2代目 T32型(2013年 - 2020年)
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「日産・ローグ」の記事における「2代目 T32型(2013年 - 2020年)」の解説
2013年9月10日、世界初公開。同日、フランクフルトモーターショーでワールドプレミアされた3代目エクストレイルとの兄弟車となり、型式もT32型に移行。デザイナーはのちにE13型ノートやノート オーラに携わった村林和展である。プラットフォームアーキテクチャについてもエクストレイル同様、新開発のCMF C/Dを採用している。ただし、搭載されるエンジンはエクストレイルとは異なり、先代で採用されたQR25DEの改良版となる。 米国市場では同年11月より販売開始されたが、従来販売されていた韓国市場では2014年11月よりJ11型キャシュカイを、台湾市場では2015年5月よりT32型エクストレイルをそれぞれ後継車種として投入したため、当代の両市場での販売は行われない。 生産については、ルノーサムスン自動車(RSM)が経営悪化からの脱却を図るべく掲げた「RSM2012リバイバルプラン」の一環として、ルノー・日産アライアンスの出資の下、2013年下半期の米国日産スマーナ工場での生産開始に加え、2014年より年間8万台規模で同社釜山工場でも生産することが発表されている。この決定は、日産側にとっては米国製造分だけでは足りない分を韓国から補え、RSM側にとっては工場稼働率の向上と地域産業の活性化に寄与するという双方にとって大きなメリットがあることに加え、米韓FTA発効により、将来的に関税が撤廃されることに鑑みてのものでもある。なお、RSMにとっては初の北米市場への輸出となる。 2014年9月26日、RSM釜山工場で生産されたローグの最初の4千台が釜山新港から北米に向けて出荷された。 2015年2月5日、ルノー日産アライアンスからの増産要請を受け、RSM釜山工場での生産量を年8万台から11万台へ変更。 2015年7月9日、秋から発売開始される2016年モデルの概要を発表。併せて、上述2工場に加えて日産自動車九州でも2016年春より生産することを発表。日産では年産10万台程度の規模での生産を計画することで、2016年度に日本国内での生産台数が100万台を回復することを見込んでいる。
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