2020年死刑確定囚(2人)
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事件名(死刑囚名)判決確定日事件発生日備考(執行日など)※相模原障害者施設殺傷事件(植松聖) 2020年3月31日 2016年7月26日 1990年(平成2年)1月20日生まれ(現在32歳)。2021年9月20日時点で、東京拘置所に収監中。かつて勤務していた神奈川県相模原市の知的障害者施設で入所者19人を刺殺し、職員を含め26人を負傷させた。公判では動機について「意思疎通のできない重度障害者は不幸を生む」などと障害者への差別発言を繰り返していた。弁護人は公判で「大麻による精神障害で心神喪失状態だった」と無罪を主張していたが、横浜地裁は完全な責任能力を有していたことを認定し2020年3月16日に死刑判決を言い渡した。その後も控訴しない意向を示していたが、弁護人が3月27日付で東京高裁に控訴した。しかし3月30日に被告人・植松自身が控訴を取り下げ、控訴期限が切れた2020年3月31日0時(日本標準時)をもって死刑が確定した。 ※前橋市連続強盗殺傷事件 (T) 2020年9月8日 2014年11月10日2014年12月16日 2021年9月20日時点で東京拘置所に収監中。携帯電話のソーシャルゲームへの課金のための浪費が原因で消費者金融に約120万円の借金があり、携帯電話・電気・ガスを料金滞納で止められていた。群馬県前橋市内で高齢者を次々と襲い2人を殺害、1人に重傷を負わせた。翌2015年2月5日までに強盗殺人容疑などで逮捕された。2016年7月20日に前橋地裁(鈴木秀行裁判長)で死刑判決を受け、2018年2月14日に東京高裁(栃木力裁判長)で控訴棄却判決を受けた。2020年4月14日に最高裁第三小法廷(林道晴裁判長)にて上告審・口頭弁論が予定されていたが、新型コロナウイルスの大流行により緊急事態宣言が発令されたことを受け2020年4月7日付で弁論期日が取り消された。その後、同小法廷は緊急事態宣言解除後に改めて公判期日を指定し、同年7月7日に上告審口頭弁論が開かれ、同年9月8日に上告棄却判決を受けて死刑が確定。
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