紅えらぶ【ベニエラブ】(草花類)
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登録番号 | 第14616号 |
登録年月日 | 2006年 12月 14日 | |
農林水産植物の種類 | ゆり | |
登録品種の名称及びその読み | 紅えらぶ よみ:ベニエラブ |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 有限会社えらぶバイオセンター、株式会社沖永良部球根バイオ研究所 | |
品種登録者の住所 | 鹿児島県大島郡和泊町谷山423番地、鹿児島県大島郡和泊町谷山423番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 大吉憲仁、上村隆一郎、川村幸弘 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「ジョージア」に「ティレノ」を交配して育成されたテッポウユリとアジアンティックハイブリッドの雑種であり、花は中輪で鮮赤紫色の切花及び鉢物向きの品種である。草丈は25~49㎝、茎の直径は10.0~14.9㎜、色は淡緑、毛じは無、節間長は茎の中央部は5㎜未満、止葉下は20~39㎜である。葉序は2/5、葉の全体の形は披針形、ねじれは無、葉幅は20~29㎜、葉長は9~11㎝、葉の光沢は無、葉数はやや少、葉の着生角度は60~89゜である。つぼみの形はⅦ型、花の向きは60~89゜、花房の形状は複総状花序、全体の形はテッポウユリ型である。花径は120~149㎜、内花被の幅は40~49㎜、長さは9~12㎝、外花被の幅は30~39㎜、長さは12~15㎝である。花色は花弁の基部は淡紫ピンク(JHS カラーチャート9202)、地色、中肋部、縁部及び裏面は鮮赤紫(同9507)である。内花被1枚の斑点の数は20~29、外花被1枚の斑点の数は10~19、つぼみの色は暗紫赤(同9710)、内花被の形はⅦ型、外花被の形はⅣ型、内花被の先端の形状はⅢ型、反転の程度はⅧ型、外花被の先端の形状はⅦ型、反転の程度はⅧ型、花被のねじれは 1/8未満、花被上の乳状突起は有である。花糸の色は桃、花粉の色は赤褐、第一花梗の長さは30~59㎜、花梗の太さは中、色は緑、花梗への葉の着生は有、第一花梗の向きは30~59゜、一花茎の花数はやや多、花の香りは無、開花期はやや早である。「ファンタジオ」と比較して、つぼみの形がⅦ型であること、花弁の地色が鮮赤紫であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成5年に出願者の温室(鹿児島県大島郡和泊町)において、「ジョージア」に「ティレノ」を花柱切断受粉法により交配、胚培養を行い、その個体の中から選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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