イヌマキ

本州、四国、九州、沖縄に分布しており、さらに台湾、中国大陸南部にもみられます。蓄積は多くありません。また、この属の樹種の数は世界には約80あります。熱帯アジアにも同属のものがあり、それらの木材が小量ではありますが、日本にも輸入されていました。イヌマキは暖かい地域によくみられる樹種で、静岡地方でよくミカン畑、茶畑の周囲に垣根のようにして植えられているのをみることがあります。変種に羅漢槙(Var. maki)があり、あまり大きくはなりませんが、庭木や垣根にされているのでご存じのかたもあると思います。 ■木材 |
イヌマキ
イヌマキ (犬槙)





●わが国の本州、関東地方以西から四国、九州それに台湾や中国に分布しています。海岸に近い山地に生え、高さは20メートルほどになります。葉は広線形で互生します。雌雄異株で、5月から6月ごろ葉腋に花を咲かせます。果実は10月から12月ごろに赤紫色に熟し、食べることができます。ふつうに「マキ」といえば本種をいいます。
●マキ科マキ属の常緑高木で、学名は Podocarpus macrophyllus。英名は Japanese yew, Shrubby Japanese yew。
一葉
本槇
槇
犬槇
猿木
花柴
草槇
- Podocarpus macrophyllusのページへのリンク