BinaryClientFormatterSink

.NET Framework クラス ライブラリ リファレンス

BinaryClientFormatterSink クラス

BinaryFormatter を使用するクライアント フォーマッタ シンクの実装を提供します。

名前空間: System.Runtime.Remoting.Channels
アセンブリ: System.Runtime.Remoting (system.runtime.remoting.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Class BinaryClientFormatterSink
    Implements IClientFormatterSink, IMessageSink, IClientChannelSink,
 IChannelSinkBase

Visual Basic (使用法)

Dim instance As BinaryClientFormatterSink

C#

public class BinaryClientFormatterSink : IClientFormatterSink,
 IMessageSink, IClientChannelSink, 
    IChannelSinkBase

C++

public ref class BinaryClientFormatterSink
 : IClientFormatterSink, IMessageSink, IClientChannelSink, 
    IChannelSinkBase

J#

public class BinaryClientFormatterSink implements
 IClientFormatterSink, IMessageSink, 
    IClientChannelSink, IChannelSinkBase

JScript

public class BinaryClientFormatterSink implements
 IClientFormatterSink, IMessageSink, 
    IClientChannelSink, IChannelSinkBase

解説

フォーマッタ シンクの関数では、必要なヘッダーを生成し、ストリームにメッセージをシリアル化します。フォーマッタ シンクに到達すると、ProcessMessage の呼び出しまたは AsyncProcessRequest の呼び出しを通じて、IMessage がチャンネル シンク チェインのすべてのシンクに転送されます。この段階では、メッセージが既にシリアル化されており、情報としてだけ提供されます。メッセージを作成または変更する必要があるシンクは、フォーマッタの前に、シンク チェイン内に配置する必要があります。これは、フォーマッタ シンクへの参照を持っていると考えられる IClientFormatterSink インターフェイスを実装することによって簡単に実行できます。その後、実際のフォーマッタ シンクをシンクチェインに配置できます。

プロパティ	説明
includeVersions	フォーマッタにバージョン情報が含まれるかどうかを指定します。値は true または false です。

継承階層

System.Object
  System.Runtime.Remoting.Channels.BinaryClientFormatterSink

スレッド セーフ

この型の public static (Visual Basic では Shared) メンバはすべて、スレッド セーフです。インスタンス メンバの場合は、スレッド セーフであるとは限りません。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0、1.1、1.0

参照

関連項目
BinaryClientFormatterSink メンバ
System.Runtime.Remoting.Channels 名前空間
その他の技術情報
シンクとシンク チェーン

BinaryClientFormatterSink コンストラクタ

BinaryClientFormatterSink クラスの新しいインスタンスを初期化します。

名前空間: System.Runtime.Remoting.Channels
アセンブリ: System.Runtime.Remoting (system.runtime.remoting.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Sub New ( _
    nextSink As IClientChannelSink _
)

Visual Basic (使用法)

Dim nextSink As IClientChannelSink

Dim instance As New BinaryClientFormatterSink(nextSink)

C#

public BinaryClientFormatterSink (
    IClientChannelSink nextSink
)

C++

public:
BinaryClientFormatterSink (
    IClientChannelSink^ nextSink
)

J#

public BinaryClientFormatterSink (
    IClientChannelSink nextSink
)

JScript

public function BinaryClientFormatterSink (
    nextSink : IClientChannelSink
)

パラメータ

nextSink

シンク チェインの次の IClientChannelSink。

.NET Framework のセキュリティ

• 直前の呼び出し元に対する完全な信頼。このメンバは、部分的に信頼されているコードから使用することはできません。詳細については、「」を参照してください。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Millennium Edition, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition

開発プラットフォームの中には、.NET Framework によってサポートされていないバージョンがあります。サポートされているバージョンについては、「システム要件」を参照してください。

バージョン情報

.NET Framework
サポート対象 : 2.0、1.1、1.0

参照

関連項目
BinaryClientFormatterSink クラス
BinaryClientFormatterSink メンバ
System.Runtime.Remoting.Channels 名前空間

