K-バスとは? わかりやすく解説

K-バス

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/05 02:21 UTC 版)

天神ヶ丘バス停付近にて

K-バス(けーバス)は、三重県桑名市が運行するコミュニティバス。桑名市が三重交通及び中日臨海バスに運行委託する形で、2001年4月1日から運行を開始した。

概要

運行・運賃

運賃は100円均一(未就学児は無料)。回数券もある。日曜日と年末年始(12月29日~1月3日)を除き、毎日運行する。

長島地区で朝時間帯のみ運行されているデマンド乗合タクシーは200円均一。

運行担当事業者

2021年2月現在[1]

  • 東部ルート・西部北ルート・西部南ルート・南部東ルート・南部西ルート:三重交通桑名営業所
  • 多度ルート:三重交通北勢事業所
  • 北部ルート・長島ルート:中日臨海バス桑名営業所

沿革

  • 1999年平成11年)10月1日~11月30日 - コミュニティバスの実験運行が実施される。
  • 2000年(平成12年)9月1日~11月30日 - コミュニティバスの実験運行が実施される。
  • 2001年(平成13年)4月1日 - 運行開始。路線は東部・西部・北部の3ルート。
  • 2004年(平成16年)
    • 6月1日 - 一部経路変更。南部ルートを新設。
    • 12月6日 - 桑名市・多度町長島町が合併。
  • 2006年(平成18年)
    • 9月1日 - 長島地区循環バス「すいごう」廃止。代わって多度・長島地区にルート新設。
    • 11月1日 - 西部ルートを西部北ルート・西部南ルートに分割。
  • 2009年(平成21年)7月1日 - 一部経路変更。西部南ルートが蓮花寺駅前に乗入れ。多度ルート(多度駅~美鹿を除く)、長島ルートは、片回り運行となる。
  • 2010年(平成21年)7月1日 - 一部経路変更。多度ルートは、両回り運行となる。
  • 2018年(平成30年)7月1日 - 日曜日が全路線運休、長島南ルート朝便がデマンド乗合タクシーでの運行となる[2]
  • 2020年令和2年)2月10日 - 多度・長島地区から桑名市役所本庁および桑名市総合医療センターへの直接乗り入れ、城南地区の一部(立田町・太平町など)へ南部ルートの延伸が行われる。
  • 2021年(令和3年)3月22日 - 北部ルート・多度ルートを経路変更。多度ルートの全便と北部ルートの一部便が「神馬の湯」に乗り入れ開始。

路線

2020年3月現在。詳細は桑名市公式サイト「桑名市コミュニティバス K-バス」を参照。

東部ルート

西部北ルート

  • イオンモール桑名〜福祉センター〜メガドンキユニー星川店〜大仲新田〜メガドンキユニー星川店〜大山田団地〜総合運動公園前〜イオンモール桑名

西部南ルート

  • イオンモール桑名〜メガドンキユニー星川店〜志知〜赤尾台〜福祉センター〜希望ヶ丘〜イオンモール桑名〜高塚町〜イオンモール桑名

北部ルート

  • 桑名駅前〜市役所南〜桑名市総合医療センター〜西汰上〜深谷町〜多度地区市民センター〜くわのみ〜多度地区市民センター〜東汰上〜桑名市総合医療センター〜市役所南〜桑名駅前

南部西ルート

  • 桑名駅前〜桑名市総合医療センター〜寺町〜柳原〜ヨナハ総合病院前〜城南口〜桑部東〜市役所南〜桑名市総合医療センター〜桑名駅前

南部東ルート

  • 桑名駅前〜桑名市総合医療センター〜寺町〜柳原〜伊曽島(名四)〜太平町〜伊曽島(名四)〜市役所南〜桑名市総合医療センター〜桑名駅前

多度ルート

北回り

  • 多度地区市民センター〜上之郷〜多度駅前〜多度地区市民センター

南回り

  • 多度地区市民センター→アイリスパーク前→御衣野東→南之郷→神馬の湯→多度地区市民センター→多度駅前→大桑クリニック→多度駅前
  • 多度地区市民センター→南之郷→御衣野東→アイリスパーク前→神馬の湯→多度地区市民センター→多度駅前→大桑クリニック→多度駅前

