2021年のMotoE

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2021年のMotoE

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/10/29 23:58 UTC 版)

2021年の FIMロードレース世界選手権
前年:	2020	翌年:	2022
2021年のMotoGP 2021年のMoto2 2021年のMoto3

2021年のMotoEは、FIMロードレース世界選手権の第73回大会の電動バイクのクラスで、MotoEとしては3年目のシーズンとなる。ディフェンディングチャンピオンのジョルディ・トーレスが2連覇を達成した。

エントリーリスト

車両は全チームがエネルジカ・エゴ・コルサ（英語版）を使用する

チーム No. ライダー 出場ラウンド テック3 E-Racing 3 ルーカス・トゥロヴィッチ[1] 全戦 19 コランタン・ペロラーリ[1] 全戦 オープンバンク・アスパル・チーム 6 マリア・エレーラ 全戦 54 フェルミン・アルデゲル[2] 全戦 Indonesian E-RacingグレシーニMotoE 9 アンドレア・マントヴァーニ[3] 全戦 11 マッテオ・フェラーリ[3] 全戦 アヴィンティア・エスポンソラマ・レーシング 14 アンドレ・サムエル・シルヴァ・ピレス[4] 全戦 18 シャビエ・カルデルス[4] 全戦 LCR E-Team 21 ケヴィン・ザンノーニ 全戦 71 ミケル・ポンス 全戦 オンゲッタSIC58スクアドラ・コルセ 27 マッティア・カサデイ 1-4, 6-7 43 ステファノ・ヴァルトゥリーニ 5 ポンス・レーシング40 HPポンス40 40 ジョルディ・トーレス[5] 全戦 53 ジャスパー・イウェマ[6] 全戦 ワン・エナジー・レーシング 51 エリック・グラナド[7] 全戦 オクト・プラマックMotoE 61 アレッサンドロ・ザッコーネ 全戦 68 ヨニー・エルナンデス 全戦 ダイナボルト・インタクトGP 77 ドミニク・エガーター[8] 全戦 アヴァン・アジョMotoE 78 大久保光[9] 全戦 Sourse:[10]

凡例 レギュラーライダー 代役参戦

ライダーの変更

• アレックス・デ・アンジェリスは、2020シーズンを以て現役を引退した^[11]。
• アレッサンドロ・ザッコーネは、デ・アンジェリスの後任としてIndonesian E-RacingグレシーニMotoEからオクト・プラマックMotoEに加入した。
• アンドレア・マントヴァーニが、ザッコーネの後任としてIndonesian E-RacingグレシーニMotoEに加入しMotoEにデビューする^[3]。
• ヨニー・エルナンデスが、ジョシュア・フックの後任としてオクト・プラマック MotoEに加入しMotoEにデビュー、2017年以来4年振りにのMotoGPパドックに復帰する。
• エリク・グラナドは、ヤコブ・コーンフェールの後任としてアヴィンティア・エスポンソラマ・レーシングからワン・エナジー・レーシングに加入する^[7]。
• アンドレ・サムエル・シルヴァ・ピレスが、グラナドの後任としてアヴィンティア・エスポンソラマ・レーシングに加入しMotoEにデビューする^[4]。
• コランタン・ペロラーリが、トンマーゾ・マルコンの後任としてテック3 E-Racingに加入しMotoEにデビューする^[1]。
• ケヴィン・ザンノーニとミケル・ポンスが、FIM世界耐久選手権の日程とブッキングするためにチームを離脱したザビエル・シメオンとニッコロ・カネパの後任としてLCR E-Teamに加入しMotoEにデビューする^[12]。
• 大久保光が、ニキ・トゥーリの後任としてアヴァン・アジョMotoEに加入しMotoEにデビューする^[9]。
• フェルミン・アルデゲルが、アレハンドロ・メディーナの後任としてオープンバンク・アスパル・チームに加入しMotoEにデビューする^[2]。
• ジャスパー・イウェマが、今季より2台体制に拡大するポンス・レーシング40に加入しMotoEにデビュー、2015年以来6年振りにMotoGPパドックに復帰する^[6]。

チームの変更

• マルクVDSレーシングチームと同チーム所属のマイク・ディ・メッリオは、ディ・メッリオが並行参戦するFIM世界耐久選手権のカレンダーがブッキングし、チームも代わりのライダーを探す十分な時間がないことから、今季のMotoE参戦を取り止めた^[13]
• ポンス・レーシング40が2台体制に拡大し、マルクVDSレーシングチームの参戦取り止めにより空いた枠を補填する。

シーズン途中の変更

• マッティア・カサデイは、新型コロナウイルスの陽性反応があり第5戦オーストリアグランプリを欠場した。代役はステファノ・ヴァルトゥリーニが務めた。

レギュレーションの変更

同一週末に2レースが開催される場合、Eポールで決勝レース1・2のスターティンググリッドが決定される。2020年シーズンは、決勝レース1スターティンググリッドはEポールの結果に、決勝レース2のスターティンググリッドは決勝レース1の結果に基づいて決定されていたが、この方式は1年で廃止されることとなった^[14]。

