アスカ
アスカとは、外国から伝来した文化をもとに、日本文化が初めて花開いた飛鳥時代の年号、飛鳥からとった。初代は1983年4月発売、そのときのモデル名はフローリアン・アスカといった。66年から販売していたフローリアンの後継車で、GMのワールドカー、Jカーの一環として開発したモデルだった。
FFの4ドアセダン。ホイールベース2580mm、全長4430/4440mm、全幅1670mm、全高1375mmのサイズで、エンジンはガソリンが1.8L・SOHC・ 105ps、同2Lの110/115ps、ターボの150psとあり、ディーゼルの2L・SOHC・自然吸気・66psと合わせて5種と豊富だった。83年8月、ディーゼルターボ・89psエンジンを追加。84年6月、ディーゼルターボ車に3速ATを加えた。9月、2Lガソリン車にNAVI-5(5速MTを電子制御してAT化したミッション)を設定。翌年2月にはディーゼルエンジン車にもNAVI-5を採用した。
85年11月、イルムシャー(ドイツのチューナー)仕様を加えた。ガソリンターボで150psの出力に変更はないが、足まわりのチューニングやエアロパーツ、モモ製ステアリング、レカロ製シートなどが専用となり、ヘッドランプは角型4灯となって、他グレードと区別した。
90年6月、CXを発売したが、いすゞ製は生産中止、ハードウェアはスバルの初代レガシィ・セダンに変わった。エンジン(富士重工業製)はガソリンだけで1.8Lと2L、駆動方式はFFと4WDがあった。
94年3月、新型車に変わったが、今度はホンダ製のアコードで、エンジン(ホンダ製)は2Lの135ps、4速ATだけとなった。アコードとの違いはバッジ類のほか、フロント・グリルのデザインを変えていた。97年10月、4代目に変わった。ハードウェアは6代目アコードとなり、“3”から5ナンバー仕様に戻った。エンジンは1.8Lリーンバーン・140psと、2L・VTEC・150psをそろえ、駆動方式はFFだけ。99年2月、一部改良を行ったが、2002年5月、販売終了。
自社開発車両のあと、レガシィのOEM、ついでアコードのOEMとなった経緯については、まず88年3月に富士重工業と相互に製品のOEM供給をする契約を締結。これが切れたことに伴って、今度はホンダと93年4月、相互に製品を供給し合う、という契約を結んだことからだった。
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