美鹿ルート

  • 多度駅前〜多度大社前〜岩壺口〜下ヶ平〜美鹿〜前山
  • 多度駅前→大桑クリニック→多度大社前→岩壺口→下ヶ平→美鹿→前山
  • 前山→美鹿→下ヶ平→岩壺口→多度大社前→多度駅前→大桑クリニック→多度地区市民センター
  • 多度地区市民センター→多度駅前→多度大社前→多度地区市民センター
  • 多度駅前→多度地区市民センター→多度大社前→多度駅前

長島ルート

北回り

  • 福祉健康センター→長島駅前→輪中の郷→北部小学校前→大倉集会所前→長島駅前→福祉健康センター
  • 福祉健康センター→長島駅前→北部小学校前→輪中の郷→長島駅前→福祉健康センター

南まわり

  • 福祉健康センター→長島駅前→ながしま遊館→伊曽島→なばなの里前→長島駅前→福祉健康センター
  • 福祉健康センター→長島駅前→ながしま遊館→なばなの里前→伊曽島→長島駅前→福祉健康センター

朝便

  • 平成30年(2018年)7月1日よりデマンド乗合タクシーでの運行へ変更[3]

鉄道への連絡

JR関西本線近鉄名古屋線養老鉄道養老線
  • 桑名駅:東部ルート・南部西ルート・南部東ルート・北部ルート
JR関西本線
  • 長島駅:長島北ルート・長島南ルート
近鉄名古屋線
  • 近鉄長島駅:長島北ルート・長島南ルート
  • 桑名駅:東部ルート・南部西ルート・南部東ルート・北部ルート
養老鉄道養老線
三岐鉄道北勢線

車両

専用カラーの小型ノンステップバスマイクロバスが使用される。専用カラーは三重交通・中日臨海バス共通で、車体前面から後面へ向かって水色・黄色・藤色の3色。オリジナルチョロQも発売された。

現在の車両

過去の車両

脚注

  1. ^ 桑名市コミュニティバス K-バス 桑名市公式サイト
  2. ^ デマンド乗り合いタクシーの試験運行について”. 桑名市 (2018年6月25日). 2020年3月4日閲覧。
  3. ^ 長島ルート時刻表 (令和2年2月10日改正)” (PDF). 桑名市 (2020年2月10日). 2020年3月4日閲覧。

関連項目

外部リンク


北区コミュニティバス

(K-バス から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/05 06:29 UTC 版)

北区コミュニティバス

北区コミュニティバス(きたくコミュニティバス)は、東京都北区が運行する運行するコミュニティバスである。運行開始時より日立自動車交通に運行委託している[1]

2008年平成20年)4月27日から試験運行を開始し[1]2010年(平成22年)4月1日からは愛称を「Kバス」として本格運行を開始した[1]

概要

東京都北区内は、京浜東北線埼京線をはじめとした鉄道路線や、都営バス国際興業バスなどの一般路線バスなどが走り、公共交通機関は比較的充実していた。しかし地形的に南北間で高低差があることや、路線バスが一部路線で廃止され、一部地域の公共交通の不便さが目立つようになってきた。

こうした状況を踏まえ、北区によってコミュニティバスの導入調査が行われた。同時に、コミュニティバス導入の必要性と可能性について検討するため「コミュニティバス導入検討委員会」が設置された。その中で、西ケ原東・田端滝野川西、豊島赤羽西、浮間の5路線について検討を行い、採算性の面などを踏まえた上で、西ヶ原東・田端路線について試験運行を開始することとなった。

2年間にわたり試験運行を行った結果、本格運行への移行が決定。公募により相性が「Kバス」に決定され、2010年度からは本格運行を開始した[1]