グランプリ

2021年のMotoE暫定カレンダーは2020年11月11日に発表され、スペイン、フランス、カタルーニャ、オランダ、オーストリア、サンマリノ（2レース）の6会場で7レースが行われる。^[15]

Rd.		決勝日	レース名称	グランプリ	サーキット
1		5月2日	Gran Premio Red Bull de España	スペインGP	ヘレス・サーキット
2		5月16日	SHARK Helmets Grand Prix de France	フランスGP	ブガッティ・サーキット
3		6月6日	Gran Premi Monster Energy de Catalunya	カタルーニャGP	カタロニア・サーキット
4		6月27日	Motul TT Assen	オランダGP	TTサーキット・アッセン
5		8月15日	Motorrad Grand Prix von Österreich	オーストリアGP	レッドブル・リンク
6	R1	9月18日	Gran Premio Octo di San Marino e della Riviera di Rimini	サンマリノ&リヴィエラ・ディ・リミニGP	ミサノ・ワールド・サーキット・マルコ・シモンチェリ
	R2	9月19日

結果とランキング

結果

Rd.		グランプリ	ポールポジション	ファステストラップ	優勝ライダー	優勝チーム	レポート
1		スペイングランプリ	エリック・グラナド	エリック・グラナド	アレッサンドロ・ザッコーネ	オクト・プラマックMotoE	詳細
2		フランスグランプリ	エリック・グラナド	マッテオ・フェラーリ	エリック・グラナド	ワン・エナジー・レーシング	詳細
3		カタルーニャグランプリ	エリック・グラナド	エリック・グラナド	ミケル・ポンス	LCR E-Team	詳細
4		オランダグランプリ	エリック・グラナド	エリック・グラナド	エリック・グラナド	ワン・エナジー・レーシング	詳細
5		オーストリアグランプリ	フェルミン・アルデゲル	エリック・グラナド	ルーカス・トゥロヴィッチ	テック3 E-Racing	詳細
6	R1	サンマリノグランプリ	ジョルディ・トーレス	ケヴィン・ザンノーニ	ジョルディ・トーレス	HPポンス40	詳細
	R2			ドミニク・エガーター	マッテオ・フェラーリ	Indonesian E-RacingグレシーニMotoE

ライダーズ・ランキング

ポイントシステム

ポイントは15位まで。完走した場合にのみ与えられる。

順位	1位	2位	3位	4位	5位	6位	7位	8位	9位	10位	11位	12位	13位	14位	15位
ポイント	25	20	16	13	11	10	9	8	7	6	5	4	3	2	1

順位 ライダー SPA FRA CAT NED AUT RSA ポイント 1 ジョルディ・トーレス 3 5 3 2 7 1P 13 100 2 ドミニク・エガーター 2 4 2 18 3 2 12F 93 3 マッテオ・フェラーリ 6 8F 7 4 8 4 1 86 4 エリック・グラナド 13PF 1P RetPF 1PF 2F Ret 5 84 5 アレッサンドロ・ザッコーネ 1 3 4 3 6 Ret DNS 80 6 マッティア・カサデイ 4 2 Ret 6 3 2 79 7 ミケル・ポンス 5 DNS 1 10 12 5 3 73 8 ルーカス・トゥロヴィッチ Ret 7 8 5 1 8 15 62 9 フェルミン・アルデゲル Ret 15 6 7 4P 7 7 51 10 ヨニー・エルナンデス 10 6 5 9 10 9 Ret 47 11 大久保光 7 Ret 9 8 5 Ret 6 45 12 ケヴィン・ザンノーニ 14 11 12 13 9 6F 4 44 13 コランタン・ペロラーニ Ret 9 10 11 13 12 10 31 14 アンドレア・マントヴァーニ 8 DNS 14 14 11 11 9 29 15 マリア・エレーラ 9 10 11 15 17 13 11 27 16 シャビエ・カルデルス Ret 13 Ret 12 18 10 8 21 17 ジャスパー・イウェマ 11 14 Ret 16 14 14 14 13 18 アンドレ・サムエル・シルヴァ・ピレス 12 12 13 17 16 15 DNS 12 19 ステファノ・ヴァルトゥリーニ 15 1 順位 ライダー SPA FRA CAT NED AUT RSA ポイント

色 結果 金色 優勝 銀色 2位 銅色 3位 緑 ポイント圏内完走 青灰色 ポイント圏外完走 周回数不足 (NC) 紫 リタイヤ (Ret) 赤 予選不通過 (DNQ) 予備予選不通過 (DNPQ) 黒 失格 (DSQ) 白 スタートせず (DNS) エントリーせず (WD) レースキャンセル (C) 空欄 欠場 出場停止処分 (EX) P - ポールポジション F - ファステストラップ

