静岡県静岡市駿河区中吉田20-10)が東名高速道路の真横に立地しているため、静岡インターチェンジ - 清水インターチェンジの中間地点で同社の本社ビルを視認することができる。そのため、ビル最上部のロゴは夜間にライトアップされている。
  • 2005年から2009年までJリーグ清水エスパルスの公式スポンサーを務めた[7]。2023年に再び公式スポンサーに復活した[8]。2024年からはオフィシャルパートナーとなり、Jリーグとしては初のゴールキーパーユニフォームの胸広告スポンサーとなった[9]
  • 2015年10月から12月にかけて放送されたTBS系テレビドラマ『下町ロケット』にて、主人公・佃航平が経営する下町の工場のセットに、同社の自動旋盤が使用されている。

関連項目

脚注

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