王子駅駒込駅を結ぶ「王子・駒込ルート」、駒込駅を起終点として田端駅を経由する「田端循環ルート」の2ルートが運行されている。

また、浮間ルートを令和6年3月27日に運行を開始した

沿革

  • 2008年平成20年)
  • 2010年(平成22年)
    • 3月 - 公募により愛称を「Kバス」に決定[1]
    • 4月1日 - モデル運行を終了、「Kバス」として本運行を開始[1]
    • 4月 - 延べ利用者100万人を達成。
  • 2012年(平成24年)1月 - 延べ利用者200万人を達成。
  • 2013年(平成25年)10月 - 延べ利用者300万人を達成。
  • 2015年(平成27年)6月 - 延べ利用者400万人を達成。
  • 2016年(平成28年)3月 - 延べ利用者500万人を達成。
  • 2024年(令和6年)3月27日:浮間ルートの運行を開始。[2]

運行内容

運賃・乗車券類

2008年(平成20年)6月現在、運賃は大人・小人とも100円。回数券が11枚綴りで1000円、一日乗車券は300円となっている。

PASMOSuicaなど交通系ICカードも利用できる。

2路線にまたがって乗車する際は、2路線通しで100円である(初めの路線の乗車時に乗り継ぐ旨を申し出て乗継券を受け取り、次の路線乗車時に運賃の代わりに乗継券を渡す。乗り継ぎ可能な停留所が定められているので注意)。

2008年(平成20年)9月1日より、隣接する文京区のコミュニティバス「Bーぐる」と回数券が共通化され、双方の回数券で乗車することが可能となった。「Bーぐる」も同じ日立自動車交通が運行受託しているからできたことではあるが、複数の自治体のコミュニティバスで共通回数券が利用できるのは特筆すべき試みである。

現行路線

3路線あり、おおむね7時より20時までの間20分間隔または24分間隔で運行される。運行ダイヤは浮間ルートを除き、平日と土・休日で同一である。

王子・駒込ルート

田端循環ルート

  • JR駒込駅(南口)→田端区民センター→JR田端駅(文士村記念館前)→滝野川福祉保健センター→JR駒込駅(南口)

浮間ルート

2024年3月27日より運行を開始。[2]

2025年4月1日の改正より土・休日ダイヤが設定された[3]

車両

専用車両は、小型ノンステップバス日野・ポンチョ(ロングボディ)が使用される。車体デザインは白をベースに、北区の花であるの花びらを組み合わせた、Kマークをアクセントとしている。車両は日立自動車交通が所有する[1]

  • 日野・ポンチョ(SDG - HX6JLAE)[1]
  • 定員:36名(座席12席)[1]
  • 車両数:3台(王子・駒込ルート2台、田端循環ルート1台)[1]

このほか、日立自動車交通カラーの日野・ポンチョが代走することもある。

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k 北区コミュニティバス《愛称名「Kバス」》のご案内”. 東京都北区. 2020年7月19日閲覧。
  2. ^ a b 北区コミュニティバス(浮間地域ルート)が運行します!!”. 東京都北区 (2024年3月27日). 2025年4月5日閲覧。
  3. ^ コミュニティバス(浮間ルート)のルートとダイヤが変わります”. 東京都北区 (2025年3月12日). 2025年4月5日閲覧。

関連項目

外部リンク


Kバス(北区コミュニティバス)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 02:11 UTC 版)

日立自動車交通」の記事における「Kバス(北区コミュニティバス)」の解説

詳細は「北区コミュニティバス」を参照 王子駒込ルートJR王子駅 - 北区役所 - JR駒込駅 - JR王子駅 田端循環ルートJR駒込駅 - JR田端駅 - JR駒込駅2008年平成20年4月27日:「事業持続調査検討を行うモデル運行」を目的に、「北区コミュニティバス」として開業2010年平成22年4月モデル運行終了愛称を「Kバス」として本運行開始

※この「Kバス(北区コミュニティバス)」の解説は、「日立自動車交通」の解説の一部です。
「Kバス(北区コミュニティバス)」を含む「日立自動車交通」の記事については、「日立自動車交通」の概要を参照ください。

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