ホームスタジアムの整備
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/04 04:09 UTC 版)
「いわてグルージャ盛岡」の記事における「ホームスタジアムの整備」の解説
ホームスタジアムであるいわぎんスタジアムは、収容人員が4,938人、そのうちメインスタンドと、ゴール裏以外は芝生席であるとともに、ナイター開催に必要な照明設備が設置されておらず、J3昇格後もナイトゲームをホームで開催できなかった。 照明設備に関してはJリーグが2016年に改正したスタジアムの整備条件において、「2022年6月までに一定の基準を充足した照明設備を整えること」をJ3のクラブにおいても求めており、照明塔が設置されない場合は日本フットボールリーグ(JFL)への強制降格がありえるため、県民が中心となってスタジアムの整備に向けた署名を実施し、2019年6月にクラブが14万人分の署名と要望書を岩手県と盛岡市に提出した。クラブは2020年9月に、特例規定(ライセンス取得後3年以内に既存施設の改修を完了させるか、昇格後5年以内にホームスタジアムを「Jリーグが掲げる理想のスタジアム」の要件を満たすスタジアムとすること)を適用したJ2ライセンスの申請が承認された。 いわスタでは2020年10月から2021年3月の予定で、Jリーグの開催要件に定める照明塔の設置工事を実施し、2021年6月から使用を開始した。この照明設備設置事業費の一部については、いわてグルージャ盛岡の主要株主であるNOVAホールディングス及び関連会社からの企業版ふるさと納税を活用している。 一方、J2ライセンスの特例要件の充足に向けては、グルージャが2022年シーズンにJ2昇格を果たしたことで2024年までに建設計画を提出しないとライセンスが取り消しになることから検討の必要に迫られているが、盛岡市の関係者はNHK盛岡放送局の取材に対して「(盛岡南公園内に整備中の)野球場のことを考えると建設費用は100億円前後は考えられる」「いわぎんスタジアムを改修するにしても、結果的に費用は新たに作った場合と変わらないのでは」と述べた上で、県の担当課長共々クラブがスタジアムの構想を示すべきとの見解を述べている。これに対し、グルージャ代表の坂本達朗はスタジアムの新設を念頭に「交通アクセスが良く1万5千人以上収容できるスタジアムで全天候型」「一番の希望は盛岡駅周辺の土地に建設したい」との希望を示している。 なおJ2昇格後最初のホームゲームとなる、2022J2第5節の栃木SC(3月20日)、第6節のレノファ山口FC(同26日)の2試合については、いわスタの改修に伴う処置として、北上総合運動公園陸上競技場(入場可能人数6388人=メインスタンドを除き芝生席)で開催することになった
※この「ホームスタジアムの整備」の解説は、「いわてグルージャ盛岡」の解説の一部です。
「ホームスタジアムの整備」を含む「いわてグルージャ盛岡」の記事については、「いわてグルージャ盛岡」の概要を参照ください。
- ホームスタジアムの整備のページへのリンク