2035年9月2日の日食
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/09/06 17:23 UTC 版)
2035年9月2日の日食 | |
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日食の進行の様子を示した図
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日食の種類 | |
性質 | 皆既日食 |
ガンマ値 | 0.3729 |
食分 | 1.0320 |
最大食 | |
持続期間 | 2分54秒2 |
所在地 | 南鳥島近海 |
座標 | 北緯29度6.3分 東経158度4.8分 / 北緯29.1050度 東経158.0800度 |
食帯の最大幅 | 116.3 km |
時間 (UTC) | |
(P1) 部分食始 | 23:15:15.2 |
(U2) 中心食始 | 00:15:34.9 |
最大食 | 01:55:15.4 |
(U3) 中心食終 | 03:35:02.4 |
(P4) 部分食終 | 04:35:26.6 |
参照 | |
サロス周期 | 145番(全77回の23番目) |
Catalog # (SE5000) | 9586 |
2035年9月2日の日食(2035ねん9がつふつかのにっしょく)は、観測する地域によって皆既日食または部分日食として観測される。本記事での時刻は、特記のない限り協定世界時 (UTC) にて記す。観測可能な場所については Xavier Jubier による経路地図[1]を参考とした。
日食
部分日食はアジア(西アジアの一部を除く)、太平洋の広い範囲と北アメリカ西部で見られる。部分日食が9月1日23時15分15秒に始まった後、翌2日0時15分34秒に中華人民共和国新疆ウイグル自治区ホータン市北方で皆既日食が始まる。中心食帯は甘粛省、内モンゴル自治区、山西省、河北省、北京市、天津市を通ったのち渤海に抜ける。その後は遼東半島を横切って黄海と朝鮮半島を通過し、日本海に入る。
その後、日本列島を横断、北陸地方と北関東を中心に皆既日食が見られる[2][注 1]。日本で皆既日食が観測できるのは2009年7月22日の日食以来26年ぶり[3]、本土(離島を除く日本の陸上)で観測できる規模のものとしては北海道北東部で観測された1963年7月20日の日食(日本時間では21日)[4][5]以来72年ぶり[2]、本州では1887年8月19日の日食[6][7]以来148年ぶりとなる[2]。
そして太平洋に入り、1時55分15秒に南鳥島北東の 北緯29度6.3分 東経158度4.8分 / 北緯29.1050度 東経158.0800度で最大食を迎え、食分は1.0320、中心食帯の幅は約116 km、皆既日食の継続時間は2分54秒に達する[2]。その後は陸地を通らず、ハワイ諸島南東の海上で3時35分2秒に皆既日食は終了し、4時35分26秒に部分日食も終了する。
皆既日食が見られる国・主な都市
中国
北朝鮮
韓国 - 江原特別自治道高城郡をわずかに通過するだけであり、都市は通らない。
日本 - 東京23区や金沢市はわずかに皆既帯[8]から外れるが、北陸地方から北関東にかけて以下の都市を通る[2][注 1]。
脚注
- 注釈
- 出典
関連項目
- 日食の一覧
- 2009年7月22日の日食 - 日本で観測できた前回の皆既日食(トカラ列島や奄美大島北部、硫黄島など一部のみ)。
- 2030年6月1日の日食 - 日本で観測できる直近の金環日食(北海道の大部分で観測可能)。
外部リンク
- Solar Eclipse Paths: 2035 Sep 02 - NASA
- 2035 September 2 Total Solar Eclipse - Xavier Jubier
- 日食各地予報:2035/09/02 (令和17年09月02日) 皆既日食 - 国立天文台
- 2035年9月2日-北陸から関東で皆既日食 - 日食ナビ
- 2035年9月2日の日食のページへのリンク