1927年(昭和2年) - 1934年(昭和9年)
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「日本の鉄道史」の記事における「1927年(昭和2年) - 1934年(昭和9年)」の解説
1927年(昭和2年)12月30日 : 日本で初の地下鉄が開業。東京地下鉄道の上野駅 - 浅草駅間(現・東京メトロ銀座線)。この鉄道では打子式の自動列車停止装置 (ATS) が使用された。日本における実用的ATSの最初とされている。さらに、日本初の自動改札機(コインターンバー式)も導入された。 1928年(昭和3年)8月1日 : 日本初のトロリーバス(無軌条電車)である日本無軌道電車線が開業。トロリーバスは1932年(昭和7年)の京都市営トロリーバス登場後、戦後になって公共交通機関として普及したが、路面電車同様モータリゼーションの進展で廃止された。 1929年(昭和4年)8月1日 : 日本最初のディーゼル機関車(電気式)DC11形が試運転を行う。 10月1日 : 東武日光線全通。 1930年(昭和5年)12月20日 : 大阪電気軌道桜井線・参宮急行電鉄本線(現・近鉄大阪線・山田線)上本町駅(現・大阪上本町駅) - 山田駅(現・伊勢市駅)間開通。上2路線の内前者は伊勢崎線と直通して、後者は親会社・子会社の路線同士が相互直通運転する形で、どちらも電車を使用して100km以上の長距離運転を行った。国鉄で100km以上の長距離電車運転が行われるのは1950年(昭和25年)の事(戦時買収によって成立した飯田線を含めれば1943年)であり、先進的な試みであった。 1931年(昭和6年)5月1日 : 鉄道用コンテナ(1トン積)を製作。汐留、品川、名古屋、梅小路、福井、八王子、秋葉原、足利、桐生相互間で使用する。好評につき翌年度には取扱駅を増やし150キロ積みコンテナを製作する。
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