黒人向け孤児院
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/02/11 07:38 UTC 版)
「ジョンズ・ホプキンズ」の記事における「黒人向け孤児院」の解説
ホプキンズ自身の指示書に従い、Johns Hopkins Colored Children Orphan Asylum(JHCCOA、意味:ジョンズ・ホプキンズ黒人子ども孤児院)は、ギルマンの就任から1年遡る1875年に創設され、現在ではこれが大学創設の起源とされている。教育・生活施設を兼ね備えた救貧院の建設は、『ザ・ネーション(英語版)』紙や『ボルティモア・アメリカン』紙で賞賛された。他のジョンズ・ホプキンズ財団が設立した機構同様、孤児院の関係者がヨーロッパやアメリカの類似施設を視察し、その後視察先と協力することも計画されていた。 孤児院は24人の男子・女子を集めて開設された。ギルマンや後任者の経営下で、孤児院は黒人の女性孤児向けに召使いとしての訓練を行う施設として使われるようになり、続いて黒人肢体不自由者の小児・孤児を受け入れる「整形外科疾患の回復期患者」向け生活施設・学校として使われるようになった。孤児院は開設からおよそ50年後の1924年に閉鎖され、再開設されることはなかった。
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