食通の都市
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/12 05:28 UTC 版)
どの食文化圏の人が評価するかで評価は異なる。 現在、世界一の美食都市としてまず東京が挙げられることが多い。世界で最も権威のある一流レストランの案内書であるミシュランガイドでは、東京がパリを大きく凌いで世界で最も多くの星の数を得ている都市である。世界有数のメディアであるCNNも、東京が「世界一の美食都市」になったと結論付けている。京都も最高峰のレストランという位置づけの三つ星が、2016年版で7軒が得るなど、東京やパリに次ぐ世界屈指の美食都市との評価を受けている。また、世界都市であるニューヨークや香港も世界の一流シェフが集積しており、三つ星レストランの数が比較的多い。 雑誌自体の評価がグルメの間であまり高くなく、あくまで参考情報にしかならないが、アメリカ(つまりイギリス系文化圏)の雑誌『Food & Wine』が選んだ「世界のグルメな都市」2008年-09年では、東京が2年連続で革新的なレストランの多さと素材の良さ(得やすさや豊富さ)から「世界で一番グルメな都市」に選ばれた。ちなみに2位以降は、2位 バルセロナ、3位 コペンハーゲン、4位 ロンドン、5位 ニューヨーク、となっている。イギリス料理は「不味い」というイメージが強く、実際に世界的に見ても評価が低いが、なぜかロンドンが4位にランクインしている。 歴史的に見れば、世界三大料理の中心的都市が挙げられる。西欧料理ではパリは定番である。中華料理では、北京や上海 等々は挙げられる。トルコ料理ではイスタンブールである。
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