昆虫疫病菌類
和名:昆虫疫病菌類 |
学名:Entomophthorales |
分布:全世界 |
写真(上):ジャガイモヒゲナガアブラムシに寄生し,周囲に分生子を飛散した昆虫疫病菌の一種Erynia neoaphidis |
説明 接合菌類,ハエカビ目の昆虫寄生菌の総称。4科,約200種あり,硬化病菌類と並ぶ最も重要な昆虫病原菌類。一般に,死体から体外に射出・飛散されて病気の伝染を起こす分生子と,死体内に形成されて不良環境を耐え抜く休眠胞子という2種類の胞子を作る。寄主特異性が高く,培養は比較的難しい。伝染性が強く,寄主の大発生時に流行病を起こすことが多いので疫病菌という名が付いている。微生物的防除への利用が試みられているものもあるが,大量生産が困難なことと分生子の寿命が短いことから,製剤化されたものはない。 |
ハエカビ目
(Entomophthorales から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/11 05:43 UTC 版)
ハエカビ目 (Entomophthorales) は、接合菌に含まれる分類群のひとつである。寄生菌が多く、菌糸が発達しないこと、独特の射出胞子をもつことが特徴である。
- 1 ハエカビ目とは
- 2 ハエカビ目の概要
- 3 培養
- 4 参考文献
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