出典

1. ^ ^{a b c} “Tulovic and Perolari form Tech3 E-Racing spearhead in 2021”. MotoGP.com (ドルナスポーツ). (2020年12月15日). https://www.motogp.com/en/news/2020/12/15/tulovic-and-perolari-form-tech3-e-racing-spearhead-in-2021/359999 2020年12月16日閲覧。 
2. ^ ^{a b} “Fermin Aldeguer set for MotoE™ debut with Aspar Team”. MotoGP.com (ドルナスポーツ). (2021年2月9日). https://www.motogp.com/en/news/2021/02/09/fermin-aldeguer-set-for-motoe-debut-with-aspar-team/360831 2021年2月10日閲覧。 
3. ^ ^{a b c} “Ferrari stays! Rookie Mantovani joins him at Team Gresini”. MotoGP.com (ドルナスポーツ). (2020年12月11日). https://www.motogp.com/en/news/2020/12/11/ferrari-stays-rookie-mantovani-joins-him-at-team-gresini/359957 2020年12月11日閲覧。 
4. ^ ^{a b c} “MotoE World Cup: Cardelús and Pires with Avintia in 2021”. epaddock.it. ePaddock (2021年2月1日). 2021年2月2日閲覧。
5. ^ “Torres and Pons Racing to defend MotoE World Cup in 2021”. MotoGP.com ([[ドルナスポーツ|]]date=28 October 2020). https://www.motogp.com/en/news/2020/10/27/torres-and-pons-racing-to-defend-motoe-world-cup-in-2021/353696 2020年11月22日閲覧。 
6. ^ ^{a b} “MotoE World Cup: Pons chooses Jasper Iwema for 2021”. epaddock.it. ePaddock (2021年2月24日). 2021年2月25日閲覧。
7. ^ ^{a b} “Eric Granado and WithU Motorsport join forces for 2021”. MotoGP.com (ドルナスポーツ). (2020年11月26日). https://www.motogp.com/en/news/2020/11/26/eric-granado-and-withu-motorsport-join-forces-for-2021/359447 2020年11月26日閲覧。 
8. ^ “Aegerter signs on with Dynavolt Intact GP Team for 2021”. MotoGP.com (ドルナスポーツ). (2020年11月25日). https://www.motogp.com/en/news/2020/11/25/aegerter-signs-on-with-dynavolt-intact-gp-team-for-2021/359407 2020年11月26日閲覧。 
9. ^ ^{a b} “Avant Ajo MotoE and Hikari Okubo join forces for 2021”. MotoGP.com (ドルナスポーツ). (2021年2月2日). https://www.motogp.com/en/news/2021/02/02/avant-ajo-motoe-and-hikari-okubo-join-forces-for-2021/360673 2021年2月2日閲覧。 
10. ^ “2021 FIM Enel MotoE™ World Cup Entry List revealed”. MotoGP.com. ドルナスポーツ (2021年2月24日). 2021年2月25日閲覧。
11. ^ “Alex De Angelis to retire from racing”. mcnews.com.au (MCNews). (2020年10月8日). https://www.mcnews.com.au/alex-de-angelis-to-retire-from-racing/ 2020年11月13日閲覧。 
12. ^ “Miquel Pons and Kevin Zannoni join LCR E-Team for 2021”. MotoGP.com. ドルナスポーツ (2021年2月1日). 2021年2月1日閲覧。
13. ^ “Marc VDS Racing to withdraw from FIM Enel MotoE™ World Cup”. MotoGP.com. ドルナスポーツ (2021年1月21日). 2021年2月28日閲覧。
14. ^ “FIM Enel MotoE World Cup regulation and schedule updates”. motogp.com (ドルナスポーツ). (2021年6月5日). https://www.motogp.com/en/news/2021/06/05/fim-enel-motoe-world-cup-regulation-and-schedule-updates/376564 2021年9月20日閲覧。 
15. ^ “2021 provisional MotoE™ World Cup calendar announced”. MotoGP.com (ドルナスポーツ). (2020年11月10日). https://www.motogp.com/en/news/2020/11/10/2021-provisional-motoe-world-cup-calendar-announced/355702 2021年2月28日閲覧。 

表 話 編 歴 ロードレース世界選手権
年度	1949年 1950年 1951年 1952年 1953年 1954年 1955年 1956年 1957年 1958年 1959年 1960年 1961年 1962年 1963年 1964年 1965年 1966年 1967年 1968年 1969年 1970年 1971年 1972年 1973年 1974年 1975年 1976年 1977年 1978年 1979年 1980年 1981年 1982年 1983年 1984年 1985年 1986年 1987年 1988年 1989年 1990年 1991年 1992年 1993年 1994年 1995年 1996年 1997年 1998年 1999年 2000年 2001年 2002年 2003年 2004年 2005年 2006年 2007年 2008年 2009年 2010年 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年
クラス	MotoGP 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年 Moto2 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年 Moto3 2018年 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年 MotoE 2019年 2020年 2021年 2022年 2023年 2024年