jack-o-lantern
「jack-o-lantern」の意味・「jack-o-lantern」とは
「jack-o-lantern」は、ハロウィンのシンボルとして知られる、中をくり抜いて顔が彫られたカボチャのランタンを指す英語の表現である。この名前は、アイルランドの伝承に登場するジャックという名の人物と、ランタンを組み合わせたものである。ハロウィンの夜には、家々の玄関先にこれらのランタンが飾られ、その光が訪れる子供たちを迎える。「jack-o-lantern」の発音・読み方
「jack-o-lantern」の発音は、IPA表記では /ˌdʒæk oʊ ˈlæn.tərn/ である。IPAのカタカナ読みでは「ジャック・オウ・ランタン」となる。日本人が発音するカタカナ英語では「ジャックオーランタン」と読む。「jack-o-lantern」の定義を英語で解説
A "jack-o-lantern" is a lantern made from a hollowed-out pumpkin in which holes are cut to represent facial features, typically made for Halloween. The term is derived from an Irish legend about a man named Jack and the use of lanterns.「jack-o-lantern」の類語
「jack-o-lantern」の類語としては、「pumpkin lantern」がある。これも同様に、中をくり抜いて顔が彫られたカボチャのランタンを指す表現である。「jack-o-lantern」に関連する用語・表現
「jack-o-lantern」に関連する用語としては、「Halloween」、「trick or treat」、「costume」などがある。これらはすべてハロウィンの祝祭に関連した表現である。「jack-o-lantern」の例文
1. We carved a scary face into the jack-o-lantern.(私たちはジャックオーランタンに怖い顔を彫った。)2. The jack-o-lantern was glowing in the dark.(ジャックオーランタンが暗闇で光っていた。)
3. The children were excited to see the jack-o-lantern.(子供たちはジャックオーランタンを見て興奮していた。)
4. She put the jack-o-lantern on the porch.(彼女はジャックオーランタンを玄関先に置いた。)
5. The jack-o-lantern added a festive touch to the Halloween decorations.(ジャックオーランタンがハロウィンの装飾に祭りの雰囲気を添えた。)
6. He made a jack-o-lantern with a funny face.(彼は面白い顔のジャックオーランタンを作った。)
7. The candle inside the jack-o-lantern flickered.(ジャックオーランタンの中のろうそくが揺らいでいた。)
8. The jack-o-lantern looked spooky in the moonlight.(ジャックオーランタンは月明かりの中で不気味に見えた。)
9. They used a large pumpkin to make the jack-o-lantern.(彼らは大きなカボチャを使ってジャックオーランタンを作った。)
10. The jack-o-lantern was a perfect addition to the Halloween party.(ジャックオーランタンはハロウィンパーティーにぴったりの追加品だった。)
ジャック‐オ‐ランタン【jack-o'-lantern】
ジャック・オー・ランタン
(Jack-o'-lantern から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/12 03:24 UTC 版)
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ジャック・オー・ランタン(英: Jack-o'-Lantern[注釈 1][注釈 2])は、アイルランド、および、スコットランド(いずれもケルト系文化が色濃い)に伝わる鬼火のような存在。
日本語ではジャック・オー・ランタン以外にも「ジャック・オ・ランタン」や「ジャッコランタン」、あるいは"-o'-"に当たる部分を省略した「ジャックランタン」との表記・発音もある。漢語との混ぜ書きでは「提灯ジャック」とも言う。
「ランタン持ちの男」が由来である。火の玉の姿のほか、光る衣装を身にまとうカボチャ頭の男の姿で現れることもある。
概要
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語源
ジャック・オー・ランタンの語源は、17世紀のイギリスで使われていたランタンを持った男や夜警を指す言葉とされる。 当時のイギリス人は、名前を知らない男性をジャックのような通称で呼ぶことが多かったため、ランタンを持った見知らぬ男を"Jack with the lantern"や"Jack of the lantern"などと呼んでいた。[1]
伝承の人物
生前に堕落した人生を送ったまま死んだ者の魂が死後の世界への立ち入りを拒否され、悪魔からもらった石炭を火種にし、萎びて転がっていたカブ(ルタバガ)をくりぬき、それを入れたランタンを片手に持って彷徨っている姿だとされている(→ウィル・オー・ザ・ウィスプ)。
また、悪賢い遊び人が悪魔を騙し、死んでも地獄に落ちないという契約を取り付けたが、死後、生前の行いの悪さから天国へ行くことを拒否され、悪魔との契約により地獄に行くこともできず、カブ(ルタバガ)に憑依し安住の地を求めこの世を彷徨い続けている姿だともされている。
旅人を迷わせずに道案内をすることもあるという。
本来は橙色のカボチャではなく、白いカブを使うものであるが、それも本来は故人の白い頭蓋骨を模したものであると考えられる。さらにそれも本来は、本物の故人の白い頭蓋骨を使用していたと考えられる。現在でも中南米には、故人の頭蓋骨内に蝋燭を灯して頭蓋骨が光り輝くことで、頭蓋骨に故人の魂=霊が宿り(光=霊=命)、故人が生き返ったものとして扱い、家族で頭蓋骨を囲んで祝う風習がある。それと同じ意味合いの風習が、ジャック・オー・ランタンの起源だと推測される。祖霊を祭ることで、祖霊が子孫を悪霊から守ってくれることを期待したものと考えられる。キリスト教には天国や地獄に行った魂=霊が家族の元に返ってくるという教義はなく、また、天国にも地獄にも行けない魂=霊では故人にも家族にも不名誉だということで、ジャック・オー・ランタンの本来の起源や趣旨が忘れられたものと推測される。
灯具
この話がアメリカに伝わったのち、カブのランタンは、移民したアイルランド人によりアメリカでの生産が多かったカボチャのランタンに変化したが、スコットランドでは現在もカブ(ルタバガ)を使っている。このほか、毎年10月31日のハロウィンの日に作るカボチャのロウソク立てを「ジャック・オー・ランタン」と呼び、善霊を引き寄せ、悪霊たちを遠ざける効果があるといわれている。
脚注
注釈
- ^ アメリカ英語発音:[ˈdʒækə læntərn] ジャカランターン
- ^ イギリス英語発音:[ˌdʒæk ə ˈlæntən] ジャッカランタン
出典
- ^ “The History of 'Jack-O'-Lantern'”. 2024年8月12日閲覧。
関連項目
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