BinaryClientFormatterSink プロパティ

パブリック プロパティ

	名前	説明
	NextChannelSink	シンク チェイン内の次の IClientChannelSink を取得します。
	NextSink	シンク チェイン内の次の IMessageSink を取得します。
	Properties	現在のチャネル シンクのプロパティの IDictionary を取得します。

参照

関連項目

BinaryClientFormatterSink クラス
System.Runtime.Remoting.Channels 名前空間

その他の技術情報

シンクとシンク チェーン

BinaryClientFormatterSink メソッド

パブリック メソッド

( プロテクト メソッド も参照)

	名前	説明
	AsyncProcessMessage	提供されたメッセージを非同期的に処理します。
	AsyncProcessRequest	現在のシンク上でメソッドの呼び出しの非同期処理を要求します。
	AsyncProcessResponse	現在のシンク上でメソッドの呼び出しへの応答の非同期処理を要求します。
	Equals	オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 ( Object から継承されます。)
	GetHashCode	特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 ( Object から継承されます。)
	GetRequestStream	指定したメッセージがシリアル化される対象の Stream を返します。
	GetType	現在のインスタンスの Type を取得します。 ( Object から継承されます。)
	ProcessMessage	現在のシンクからのメッセージ処理を要求します。
	ReferenceEquals	指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 ( Object から継承されます。)
	SyncProcessMessage	提供されたメッセージを同期的に処理します。
	ToString	現在の Object を表す String を返します。 ( Object から継承されます。)

プロテクト メソッド

	名前	説明
	Finalize	Object がガベージ コレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 ( Object から継承されます。)
	MemberwiseClone	現在の Object の簡易コピーを作成します。 ( Object から継承されます。)

参照

関連項目

BinaryClientFormatterSink クラス
System.Runtime.Remoting.Channels 名前空間

その他の技術情報

シンクとシンク チェーン

BinaryClientFormatterSink メンバ

BinaryFormatter を使用するクライアント フォーマッタ シンクの実装を提供します。

BinaryClientFormatterSink データ型で公開されるメンバを以下の表に示します。

パブリック コンストラクタ

	名前	説明
	BinaryClientFormatterSink	BinaryClientFormatterSink クラスの新しいインスタンスを初期化します。

パブリック プロパティ

	名前	説明
	NextChannelSink	シンク チェイン内の次の IClientChannelSink を取得します。
	NextSink	シンク チェイン内の次の IMessageSink を取得します。
	Properties	現在のチャネル シンクのプロパティの IDictionary を取得します。

パブリック メソッド

( プロテクト メソッド も参照)

	名前	説明
	AsyncProcessMessage	提供されたメッセージを非同期的に処理します。
	AsyncProcessRequest	現在のシンク上でメソッドの呼び出しの非同期処理を要求します。
	AsyncProcessResponse	現在のシンク上でメソッドの呼び出しへの応答の非同期処理を要求します。
	Equals	オーバーロードされます。 2 つの Object インスタンスが等しいかどうかを判断します。 (Object から継承されます。)
	GetHashCode	特定の型のハッシュ関数として機能します。GetHashCode は、ハッシュ アルゴリズムや、ハッシュ テーブルのようなデータ構造での使用に適しています。 (Object から継承されます。)
	GetRequestStream	指定したメッセージがシリアル化される対象の Stream を返します。
	GetType	現在のインスタンスの Type を取得します。 (Object から継承されます。)
	ProcessMessage	現在のシンクからのメッセージ処理を要求します。
	ReferenceEquals	指定した複数の Object インスタンスが同一かどうかを判断します。 (Object から継承されます。)
	SyncProcessMessage	提供されたメッセージを同期的に処理します。
	ToString	現在の Object を表す String を返します。 (Object から継承されます。)

プロテクト メソッド

	名前	説明
	Finalize	Object がガベージ コレクションにより収集される前に、その Object がリソースを解放し、その他のクリーンアップ操作を実行できるようにします。 (Object から継承されます。)
	MemberwiseClone	現在の Object の簡易コピーを作成します。 (Object から継承されます。)

参照

関連項目

BinaryClientFormatterSink クラス
System.Runtime.Remoting.Channels 名前空間

その他の技術情報

シンクとシンク チェーン