魔楼閣
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/14 10:04 UTC 版)
基本システム 本作では、主人公の蔵部景品(以下、「景品」と表記)が、入るたびに階層の構成が変わるダンジョン「魔楼閣」の地下を探索する。ゲームの中では、景品のターン(作中では「景品の振る舞い」と表記)と異形(敵)のターン(作中では「異形のうごめき」と表記)を交互に繰り返す。 階層のどこかには階段か祭壇がある。階段に到達すると次の階層に進む。祭壇にある「秘宝」(後述)を取るとクリアとなり拠点の小堂「任天堂」(後述)に帰還するが、秘宝を取らずに次の階層に進むこともできる。 地図表示 ニンテンドー3DS本体の下画面には景品が現在いる階層の地図が表示される。初期段階では景品の周囲3マス(階層内は正方形のマスで区切られている)の地形だけが表示され、景品が移動するごとに表示範囲が広がっていく。また、異形の多くは下画面の地図上に位置が示されず、上画面で景品との距離(マス数)のみが表示される。 護歩札(ごほふだ) 景品が移動する際には、「護歩札」という札を用いる。札に付記された数字(移動力)分のマスを移動できる。探索開始時に、一定数ストックされている札(白札)から5枚を抽出して手札とし、以降、1枚使用するごとに1枚補充される。護歩札が尽きると移動できなくなる。また、移動手段とは別に、護歩札を異形に投げつけることでその姿が常に見えるようになる「裏使い」という使用方法もある。 護歩札には以下の5種類があり、徒歩札(かちふだ)以外は、使用時に「霊力」(水・土・風・火の属性に関する数値)を1つ使用する。徒歩札 - 特別な効力は無い。数字の範囲は1〜4。 音無札(おとなしふだ) - 異形の傍を通過しても気付かれない。水属性。数字の範囲は1〜3。 壁抜札(かべぬけふだ) - 壁の中を通過できる。土属性。数字の範囲は2〜4。 飛天札(ひてんふだ) - 移動先まで直接飛ぶ。経路上の地形効果は受けない。着地点の周囲2マス以内にいる異形が追跡状態(後述)になる。風属性。数字の範囲は3〜5。 炎走札(えんそうふだ) - 移動経路上に異形がいても通過でき、触れた異形をひるみ状態(後述)にする。経路から2マス以内にいる異形が追跡状態になる。火属性。数字の範囲は2〜4。 地形 通常の床や壁のほか、以下のような地形がある。水晶 - 白札・式札(後述)・換金用の道具・お金のいずれかを入手できるものと、階段か祭壇を出現させるものがある。階層内の全ての水晶を起動させると多くの白札が手に入る。 赤い水晶 - 階層にいる全ての異形が消滅し、体力・霊力・白札が満タンになり、階段が出現する。特定の階層にのみ設置されている。 階段 - 次の階層に進む。移動力が階段までのマス数より多くてもぴったり止まる。 祭壇 - 秘宝を入手して「任天堂」に戻ることができる。秘宝を取らずに次の階層に進むこともできる。特定の階層にのみ現れる。 霊力床 - 乗ると霊力が1回復する。水・土・風・火の属性のものがある。 ショウキ床 - 乗るとダメージ(作中では「痛手」と表記)を受ける。10ダメージの床と20ダメージの床の2種類がある。 回復床 - 乗ると体力が一定量回復する。 異形の状態 追跡 - 景品に向かって近づいてくる。 睡眠 - その場から動かない。景品が上下左右に隣接するかぶつかると目を覚まし、次のターンから追跡状態になる。 徘徊 - 景品には気付かずに移動している。景品が上下左右に隣接するかぶつかると、そのターンから追跡状態になり攻撃してくる。 ひるみ - 一時的に動けなくなっている。炎走札や「呪縛」の式札(後述)の使用時にこの状態になる。 探索失敗 体力が0になると探索失敗となり「任天堂」に戻る。この時、手持ちの道具や式札を失うことがある。 景品がとれる行動の一つに「神頼み」がある。これを行い成功すると手持ちの道具や式札を全て失う代わりに体力・霊力・白札が満タンの状態になるが、失敗すると探索失敗となる。 異形の攻撃を受けて体力が0になった時、まれに景品が「覚醒」することがある。うまくいくと異形を倒し体力が全回復した状態で復活する。
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