黒人アフリカ系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/14 05:06 UTC 版)
残りはアフリカ系ペルー人で構成されていて、総人口の約1.2%を占め、植民地時代の奴隷輸入者としてペルーの歴史に残る人々である。今日では、ムラート(アフリカ系とヨーロッパ系の混血)とザンボ(アフリカ系とアメリカインディアンの混血)が人口の重要な一部ともなっており、特にピウラ、トゥンベス、ランバイエケ、リマ、イカなどの地域においてである。アフリカ系ペルー人の人口は主にイカ地方などのリマ南部の海岸都市に集中しており、カニェテ、チンチャ、イカ、ナスカ、アレキパ地方との県境であるアカリなどである。規模は大きいが、あまりよく知られていないアフリカ系ペルー人が住む場所としては、ユンガ地方が挙げられる(北ペルーのアンデス山脈南西部)(ピウラやランバイエケなど)。その地域では、サトウキビ、レモン、マンゴーなどの生産がいまも盛んである。モロポン(Morropón)地方全域では、特にチュルカナス市などに重要なコミュニティが散在する。その一つがチュルカナス市にあるヤパテラ(Yapatera)であり、カンチャケ(Canchaque)に近い山脈地方にも"Pabur"やラ・マタンサ(La Matanza)などのような小さな農業地帯などがある。もっと南側には、サニャという植民都市や、"Capote"やトゥマンといったランバイエケの農業都市などの、重要な黒人アフリカ系が住む地域がある。 Racial and Ethnic Composition in Peru (2006 self-identification survey)Instituto Nacional de Estadística e Informática (INEI)Race/Ethnicity メスティーソ 59.5% ケチュア 22.7% アイマラ 2.7% アマゾン 1.8% 白人 4.9% 黒人・ムラート 1.6% その他 6.7%
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