Jリーグの開催
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/11 10:14 UTC 版)
「秋田市八橋運動公園陸上競技場」の記事における「Jリーグの開催」の解説
「ブラウブリッツ秋田#スタジアム」も参照 初めて開催されたJリーグ公式戦は1995年5月13日のJリーグ1stステージ第16節のジェフユナイテッド市原vs横浜マリノスである。その後、鹿島アントラーズが1996年と1999年に、市原が1996年と2001年と2004年に、モンテディオ山形が2004年にホームゲームを開催した。 また、2013年までは当時JFL所属だったブラウブリッツ秋田がホームスタジアムの一つとして使用していたが、ブラウブリッツがJ3リーグ参入して以降は公園内にある秋田市八橋運動公園球技場(あきぎんスタジアム/A-スタ)をホームスタジアムとして登録していた。本競技場は収容人員こそJ1リーグ基準(15000人以上)を確保しているが、クラブライセンス制度に基づいたJ2リーグ以上の昇格に必要とされるスタジアム基準に適しておらず(照明設備の未整備など)、ブラウブリッツのJリーグ準加盟の際にはスタジアム改修に対して約2万人の署名を集め、改修の検討を関係する自治体に要望していた。なお、J3リーグでは一部ライセンス基準が異なることもあり、2015年以降はブラウブリッツ主管の試合が1試合ずつ開催されている。 2017年、クラブがJ2昇格の成績上での条件を満たしていながらスタジアムの設備要件からJ2昇格が叶わない状況を受けて、秋田県が中心となって将来的なサッカー専用スタジアム建設を見据えた検討委員会を設置、2018年1月に提言をまとめている。ただし、秋田県知事の佐竹敬久が費用面や技術面、複合型スタジアムとしていること等からこの提言の内容に懸念を示し、建設の方向性が不透明なこともあり、秋田市が暫定的な措置として本陸上競技場のライセンス充足のための大規模改修を検討。2018年2月補正予算案に、ナイター照明灯、大型映像装置の新設、ロッカールーム、ドーピング室改修などを盛り込んだ計画を盛り込み、これが市議会で承認されたことで改修工事に着手した。2019年のライセンス申請に当たって、ブラウブリッツ秋田は本陸上競技場を本拠地としてJ2ライセンスを申請、これが承認されてJ2ライセンスを取得した(2019年は本拠登記はA-スタのままではあったが、実質的にソユスタに本拠地を移転させており、2020年から正式な本拠登記もソユスタに変更された)。ただしJリーグライセンスのB等級とされる「スタジアムの屋根の敷設率」「トイレの総台数」が基準を満たしていないため、Jリーグより改善勧告を受けている。 結果的に2021年シーズンにJ2昇格を果たした。
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