黒人奴隷アシエントの歴史的展開
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/05/01 05:43 UTC 版)
「アシエント」の記事における「黒人奴隷アシエントの歴史的展開」の解説
はじめはスペイン人やポルトガル人が個人や集団としてスペイン国王と契約し、17世紀後半にはジェノヴァ人やオランダ人も参加するようになった。1701年からはフランスのギニア会社と契約が結ばれた。 1713年にユトレヒト条約が結ばれるとイギリスの南海会社が契約し、年間4800人の奴隷と船1隻分の商品(500トン)を新大陸に供給する権利を獲得した。この契約は当初は会社に莫大な利潤がもたらすと考えられていたが、予想したほどの利益を上げることができなかったため、1750年にこの契約は放棄された。 その後は、カディス黒人会社が1765年から1779年に契約をおこなったが、供給量は年間1000人以下に落ち込み、これ以降は契約はおこなわれていない。
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