黒人・アフリカ系アメリカ人(Black or African American)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/18 00:37 UTC 版)
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黒人・アフリカ系アメリカ人
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黒人・アフリカ系アメリカ人(Black or African American)はアフリカに起源を持つネグロイドである。黒人(Black)は奴隷などの子孫で出自が不明な者、アフリカ系アメリカ人はアフリカ出自を特定出来る者と分類されている。この分類にはコーカソイドである北アフリカのアラブ人や、他の地域(例えばインド南部)の肌の色の濃い人種は含まれない。黒人の集計では総数、ヒスパニック系による分類の2通りあることに留意。 米国における黒人は大半が16世紀からの奴隷貿易に起源を持つ。19世紀初頭までの約3世紀の間に900 - 1100万人の黒人がアフリカから連れてこられたと推定されている。 米国の最初の国勢調査である1790年の調査では、当時の米国(東部13州)には全人口の19.3%、76万人(うち奴隷70万人)の黒人がいたと報告されている。 当時のスペイン領、フランス領、その他の地域にも黒人奴隷は居たが人口は不明である。 南北戦争の直前の1860年には黒人の人口は444万人(うち奴隷395万人)まで増加したが全人口に対する比率は14%へと下がった。1900年には880万人へと倍増し2000年には3460万人であった。 黒人の出自(出身国)に関しては奴隷貿易という強制連行であり、到着後の取り扱いが人権を否定されたものであった等、白人以上に確定が困難になっている。米国の国勢調査では黒人の出自の集計はされていない。2011年の国勢調査では非ヒスパニック系の黒人は3920万人(12.6%)、アフリカ系アメリカ人(サブサハラアフリカ出自)は240万人(0.8%)で合計は4160万人(13.3%)であった。 国勢調査の人種は主観的な区分であり、本人がいかに認識しているかおよび判断しているかの集計であるが、系譜学者や人類学者の調査では、「黒人の80%には1/8以上の白人の血が混ざっている。」、「白人の30%は黒人の血が混ざっている。」などの報告がある。白人の混血率が30%と意外と低いがこれは19世紀末から20世紀にかけて増加したヨーロッパからの移民による見かけの純血率の上昇である。
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