2代目 TB3/4型(2012年 - 2018年)
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「アキュラ・RDX」の記事における「2代目 TB3/4型(2012年 - 2018年)」の解説
2012年1月に行われる北米国際自動車ショーに、2代目のプロトタイプを出展することが発表され、同年1月9日公開され、4月より販売を開始した。 先代では20代だったターゲット層を30代前半とより大人向けにシフトさせており、プレミアムなインテリア、快適性や実用性をより重要視している。エクステリアはより滑らかでフラットなデザインとなり空力性能も向上し、アンダーボディパネルは空力だけでなくキャビン内のノイズ低減にも役立っている。ホイールベース、トラック幅が拡大、より低重心となりハンドリング性能も向上した。 エンジンはJ35Y型に大型化され、6速ATが組み合わせられる。駆動方式は従来通りFWDとAWDが設定されているが、AWDに関しては先代のSH-AWDではなく、より軽量シンプルな電動油圧ポンプを電子制御する「REAL TIME AWD(インテリジェント・コントロール・システム)」となった。サスペンションには新たに振幅リアクティブダンパーを採用し、メインピストンバルブ上部にスプリングフローティングバルブを追加した電子制御を用いないシステムで、サスペンションストロークが1-5 mmのライドゾーン、10 mm以上のドライビングゾーンと2つのゾーンで減衰力設定が切り替わる。パワーステアリングはモーションアダプティブEPSをアキュラで初採用した。 室内は先代と同様に前席を優先した設計をしており、カスタマーからの要望が高かった前後席のレッグルームとショルダールーム拡大を実現し、インストルメントパネルは、メータークラスターが3ポッドタイプからシンプルなオープンタイプになるなど、より落ち着いた雰囲気となった。ワンタッチウィンカーを新たに採用、100ミリ秒以下のレバー操作なら3回の点滅で自動キャンセルとなる。カーゴエリアも拡大しリアハッチ開口部は大幅に大きくなり、60/40折りたたみリアシートは、ワンタッチ操作で簡単に折りたためるギミックが付いた。 EPA燃費予想 (city/highway/combined) はFWDが20/28/23 mpg、AWDが19/27/22 mpgとなっており、先代より特にハイウェイモードでの燃費が大きく改善した。ナビやプレミアムオーディオシステムなどが付くテクノロジーパッケージには、新たにパワーテールゲートが採用されている。 製造はオハイオ州・メアリーズヴィル工場から近隣のイーストリバティ工場(en:East Liberty Auto Plant)に移された。
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