2002年~2004年: 『カモン・カモン』および『ヴェリー・ベスト・オブ・シェリル・クロウ』
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1990年代後期から強皮症に関するScleroderma Research Foundation (SRF)に関わり、資金集めイベントで演奏をし、SRF創立者のシャロン・モンスキーと知り合った。2002年、彼女の友人のケント・セクストンが強皮症で亡くなり、彼の葬儀で伝統的聖歌『Be Still, My Soul 』を歌うためアルバムのレコーディングを一時中断。11月、この曲がシングルとして発表され、収益金はSRFに寄付されることとなった。 2002年3月、メリーランド州ベセスダにある全米海軍病院で負傷兵のために歌った。病室でジャム・セッションを行ない愛国精神を表した。彼女は一流の軍医に敬意を表し、彼女の名曲『Sweet Child of Mine 』(私のかわいい子)を即興で『Sweet Doc of Mine 』(私の素敵な医者)に置き換えた。ギターと笑顔で演奏を続けた。 2002年、4枚目となるアルバム『カモン・カモン』(C'mon C'mon )をリリース。この作品は日本ではオリコンアルバムチャート最高位9位と大ヒット。ヒット曲『ソーク・アップ・ザ・サン』が含まれる。日本公演を収めたライブ盤『Live at 武道館』も日本のみリリースされた。翌2003年の第45回グラミー賞ではこのアルバムからの2枚目のシングル 『スティーブ・マックイーン』(Steve McQueen )で最優秀女性ロック・ボーカル・パフォーマンス賞を受賞。またこの作品でも多彩なゲスト(ドン・ヘンリー、レニー・クラヴィッツ、エミルー・ハリス、スティーヴィー・ニックス、リズ・フェア、グウィネス・パルトロウなど)が話題に。 2003年、イラク戦争に反対し、『グッド・モーニング・アメリカ』での演奏中、「I don't believe in your war, Mr. Bush! 」(ブッシュ大統領、私はあなたの戦争を信じない)と書かれたTシャツを着用し、彼女の公式ウェブサイトでこのことについて言及した。第45回グラミー賞でキッド・ロックと演奏した際、大きなピースマークの服、「No War 」(戦争反対)と書かれたギター・ストラップを着用した。 映画『ブリジット・ジョーンズの日記』のため『Kiss That Girl 』を発表。また映画『アイ・アム・サム』のためビートルズの『Mother Nature's Son 』をカヴァー。ラッパーのキッド・ロックとデュエットでクロスオーバー・ヒットした『Picture 』を発表。また彼の『Run Off to L.A 』に助力した。 2003年、ミシェル・ブランチの2枚目のアルバム『Hotel Paper 』の収録曲『Love Me Like That 』でコラボレート。またジョニー・キャッシュのアルバム『American III: Solitary Man 』の収録曲『Field of Diamonds 』にバックグラウンド・ヴォーカルとして、『Wayfaring Stranger 』と『Mary of the Wild Moor 』にアコーディオンで参加した。 2003年、『ヴェリー・ベスト・オブ・シェリル・クロウ』(The Very Best of Sheryl Crow )をリリース。いくつかの新曲を含め、彼女の多くのヒット曲で構成されている。シングルカットされたバラード『ザ・ファースト・カット・イズ・ザ・ディーペスト』(キャット・スティーヴンスの曲のカヴァー)はラジオでパワープレイされ、『オール・アイ・ワナ・ドゥ』以降の爆発的な人気を得た。彼女のラジオでの最大のヒット曲となり、米国のエアプレイチャートで1位を獲得。Billboard Hot 100に36週にわたってチャートインして、プラチナディスクに認定され、Billboard Hot 100では最高14位に達した。アメリカン・ミュージック・アワードにおいても最優秀女性ロックアーティスト賞を受賞。またシングル『Light in Your Eyes 』はラジオで限定放送されアメリカン・ミュージック・アワードでアダルト・コンテンポラリー・アーティスト賞を受賞。 2004年、コール・ポーターの伝記映画『五線譜のラブレター』にミュージカル女優役で出演。
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