B級カルト映画としてとは? わかりやすく解説

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B級カルト映画として

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 04:33 UTC 版)

拳銃は俺のパスポート」の記事における「B級カルト映画として」の解説

B級カルト映画特徴として、本作をめぐる当事者映画関係者言葉総じて熱い。 宍戸錠矢作俊彦との対談本作について「やっと出来たって気持ちは、おれの中にもあったな。これは代表作だ。間違いないって気持ちもだ」と語っている。 また西脇英夫本作について日本ではまず不可能とさえいわれていたハードボイルドタッチをみごとに日活アクションの中へとり入れてしまった」とした上で殺し組織の裏切り、逃亡待機相棒惨死復讐にいたる全編ハードなタッチいろどられラスト至って目のさめるよう射撃シーン見せてくれる。おそらくは宍戸錠作品中でも最高の部類属するだろう」としている。 同じく佐藤利明も本作のクライマックスについては「追いつめられ上村が、反撃に出るクライマックスは、おそらくは宍戸錠主演作、いや日活アクション史上、最高のシーン一つだろう」としている。 一方で本作扱いめぐってB級カルト映画ならではのぞんざいさも認められる原作をめぐる事実誤認その1つだが、もう1つ塩崎殺害をめぐる誤説がある。 塩崎あらすじのとおり、暴行を受けながらも、上村との交換条件助けられている。しかし、一般に流布している書物や、インターネット上本作への言及では、作中追手に捕えられた塩崎が「殺された」とする記述多々見られる映画公開当初プレスシートでは「塩崎殺された」と記述されていた。これを再検証することなく日活自身リマスター版DVD紹介サイトでも塩崎殺されたとの記述がある(映画会社側からして間違って記述しており、それが50年近く経って訂正されないという、B級映画らしいぞんざいな扱い受けている)。 日活アクション映画についての精緻なメモをまとめた渡辺武信1970年代著作日活アクション華麗な世界』は、その後日活アクション映画に関する多く言及種本となっているが、渡辺もこの著作で、本作のあらすじ自身記憶または日活自身誤ったプレスシート(ないしこれに基づく映画雑誌記事)に頼って書き塩崎殺された」と誤って記述していた。 本作公開当時大きなヒットにならなかったため、1970年代以降は、名画座などでの企画や、希にテレビで深夜再放送為されない限り容易に見ることができない作品であった。そのため、これらの情報依存した後続フォロワー西脇英夫その1人)が鵜呑みにした結果ネット上でもこの映画について塩崎殺された」と記述される事例多発している。

※この「B級カルト映画として」の解説は、「拳銃は俺のパスポート」の解説の一部です。
「B級カルト映画として」を含む「拳銃は俺のパスポート」の記事については、「拳銃は俺のパスポート」の概要を参照ください。

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