Hontoとは? わかりやすく解説

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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/04/03 17:11 UTC 版)

大日本印刷 > Honto

honto(ホント)は、大日本印刷丸善ジュンク堂書店文教堂トゥ・ディファクトと共同で運営する、マルチプラットフォーム電子書籍配信・販売サイトである。

沿革

ウェブの書斎

大日本印刷は2001年3月21日から、パソコン向けの電子書籍と、オンデマンド印刷による本の販売をおこなうECサイトウェブの書斎」(ウェブのしょさい)の運営を開始した[1][2][3]

開始時は講談社集英社新潮社中央公論新社の既刊作品から小説を中心とした約360タイトルが用意された[1][2]。書体は大日本印刷の開発した秀英書体が用いられ、販売する電子書籍のファイル形式はドットブック(.book)またはPDFが採用された[1][2]

honto

2010年11月25日、ウェブの書斎はリニューアルされ、「honto」として運営を開始した[4]。大日本印刷グループのオンライン書店bk1」とシステム統合することにより紙書籍の販売にも対応した[5]。7月時点で1万5000点ほどだったコンテンツ数は約3万点に拡充され、パソコンとアイフォーンに加え、アイパッドにも対応した[4]

なお当社電子書籍の配信事業に際して、2010年8月にNTTドコモジョイントベンチャーによる新会社を通じてドコモ端末向けへの提供を発表しており[6]、12月21日に両社の合弁会社として株式会社トゥ・ディファクトを設立した[7]

2011年1月12日から「2Dfacto」の名称で商用サービスを開始するとともに、hontoの運営主体が大日本印刷からトゥ・ディファクトへ移管された[8]

なお、2Dfactoはhontoのプラットフォームを使用している為に基本的に配信タイトルは共用(同一)であり、「マルチデバイス1コンテンツ」という同一の購入コンテンツを複数の対応端末で閲覧出来る様に共有する機能の提供をサービス開始時に発表しており、2011年6月に実施された。

電子書籍の購入にあたってはhontoアカウントの登録が必須である。決済方法はクレジットカードWebMoney(一部コンテンツのみ)のどちらか選択できる。コンテンツ(厳密には供給元の出版社単位)によってはWebMoneyに対応しておらず、「買い物かご」にWebMoney非決済対応コンテンツが混在している場合はクレジットカード払いのみとなる。

hontoや2Dfactoでの電子書籍コンテンツのページにはbk1丸善ジュンク堂書店文教堂などDNP系列のオンライン書店サイトの商品ページへのリンクボタンを配置しており、当社としては電子書籍コンテンツと紙の書籍どちらもシームレスに購入できることを狙いとしている。将来的にはhonto上で直接bk1での書籍購入を可能としたり、上記のオンライン書店での購買履歴とbk1以外のリアル書店の購買履歴(ポイントカードの情報からと思われる)をhontoアカウント上に集約して閲覧で着る様にする「ハイブリッド型書店」構想や[9]電子書籍閲覧時の位置情報をアップデートする「Sync機能」の提供構想がある。これらを推進する企業として2010年12月に株式会社hontoをDNPグループの丸善CHIホールディングス子会社として設立し、翌2011年6月に株式会社hontoブックサービスへ改称した。

2011年6月より「マルチデバイス1コンテンツ」施策の実行により、hontoサイトと2Dfactoでの購入コンテンツが共用化された。これに伴い閲覧したい対応端末を登録することにより(台数制限あり)、複数の異なる端末間でダウンロードの上に閲覧することが可能となった。なお、ダウンロード期限は一部を除き無期限。

2011年9月22日からはサービス対象端末が拡充された[10]

bk1とサービス統合

2012年5月17日、トゥ・ディファクト、大日本印刷、NTTドコモ、丸善CHIホールディングスは、hontoがオンライン書店ビーケーワン (bk1)」とサービスを統合したと発表した[11][12]

2014年7月に文教堂が運営したオンライン書店「jbook」[13]2016年4月にオンライン書店「MARUZEN & JUNKUDOネットストア」がhontoにそれぞれ統合された[14][15]

2018年7月1日に運営会社が2Dfactoから親会社の大日本印刷に変更された[16]

「本の通販ストア」のサービス終了

2024年3月31日に紙の書籍の通販サービスを終了し、オンライン書店としての通販サービスはe-honと連携することを発表した[17]。 電子書籍サービスおよびリアル書店のポイントサービスは継続するが、電子書籍割引サービスであった読割50は廃止される[18]

電子書籍の閲覧

hontoで購入した電子書籍を読むには、専用のアプリケーションを使う方法と、ウェブブラウザで読む方法が選べる[19]

hontoビューアアプリは、Windows、Mac、iOS、Android用があり、5台まで利用可能となっている[19]

ブラウザビューアは、EPUBコンテンツのみ対応しており、パソコンではMicrosoft EdgeGoogle ChromeSafari、スマートフォンではAndroid6以降(Google Chrome)、iOS(Safari)のそれぞれ最新バージョンに対応している[20]

