駒の名称と動き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/23 14:50 UTC 版)
駒の動きは地方によって異なる。以下は1997年にモンゴル体育運動委員会が策定した「モンゴル将棋競技規則」に従う。 モンゴル語意味音訳IPAモンゴル将棋大会規則地域ルール対応するチェスの駒ᠨᠣᠶᠠᠨ 王爺 ノヨン nɔjɔn 縱、横、斜に1マス。 王で相手の王を詰ますことはできない。 キング ᠪᠠᠷᠰ 獅/虎 ベルス bərs 縦横斜めに何マスでも動くことができる。 日本の将棋の竜王と同じく縦横に何マスでも動け、斜めに1マス動ける。そのため、無力獅、半能虎、目車と呼ばれる。 クイーン ᠲᠡᠮᠡᠭᠡ 駱駝 テメエ Təməə 斜めに何マスでも動くことができる。 王を詰ますことはできない。さもなければ引き分けとなる。 ビショップ ᠮᠣᠷᠢ 馬 メユル Məjr チェスのナイトと同じ動き(八方桂)。 王を詰ますことはできない。さもなければ引き分けとなる。 ナイト ᠬᠠᠩᠭᠠᠢ 勒勒車 ハンガイ xangai 縦横に何マスでも動くことができる。 ルーク ᠬᠦᠦ 兵 フウ xuu チェスのポーンに当たるが、アンパッサンはない。最後列に到達すると獅/虎に成ることができる。対局では初手は必ず、王の前の兵か虎の前の兵を2マス動かす。前者はチャハル式開局、後者はウジムチン式開局と呼ばれる。先手に対して後手は必ず向かい側の兵を2マス動かす(王の前の兵に対しては王の前の兵)。以後は兵は1マスしか動くことはできない。 再後列に到達するとすぐに成ることはできず、斜め後ろに下がる必要がある。3回斜め後ろに下がると虎に成ることができる。もしくは1回斜め後ろに下がると無力獅/半能虎/目車に成ることができる。 ポーン
※この「駒の名称と動き」の解説は、「シャタル」の解説の一部です。
「駒の名称と動き」を含む「シャタル」の記事については、「シャタル」の概要を参照ください。
- 駒の名称と動きのページへのリンク