頭音法則
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/17 00:32 UTC 版)
語頭の「ㄹ、ㄴ」はいわゆる頭音法則に従わず「ㄹ、ㄴ」のまま表記した(第42項、第43項)。これは形態主義の原則に従って漢字音を常に同一の形態で綴るようにしたものと思われるが、表記法としては諺文綴字法と同様である。 녀자(女子)、로인(老人)、량심(良心)
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頭音法則
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 20:10 UTC 版)
近代朝鮮語においては、主として漢字語に対し頭音法則(詳細は後述「頭音法則」を参照)と呼ばれる子音推移が適用されてきた。 南では,この法則に従い漢字語では頭音に/ㄴ/の一部と/ㄹ/が立たない。 これに対して、北では原則として頭音法則を適用しないため,語頭に/ㄴ/・/ㄹ/が立ちうる。ただし、北のこの発音は朝鮮語の歴史的推移を無視し、借用語の語頭子音が保存されていた時代の発音を規範として人工的に復活させたものである。 例外として,/렬/, /률/は,北でも母音の後では[열],[율]と,ㄹ以外の子音の後では[녈], [뉼]と発音する。 なお、現実には,北でも老年層の話者を中心に,語頭の/ㄴ/・/ㄹ/が発音できず、南と同じ発音をしている者も少なくないと見られる。 実際に、牡丹峰楽団の公演などでも次のような非規範的な発音がみられる(例:렬차→열차、륙보병사단→육보병사당など)。また、これと反対に標準発音では脱落するが、実際には脱落しない現象として、次のような例も見られる(例:대열→대렬)。 また、頭音法則は本来朝鮮語におけるすべての語に適用されるべきものであるが、近代以降の借用語に関しては、南においても頭音法則を適用しないつづり・発音を規範としている。そのため「라디오/라지오(ラジオ)」はそのまま[ɾadio/ɾadʑio]として発音することとなるが、老年層の中には南北問わず[nadio/nadʑio]と発音する人物が少なくない。 そのほか固有語である名詞「님」は、正書法・標準発音法は南北でそれぞれ/임/,/님/とされているが、実際には南北ともに/님/と発音されることが多い。
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頭音法則
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南ではㄹ, ㄴを初声に持つ漢字が語頭に来るとき、頭音法則が適用されるのに対して、北では頭音法則が適用されない。従って次のような差異が生ずる。
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