S21 - 27編成
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「国鉄115系電車」の記事における「S21 - 27編成」の解説
169系の代替として、2013年3月16日改正より長野総合車両センター所属の115系2両編成7本計14両(N51 - 54・56 - 58編成)がJR東日本所属のままでしなの鉄道での運用を開始し、6月1日付でしなの鉄道に譲渡された。 譲渡後には側面のJRマーク部分と前面貫通扉にしなの鉄道のステッカーを貼付した上で編成番号をS21 - 27に変更した。S21 - 24編成はJR時代にリニューアル工事施工済みである。譲渡時の編成番号変更は、JR時代に施工されたリニューアル工事の施工車と未施工車とクモハ114の番号が若い順で分けられた。 編成はクモハ115形とクモハ114形の2両編成で、クモハ114形は全車がJR化直後の1987年から1988年にかけてモハ114形から改造された先頭車である。S22編成はクモハ115形も国鉄時代の1984年にモハ115形から改造された先頭車で、両先頭車が先頭車化改造車となる唯一の編成である。 JR東日本所属だった2000年から2003年にかけて、クモハ114形車端部にトイレが設置されたが、しなの鉄道での運用開始以降は使用停止となっている。トイレ設置時には側窓埋め込み・戸袋窓への鉄板ボルト留め処理を施工し、リニューアル車・未更新車ともに向かい側は車いすスペースが設置された。しなの鉄道転用直前の2012年から2013年にかけてはワンマン運転対応設備が搭載された。 先頭車化改造車の改造時期は以下の通りで、施工はいずれも長野工場である。 S21編成: クモハ114-1507(元モハ114-1016、1987年11月17日) S22編成: クモハ115-1528(元モハ115-1013、1984年11月9日)、クモハ114-1508(元モハ114-1050、1987年11月27日) S23編成: クモハ114-1509(元モハ114-1049、1987年12月16日) S24編成: クモハ114-1510(元モハ114-1009、1988年1月12日) S25編成: クモハ114-1511(元モハ114-1181、1988年1月28日) S26編成: クモハ114-1512(元モハ114-1182、1988年2月17日) S27編成: クモハ114-1514(元モハ114-1054、1988年3月27日)
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