対応フォーマット

2013年1月29日に電子書籍フォーマットとしてEPUB3.0に対応し、その時点では他に、.book、BSF(BS Reader)、XMDF、MCBOOK[注釈 1]、DIV、OMF[注釈 2]がhontoアプリに対応していた[24]

2025年7月にXMDF、.Book、BS Readerフォーマットの電子書籍の新規販売を終了した[25]

脚注

注釈

  1. ^ MCBookは、モリサワの推進していた電子書籍フォーマット[21]。MCBook Makerは2020年7月31日をもって提供を終了した[22]
  2. ^ OMFはOpen Manga Formatの略で、EPUB仕様を元に集英社が開発したコミック向けの電子書籍フォーマット[23]

出典

  1. ^ a b c ダウンロードと製本の両方に対応、オンライン書籍販売「ウェブの書斎」”. INTERNET Watch (2001年3月21日). 2026年4月4日閲覧。
  2. ^ a b c 大日本印刷、電子書籍とオンデマンド本のECサイト“ウェブの書斎”を開設”. ASCII.jp (2001年3月21日). 2026年4月4日閲覧。
  3. ^ 市川徹 (2001年3月19日). “デジタルファイルと宅配本の両方に対応~大日本印刷が「ウェブの書斎」”. FINANCE Watch. 2026年4月4日閲覧。
  4. ^ a b 島大輔 (2010年11月25日). “大日本印刷が電子書店サイト「honto」をリニューアルオープン”. 東洋経済オンライン. 2026年4月4日閲覧。
  5. ^ 大日本印刷が電子書籍販売サイト「ウェブの書斎」と書店サイト「bk1」をシステム統合、「honto(ホント)」に”. HON.jp (2010年11月25日). 2026年4月4日閲覧。
  6. ^ NTTドコモ 大日本印刷 電子出版ビジネスで提携 NTTドコモ報道発表資料 2010年8月4日
  7. ^ 大日本印刷 NTTドコモ CHIグループ ハイブリッド型総合書店の共同事業会社設立で合意[リンク切れ] 大日本印刷・NTTドコモ・CHIグループ共同ニュースリリース 2010年12月7日
  8. ^ トゥ・ディファクトによる電子書籍サービスを開始 (PDF) トゥ・ディファクト ニュースリリース 2011年1月11日
  9. ^ 2011年3月期 株主・投資家のみなさまへ(事業報告書) (PDF) [リンク切れ] 丸善CHIホールディングス
  10. ^ 電子書籍サービス「honto」がサービス対象端末を拡充 (PDF) トゥ・ディファクト ニュースリリース 2011年9月22日
  11. ^ 永沢茂 (2021年5月18日). “書店サイト「honto」がリニューアル、「bk1」を統合、リアル書店とも連携”. INTERNET Watch. 2026年4月4日閲覧。
  12. ^ ビーケーワンとhontoがひとつになりました。[リンク切れ] honto
  13. ^ jbookとのサービス統合のお知らせ[リンク切れ] honto
  14. ^ 「丸善&ジュンク堂ネットストア」サイト統合のお知らせ|新着情報詳細[リンク切れ] honto
  15. ^ 丸善&ジュンク堂ネットストア サービス終了のお知らせ[リンク切れ] honto
  16. ^ 7月1日より運営会社が親会社の大日本印刷株式会社に変わります”. honto (2018年5月8日). 2018年5月8日閲覧。[リンク切れ]
  17. ^ 「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ”. honto (2023年12月1日). 2026年4月3日閲覧。
  18. ^ 「読割50」サービス終了のお知らせ”. honto|よくあるお問い合わせ. 2026年4月3日閲覧。
  19. ^ a b 電子書籍リーダーのいらない「hontoビューアアプリ」”. honto. 2026年4月3日閲覧。
  20. ^ ブラウザビューア”. honto電子書籍ストア. 2026年4月3日閲覧。
  21. ^ 海上忍 (2011年1月27日). “実は重要! よくわかる電子書籍フォーマット規格!!”. ASCII.jp. 2026年4月3日閲覧。
  22. ^ MCBook Maker提供終了のお知らせ”. モリサワ (2020年4月20日). 2026年4月3日閲覧。
  23. ^ OMF」『デジタル大辞泉』小学館https://kotobank.jp/word/OMFコトバンクより2026年4月3日閲覧 
  24. ^ honto電子書籍ストア、EPUB3.0形式のコンテンツ配信に対応!~ 1月29日以降、順次コンテンツの販売を開始 ~”. ASCII.jp (2013年1月29日). 2026年4月3日閲覧。
  25. ^ 一部の電子書籍フォーマットの販売終了につきまして”. honto (2025年7月14日). 2026年4月3日閲覧。

関連項目

外部リンク


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トラペジウム (小説)」の記事における「honto」の解説

2018年12月度のhonto小説文学ジャンル別月総合ランキングで4位を獲得

※この「honto」の解説は、「トラペジウム (小説)」の解説の一部です。
「honto」を含む「トラペジウム (小説)」の記事については、「トラペジウム (小説)」の概要を参照ください。

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